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三品昌美

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

三品 昌美(みしな まさよし、1944年7月24日 - )は、日本の医化学者神経生理学者

主な業績はシナプス分子と記憶・学習に関する研究で、グルタミン酸受容体の仕組みの発見など、脳の記憶や学習機能の解明に貢献した。

経歴

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滋賀県守山市出身[1]。工学博士(京都大学、1977年)。

1971年、京都大学工学部工業化学科卒業[2]。1976年、京都大学大学院工学研究科博士課程単位修得退学

1978年、ドイツ・エアランゲン=ニュルンベルク大学生化学研究所 研究員[2]。1980年、スイス・チューリッヒ大学分子生物学研究所 研究員[2]

1981年、京都大学医学部 助教授[2]。1990年、新潟大学脳研究所 教授[2]。1993年、京都大学医学部 教授。

1997年、東京大学大学院医学系研究科 教授[2]。2012年、立命館大学総合科学技術研究機構 客員教授[2]

2012年、東京大学 名誉教授。

2005年に日本薬理学会会長、2008年に日本生化学会会長を歴任した。

受賞歴

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栄典

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編著

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  • 『脳・神経疾患 疾患モデルの作製と利用』 エル・アイ・シー 2011
  • 『分子脳科学 分子から脳』 化学同人 2015

出典

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  1. ^ 日本学士院賞授賞の決定について
  2. ^ a b c d e f g 武田科学振興財団、「 2012 年度 武田医学賞」受賞者を発表

参考文献

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  • 「日本人名大辞典」 講談社 2001