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ローラ-アストンマーティン・B09/60

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ローラ-アストンマーティン・B09/60
(アストンマーティン・DBR1-2)
カテゴリー ル・マン・プロトタイプ LMP1
コンストラクター ローラ・カーズ・インターナショナル
プロドライブ
先代 ローラ・B08/60
後継 アストンマーティン・AMR-One
主要諸元[1]
シャシー カーボンファイバー モノコック
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン 調整式 コニ製 ダンパー
サスペンション(後) ダブルウィッシュボーン 調整式 コニ製 ダンパー
全長 4,634 mm (182.4 in)
全幅 1,990 mm (78.3 in)
トレッド 1,990 mm (78.3 in)
ホイールベース 2,890 mm (113.8 in)
エンジン アストンマーティン 6,000 cc (370 cu in) 60度 V12, DOHC, 94 x 71.96 mm(ボア x ストローク), 自然吸気, ミッドシップ, 縦置き
トランスミッション 6速 シーケンシャル・マニュアル
重量 appr. 900 kg (2,000 lb)
燃料 ガルフ
タイヤ 18" ミシュラン
主要成績
チーム イギリスの旗 アストンマーティン・レーシング
チェコの旗 AMRイースタン・ヨーロッパ
フランスの旗 シグネチャー・プラス
アメリカ合衆国の旗 マッスル・ミルク アストンマーティン・レーシング
ドライバー チェコの旗 トーマス・エンゲ
チェコの旗 ヤン・チャロウズ
ドイツの旗 シュテファン・ミュッケ
イギリスの旗 ダレン・ターナー
スイスの旗 ハロルド・プリマ
ポルトガルの旗 ミゲル・ラモス
メキシコの旗 エイドリアン・フェルナンデス
ドイツの旗 クラウス・グラフ
チームタイトル 1 (2009 LMS)
コンストラクターズタイトル 1 (2009 LMS)
ドライバーズタイトル 1 (2009 LMS)
初戦 2009年のカタロニア1000km
出走優勝ポールFラップ
27945
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ローラ-アストンマーティン・B09/60とは、ル・マン24時間耐久レースへの参戦を目的に開発された、耐久レース専用のクローズドボディ・プロトタイプレーシングカーである。また、ローラ-アストンマーティン・DBR1-2ローラ-アストンマーティン・LMP1と呼称されることもある。

概要

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2009年グッド・ウッド・フェスティバルにて

車体はプロドライブの協力のもとイングランドのローラが製作した。

アストンマーティンの名を冠したプロトタイプレーシングカーとしてはAMR1以来19年ぶりの登場。往年のフォードGT40を思わせるガルフ・オイルカラーで注目を集めた。

B09/60 は、2008 年にアストンマーティン・レーシングによって使用されたローラ・B08/60マシンの進化形。以前と同じように、アストンマーティン DBR9 GT1カーの同じ6.0 L V12 エンジンを使用するが、生産車ベースのエンジンを使用することにより、より大きなエアリストリクターになり、50 hp (37 kW) の出力増加になる。この V12エンジンは、プロトタイプレーシングエンジンよりも少し重く、高く、長い。標準のローラ製ギアボックスは、パドルシフトで操作される、よりコンパクトなエクストラック製6速に置き換えらた。この車の珍しい機能は、2 つのファンを介してブレーキに空気を送り、ボディのブレーキダクトを無くしている。

レース戦績

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2009年にデビューし、同年のル・マン24時間レースに参戦。プジョー・908アウディ・R15 TDIなどディーゼル・エンジンカーが優位に立つなか、ヤン・チャロウズ組の007号車がガソリンエンジンながら4位と健闘した。

ルマン・シリーズでは、 AMRイースタンヨーロッパがLMP1クラス、ドライバー、チームのダブルタイトルを獲得した。

岡山国際サーキットで行われた、アジアン・ルマン・シリーズにも参戦[2]。レース2で、優勝を飾った。

2010年も引き続きル・マン24時間レースに参戦するが、トラブルに泣きリザルトは6位にとどまった。セブリング12時間レースでは3位を獲得。

ルマンシリーズでは008号車が総合2位を獲得した。

2011年はアメリカン・ルマン・シリーズへ参戦。総合2位を獲得した。

ルマン24時間レースは後継機、AMR-Oneが参戦したが、2台ともリタイア。プライベーターのクロノス・レーシングがB09/60で参戦し、総合7位となった。

出典

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  1. ^ Lola-Aston Martin LMP1”. Aston Martin Racing. 2009年4月7日閲覧。
  2. ^ アストンマーチン、アジアン・ル・マン岡山戦に期待”. auto sport web. 2009年10月21日閲覧。

外部リンク

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