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ヘンリー・プナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヘンリー・プナ
太平洋諸島フォーラム事務総長
就任
2021年5月24日
前任者メグ・テイラー英語版
クック諸島の旗 第11代 クック諸島首相
任期
2010年11月30日 – 2020年10月1日
代理官トム・マースターズ
前任者ジム・マルライ
後任者マーク・ブラウン英語版
選挙区マニヒキ選挙区
個人情報
生誕 (1949-07-29) 1949年7月29日(75歳)
政党クック諸島党
職業真珠養殖
専業弁護士
左から順にプナ夫人、プナ、ヒラリー・クリントン(2012年)

ヘンリー・トゥアケウ・プナ: Henry Tuakeu Puna[1]1949年7月29日[2] - )は、クック諸島の政治家。現在、太平洋諸島フォーラム事務総長。2010年から約10年間、同国首相を務めた。クック諸島党英語版の代表も務める[3]

政界入りまで

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アイツタキ島で育ち[4]、同島とラロトンガ島で教育を受けた後にオークランド大学タスマニア大学で法学を修めた。政治家になるまでは弁護士をしていた。

父のトゥプアリキは国会議員を務めたことがあり、トゥプアリキの兄のウィリアム・エストールとンジェレティナ・プナも閣僚を務めた。

政治家として

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2004年の総選挙でプナはマニヒキ選挙区から出馬し、首相のロバート・ウーントンと議席を争った[5]。即日開票の結果プナが僅差で敗れたが[6]、申し立てを受けた再集計で無効とされていた数票が認められ、双方の得票が同数となった[7]。そして翌年行われた再選挙でプナが最終的に勝利した[8]

2006年9月にジョフリー・ヘンリーが党代表の座を退くと、プナが新代表に選出された[9]。プナは同年の総選挙のマニヒキ選挙区でアピイ・ピホに敗れたが[10]、党の代表職は続投した。しかし、国会での野党代表は務められないので、これにはトム・マースターズが就いた。2009年9月に党代表に再選された[11]が、議員に復帰するまでは弁護士や真珠養殖をしていた[12][13]。2010年の総選挙でプナ率いるクック諸島党英語版は24議席中16議席を占め、本人も議員に返り咲いた。そして同年11月30日に首相に任ぜられた[14]

2020年6月16日、ブナは年末に行われる太平洋諸島フォーラム事務総長選挙への立候補を目指すため9月までに首相を辞任し、マーク・ブラウン英語版副首相兼財務大臣に譲ると表明[15]。10月1日に首相を退任。2021年2月4日に太平洋諸島フォーラム事務総長選挙がオンラインで執行され、決選投票の結果、マーシャル諸島ジェラルド・ザッキオス英語版駐米大使を9対8で下し当選した[16]。同年5月24日に事務総長に就任[17]

脚注

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  1. ^ Parliamentary General Election – Main Electoral Roll – Manihiki[リンク切れ], Cook Islands Registrar of Electors, 10 May 2010.
  2. ^ 明治大学|南太平洋・クック諸島のプナ首相が公開講演会「クック諸島と日本の関係強化に向けて」を実施(6/16)
  3. ^ “Race begins for Position of Cook Islands Deputy PM”. Radio New Zealand International. (2010年11月19日). http://www.rnzi.com/pages/news.php?op=read&id=57146 2010年11月19日閲覧。 
  4. ^ この節における経歴について、次のウェブサイトにもとづく。New PM sworn in today”. Cook Islands News (2010年11月30日). 2010年12月5日閲覧。
  5. ^ Cooks opposition warns of prime minister losing seat over pearl industry decline”. Radio New Zealand International (2004年9月6日). 2010年1月5日閲覧。
  6. ^ Cooks PM Woonton retains seat”. Radio New Zealand International (2004年9月14日). 2010年1月5日閲覧。
  7. ^ Cooks to vote for new Prime Minister after election draw leads to by-election”. Radio New Zealand International (2004年12月12日). 2010年1月5日閲覧。
  8. ^ Preliminary results show Puna wins Cook Islands by-election”. Radio New Zealand International (2005年2月10日). 2010年1月5日閲覧。
  9. ^ Henry Puna elected as leader of Cook Islands Party”. Radio New Zealand International (2006年9月4日). 2010年1月5日閲覧。
  10. ^ Leader of Cook Islands Party at a loss over election result”. Radio New Zealand International (2006年10月1日). 2010年1月5日閲覧。
  11. ^ Henry Puna still CIP leader”. Cook Islands News (2009年9月23日). 2009年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月5日閲覧。
  12. ^ Manihiki airport case given more time, The Cook Islands Herald, 4 August 2008.
  13. ^ Wong, Helen: Government Instability In The Cook Islands – Causes And Effects, Australian National University, 21 September 2007.
  14. ^ New Cook Islands PM sworn in”. Radio New Zealand International (2010年11月30日). 2010年12月1日閲覧。
  15. ^ “Cook Islands Prime Minister Henry Puna to stand down in September”. ニュージーランド・ヘラルド. (2020年6月17日). https://www.nzherald.co.nz/world/news/article.cfm?c_id=2&objectid=12340708 2020年6月17日閲覧。 
  16. ^ “Dr Jimmie Rodgers Misses Out in PIFS Secretary General Election”. Solomon Times. (2021年2月4日). https://www.solomontimes.com/news/dr-jimmie-rodgers-misses-out-in-pifs-secretary-general-election/10603 2021年2月4日閲覧。 
  17. ^ “Dame Meg Taylor ends time as Secretary General of Forum”. ラジオ・ニュージーランド. (2021年5月26日). https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/443414/dame-meg-taylor-ends-time-as-secretary-general-of-forum 2021年5月28日閲覧。 
公職
先代
ジム・マルライ英語版
クック諸島の旗 クック諸島首相
第11代:2010 - 2020
次代
マーク・ブラウン英語版
議会
先代
アピイ・ピホ
マニヒキ選挙区選出議員
2010 -
次代
(現職)
先代
ロバート・ウーントン英語版
マニヒキ選挙区選出議員
2005 - 2006
次代
アピイ・ピホ
党職
先代
ジョフリー・ヘンリー英語版
クック諸島党代表
2006 -
次代
(現職)