フルム・ド・モンブリゾン
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フルム・ド・モンブリゾン Fourme de Montbrison | |
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分類 | ブルーチーズ |
原料 | 牛乳[1][2] |
原産国 | フランス |
原産地 | オーヴェルニュ地方とローヌ=アルプ地域圏のロワール県[3] |
生産場所 | 酪農協同組合、酪農工場 |
生産期間 | 一年中 |
形状 | 円筒状 |
大きさ | 直径13cm、高さ19cmほど |
重量 | 1500-2000gほど |
乾燥成分 | 50g/100g |
脂肪分 | 50%以上 |
表皮 | オレンジ色[4] |
熟成 | 最低32日[4]。基本的に2ヶ月ほど。 |
呼称統制 | AOC (1972[3][5], 2002)。詳細は本文参照。 |
フルム・ド・モンブリゾン(フランス語: Fourme de Montbrisont)は、フランスのオーヴェルニュ地域圏とローヌ=アルプ地域圏の一部で生産される、牛乳を原料としたブルーチーズ[3]。フルム (Fourme) は「型」を意味する forme が語源で、これはさらにギリシア語の formos, ラテン語の forma を語源とする[6][7]。モンブリゾンはロワール県のモンブリゾンに由来する[2]。1972年にフルム・ダンベールと合わせてAOC認定され、2002年にそれぞれ単独のチーズとして分割認定された[8][9]。
ほぼ同じチーズと位置づけられる[10]フルム・ダンベールとの違いは、カードを型に入れる際に塩を加えること[4]、表皮の色の違い[4]が挙げられる。表皮がオレンジ色になる理由は熟成時の台によるとも[4]、熟成中に表面を塩水で適宜洗うからともされている[10]。
全て工場で生産されるが、生産量自体は少ないという[8]。
脚注
[編集]- ^ 以下「基本情報」欄は、特記の無い限り下記文献(本間, 増井 & 山田 2009, pp. 84–85)による。
- ^ a b 本間るみ子; 増井和子; 山田友子 著、文藝春秋 編『チーズ図鑑』 182巻(7版)、株式会社文藝春秋〈文春新書〉、2009年、84-85頁。ISBN 4-16-660182-2。
- ^ a b c 日仏料理協会 編『フランス 食の事典(普及版)』株式会社白水社、2007年、538頁。ISBN 978-4-560-09202-6。
- ^ a b c d e “Fourme de Montbrison/フルム ド モンブリゾン”. 株式会社フェルミエ. 2014年10月19日閲覧。
- ^ “Fourme d’Ambert”. fromages-aop-auvergne.com. 2014年10月13日閲覧。
- ^ 前掲 (日仏料理協会 2007, p. 537)。
- ^ 本間, 増井 & 山田 2009, p. 85、チーズを意味するフランス語フロマージュ (Fromage) はこのフルムが語源とも言われる。
- ^ a b “フルム・ド・モンブリゾンAOC”. オーダーチーズ・ドットコム. 2014年10月13日閲覧。
- ^ “Ambert”. Cheese.com. 2014年10月13日閲覧。
- ^ a b “フルム・ダンベール”. 雪印メグミルク. 2014年10月19日閲覧。
外部リンク
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、フルム・ド・モンブリゾンに関するカテゴリがあります。