コンテンツにスキップ

ヴァインヤードヘヴン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヴァインヤードヘヴン
欧字表記 Vineyard Haven[1]
品種 サラブレッド
性別 [1]
毛色 芦毛
生誕 2006年5月14日(18歳)[1]
Lido Palace[1]
Princess Aloha[1]
母の父 Aloha Prospector[1]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国フロリダ州[1]
生産者 Lynne M Scace[1]
馬主 L Scace
→J Frankel
Godolphin
[1]
調教師 Lynne M Scace(アメリカ
→Robert Frankel(アメリカ)
Saeed Bin SuroorイギリスUAE
[1]
競走成績
生涯成績 12戦5勝[1]
獲得賞金 772,750ドル[1]
勝ち鞍
GI ホープフルステークス 2008年
GI シャンペンステークス 2008年
GI F・J・ドフランシス記念ダッシュS 2009年
テンプレートを表示

ヴァインヤードヘヴン (Vineyard Haven) とは、アメリカ競走馬種牡馬。主な勝ち鞍に2008年ホープフルステークスシャンペンステークス2009年フランク・J・ドフランシス記念ダッシュステークス

ヴィンヤードヘヴンヴィンヤードヘイヴンという日本語表記もある[2][3]

経歴

[編集]
  • 特記事項なき場合、本節の出典はEQUBASE[1]

2008年6月28日コールダー競馬場のメイドン戦でデビューし1着。その後、ロバート・フランケル厩舎に移籍。移籍初戦としてG2サンフォードステークス英語版に出走し3着。続くG1ホープフルステークスではスタートから一度も先頭を譲らずに後続に2馬身差以上をつけて勝利し、デビュー3戦目でG1タイトルを手中に収めた。シャンペンステークスでもエーピーカーディナルを競り落として勝利。この勝利で、ミッドシップマンと並び2009年ケンタッキーダービーの有力候補とされる。11月初頭にゴドルフィンへ非公開価格で購買されて移籍し、ライバルと目されている同じミッドシップマンと同じ馬主となった[4]

2009年2月12日のG3UAE2000ギニーから始動し、デザートパーティの4着[2]。半年の休養後、8月29日キングスビショップステークスに出走、1位で入線するも進路妨害により2着に降着[2]。その後、10月24日フランク・J・ドフランシス記念ダッシュステークスでは1番人気に応え勝利した[2]。続く11月28日シガーマイルハンデキャップでは3着として休養に入り、休養中にサイード・ビン・スルール厩舎に移籍。移籍緒戦となった7月23日のジェームスマーヴィンステークスに出走して勝利を収め、9月4日フォアゴーステークスに出走したが3着[2][5]11月6日ブリーダーズカップ・ダートマイルでは6着[2]、続くシガーマイルハンデキャップでも7着に終わり、このレースを最後に現役を引退した。

競走成績

[編集]

以下の内容は、EQUBASE[1]の情報に基づく。

出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
2008.06.28 コールダー メイドン D5.5f 1着 J.ニュネズ 4 1/4馬身 (Miles And Miles)
2008.07.24 サラトガ サンフォードS G2 D6f 3着 J.カステリャーノ 4馬身 Desert Party
2008.09.01 サラトガ ホープフルS G1 D7f 1着 A.ガルシア 2 1/4馬身 (Cribnote)
2008.10.04 ベルモント シャンペンS G1 D8f 1着 E.プラード 5 3/4馬身 (Munnings)
2009.02.12 ナドアルシバ UAE2000ギニー G3 D1600m 4着 T.ダルカン 5 3/4馬身 Desert Party
2009.08.29 サラトガ キングスビショップS G1 D7f 2着 A.ガルシア 1位降着 Capt.Candyman Can
2009.10.24 ローレルパーク FJドフランシス記念DS G1 D6f 1着 A.ガルシア 1/2馬身 (Ravalo)
2009.11.28 アケダクト シガーマイルH G1 D8f 3着 A.ガルシア 3/4馬身 Kodiak Kowboy
2010.07.23 サラトガ ジェームスマーヴィンS D7f 1着 A.ガルシア 1 3/4馬身 (Half Metal Jacket)
2010.09.04 サラトガ フォアゴーS G1 D7f 3着 A.ガルシア 2 1/4馬身 Here Comes Ben
2010.11.06 チャーチルダウンズ BCダートマイル G1 D8f 6着 A.ガルシア 6馬身 Dakota Phone
2010.11.27 アケダクト シガーマイルH G1 D8f 7着 D.コーエン 3 1/2馬身 Jersey Town

引退後

[編集]

引退後は、フロリダ州オカラのジャーニーマンスタッドで種牡馬となり[6]2013年からはフロリダ州レディック近郊のウッドフォード・サラブレッズに移動した[7]

血統表

[編集]
ヴァインヤードヘヴン血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ミスタープロスペクター系

Lido Palace
1997 栗毛 チリ
父の父
Rich Man's Gold
1992 栗毛 アメリカ
*フォーティナイナー Mr. Prospector
File
Honest Joy Honest Pleasure
Dimashq
父の母
Sonada
1984 栗毛 チリ
Quick Decision Pronto
Moment of Truth
Siempre Arriba Scelto
Siempre Linda

Princess Aloha
1995 芦毛 アメリカ
Aloha Prospector
1985 鹿毛 アメリカ
Native Prospector Mr. Prospector
French Blossom
Ms Hapa Haole Hawaii
Exorbitant
母の母
Prestigeous Lady
1983 芦毛 アメリカ
Bold Josh Tentam
Miss Tusculum
Salt Meadow Lady La Cimas Prince
Paula Jean
母系(F-No.) (FN:9-h)
5代内の近親交配 Mr. Prospector 4 x 4 = 12.50%
出典
  1. ^ [8]

父Lido Palaceは、2001年のジャパンカップダートに出走している(8着)[3]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n Vineyard Haven (FL)”. EQUIBASE Horse Profile. Equibase Company LLC.. 2020年4月18日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 2010 アメリカブリーダーズカップ・デイ 現地取材レポート”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月18日閲覧。
  3. ^ a b “リドパレス産駒がG1制覇”. netkeiba.com. (2008年9月2日). https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=30583 2022年3月26日閲覧。 
  4. ^ Vineyard Haven Sold to Godolphin”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2008年11月1日). 2020年4月25日閲覧。
  5. ^ Here Comes Ben Pulls Forego Upset”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2010年9月4日). 2020年4月25日閲覧。
  6. ^ Three-time G1 winner Vineyard Haven retires to Journeyman Stud”. PaulickReport.com. Blenheim Publishing LLC.. 2020年4月18日閲覧。
  7. ^ Vineyard Haven to Woodford Thoroughbreds”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2012年10月30日). 2020年4月25日閲覧。
  8. ^ Male Line Cross Yields Vineyard Haven”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC.. 2020年4月18日閲覧。

外部リンク

[編集]