コンテンツにスキップ

ロヴェチ州

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロヴェチ州

Oбласт Ловеч
ロヴェチ州の旗
ブルガリアの旗 ブルガリア
州都 ロヴェチ
基礎自治体 8
政府
 • 州知事 Georgi Terziyski
面積
 • 合計 4,128 km2
人口
(2022年12月)
 • 合計 113,356人
 • 密度 27人/km2
等時帯 UTC+2 (EET)
 • 夏時間 UTC+3 (EEST)
ナンバープレート OB
ウェブサイト oblastlovech.org
テテヴェン近くのグロジェネ僧院
ロヴェチの要塞跡

ロヴェチ州(ロヴェチしゅう、ブルガリア語: Област Ловеч, ラテン文字転写: Oblast Lovech)はブルガリア北西部に位置する

基礎自治体

[編集]
ロヴェチ州の基礎自治体

歴史

[編集]

州都のロヴェチは19世紀民族復興期の建築家コリュ・フィチェト(Колю Фичето、Kolyu Ficheto)による屋根付橋ポクリティア・モスト(Covered Bridge, Lovech)で知られている。

ロヴェチには中世の要塞が残されている。この要塞はペタル2世アセン1世の兄弟によるビザンティンに対する抵抗運動の要であり、彼らは後に第2次ブルガリア帝国を建国した。

オスマン帝国からの独立運動においても、ブルガリア独立運動の英雄ヴァシル・レフスキ(Васил Левски、Vasil Levski)は自ら率いる独立運動組織の拠点をこのロヴェチに置いた。レフスキはオスマン帝国によってロヴェチ近郊で逮捕されている。後に要塞の隣にはロヴェチをたたえる碑石が立てられ、レフスキの活動を紹介する博物館が設立された。

またブルガリアにおける外国語教育の発祥の地でもあり、1881年に同地に設置されていた米国の学校を改組し、1950年ブルガリアにおける初の外国語学校となった。はじめは英語フランス語ドイツ語が教えられていたが、英語学校はソフィアへ、フランス語学校はヴァルナへ移転され、その後はドイツ語専門となっている。そのため同校はドイツ学校(Немската гимназия)と呼ばれている。

脚注

[編集]