三菱・デリカD:2
三菱・デリカD:2 | |
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3代目 HYBRID MZ 全方位カメラパッケージ 4WD | |
概要 | |
別名 | スズキ・ソリオ(2代目 - ) |
製造国 | 日本 |
販売期間 | 2011年 - |
ボディ | |
ボディタイプ | 5ドア ハイトワゴン |
駆動方式 | 前輪駆動/四輪駆動(2代目の4WDは、マイルドハイブリッド車のみ) |
系譜 | |
先代 | 三菱・コルトプラス(間接上) |
デリカ D:2(DELICA D:2、デリカ ディーツー)は、三菱自動車工業が販売するAセグメント級の小型ハイトワゴン。
スズキ・ソリオ(2代目以降)の姉妹(OEM)車種であり、生産はスズキ相良工場(静岡県牧之原市)が担当する。
概要
[編集]日本国内向けモデルとしては、三菱がスズキからOEM供給を受ける初の車種である。そのため、「デリカ」の名は付くが、シリーズ直系車種のミニバンであるスターワゴン及びスペースギア、D:5とは異なり、2列シート・5人乗りのトールワゴンである。
2015年8月にソリオが3代目にフルモデルチェンジしてからも変更なく販売が継続していたが、それから4か月後の同年12月に初のフルモデルチェンジを行い2代目に移行。2020年11月にソリオが4代目にフルモデルチェンジされたのに合わせ、翌月に3代目へフルモデルチェンジされた。
なお、三菱のトールワゴンは、1999年1月に発売されたトッポBJワイド[注釈 1]以来、約9年10か月ぶりの投入となった。ボディサイズはトッポBJワイドに比べて全長・全幅・全高すべてで拡大されており、ホイールベースも拡大。室内長は現行の3代目モデルの場合、トッポBJワイドに比べて785mm長くなっている[注釈 2]。エンジンも、総排気量はトッポBJワイドより148cc多い1.2Lとし、最高出力は13PS(10kW)、最大トルクは1.5kg・m(15N・m)それぞれ向上されている。リアドアはトッポBJワイドがヒンジ式だったのに対し、スライド式となっている。
初代 MB15S型(2011年 - 2016年)
[編集]三菱・デリカD:2(初代) MB15S型 | |
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後期型 S (2013年12月 - 2015年12月) | |
中期型 S (2012年6月 - 2013年12月) | |
概要 | |
別名 |
スズキ・ソリオ(2代目) スズキ・ソリオバンディット(初代) |
販売期間 | 2011年3月 - 2015年12月 |
ボディ | |
乗車定員 | 5名 |
ボディタイプ | 5ドア ハイトワゴン |
駆動方式 | 前輪駆動/四輪駆動 |
パワートレイン | |
エンジン |
K12B型:1,242 cc 直列4気筒 DOHC 吸排気VVT |
最高出力 | 67 kW (91 PS) /6,000 rpm |
最大トルク | 118 N⋅m (12.0 kgf⋅m) /4,800 rpm |
変速機 | CVT |
サスペンション | |
前 | マクファーソンストラット式 |
後 | アイソレーテッド・トレーリング・リンク式 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,450 mm |
全長 | 3,710 mm |
全幅 | 1,620 mm |
全高 | 1,765 mm |
車両重量 | 1,000 - 1,090 kg |
その他 | |
出典 | “主要諸元”. 三菱自動車. 2011年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月18日閲覧。 |
系譜 | |
先代 | 三菱・コルトプラス(間接上) |
スタイル・機構
[編集]基本的にOEM元であるソリオと大きな違いはなく、エンブレムが異なる程度。グレード体系は一部異なり、最廉価グレードの「G」やカタロググレードのアイドリングストップ搭載車の設定がなかったが[注釈 3]、2012年10月にアイドリングストップを搭載した「S AS&G」を追加した。本グレードはソリオの「S アイドリングストップ」に相当する[注釈 4]。2014年2月には4WD専用グレードの「G4」を、同年8月にはエントリーグレードの「Limited」[注釈 5]を順次追加した。
なお、ソリオの派生モデルである「ソリオ バンディット」に相当するグレードの設定は本代では設定されなかったが、販売店装着の純正アクセサリーに、ソリオでは設定がないメッキグリルが用意されており、3ナンバーミニバンのシリーズ車種であるデリカD:5を彷彿させるデザインとなっている。
また、全車が「平成17年度排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得しており、「Limited」・「G4」・「X」・「S」は「平成27年度燃費基準」、「S AS&G」は「平成27年度燃費基準+20%」をそれぞれ達成している(「S AS&G」は2015年4月から設けられた平成32年度燃費基準も併せて達成している)。
年表
[編集]- 2010年12月24日 - 三菱自動車工業がスズキ株式会社から2代目ソリオのOEM供給を受けることを発表。
- 2011年
- 2月24日 - 車名を「デリカD:2」とし、公式発表(3月10日販売開始)。
- 7月 - 仕様変更。ボディカラーに「シルキーシルバーメタリック」を追加。
- 12月22日 - 特別仕様車「S AS&Gホワイトリミテッド」を発表(2012年1月12日販売開始。内容的には先に登場したベース車・ソリオの特別仕様車「BLACK&WHITE アイドリングストップ」にほぼ順ずる。
- 「S」2WD車をベースに、アイドリングストップ機構「オートストップ&ゴー(AS&G)」を装備して燃費を向上するとともに、アクティブスタビリティコントロール(ASC)とヒルスタートアシスト(HSA)を装備。さらにスモークインナーのヘッドランプ、グレー色バックドアガーニッシュ、ガンメタ塗装15インチアルミホイールを採用するとともに、フロントバンパーにLEDイルミネーションを追加してよりスポーティーな外観とした。インテリアはブラックとグレーのチェック柄採用の専用生地を採用し、インパネガーニッシュとドアスイッチパネルにブラックを、ステアリングホイールやシフトノブに本革巻を採用するとともに、マット類(インパネトレー・フロア)を専用仕様に変更。運転席シートヒーターも装備された。なお、ボディカラーはグレード名にちなんで、パールホワイトのみとした。
- 2012年
- 2月 - ラインナップの整理に伴い、2WD専用の最廉価グレード「G」を廃止。
- 3月16日 - 同年2月のソリオの改良を受け、一部改良。2WD車において、CVTオイルを低粘度化し、CVT内の摩擦抵抗(フリクション)を低減したことでJC08モードにおける燃費を0.6km/L向上(20.0km/L→20.6km/L)。これにより、平成27年度燃費基準を達成した。
- 6月22日 - 同年6月18日のソリオの改良を受け、同様に一部改良。
- 特別仕様車「S AS&Gホワイトリミテッド」において、CVTオイルを低粘度化し、CVT内の摩擦抵抗を低減して燃料消費を抑えたことにより、JC08モードにおける燃費を0.6km/L向上(21.2km/L→21.8km/L)。また、全車においては可変間欠ワイパー及び防眩ルームミラーの採用、リア乗降用グリップの追加、タイヤ/アルミホイールを14インチから15インチに、ヘッドレストの大型化やスライドドア補強などの安全に関する法規制強化に対応した。また、ボディカラーの「メロウブロンズパールメタリック」を廃止した[注釈 6]。
- 10月10日 - アイドリングストップ機構「オートストップ&ゴー(AS&G)」を標準装備した新グレード「S AS&G」を追加。併せて、全グレードでボディカラーの見直しを行い、「クラッシーレッドパール」と入れ替えでデリカD:2では未設定だった「ルナグレーパールメタリック」を追加した(「クラッシーレッドパール」はソリオでは継続設定)。
- 2013年12月5日 - マイナーチェンジ。
- 「S AS&G」と4WD車に熱効率を高めた「デュアルジェットエンジン」を新たに採用するとともに、「S AS&G」には減速エネルギーを利用して発電・蓄電し、電装品に供給できる「アシストバッテリー(ソリオでの「エネチャージ」に相当)」、および空調ユニットに冷房運転時に凍る蓄冷剤を内蔵してアイドリングストップ作動中も冷風を送ることができ、アイドリングストップ時間の延長に貢献する「エコクール」も採用したことで燃費を向上し、「S AS&G」は「平成27年度燃費基準+20%」、4WD車は平成27年度燃費基準をそれぞれ達成した。
- 外装ではバンパー、ルーフスポイラー、エアダム、15インチアルミホイールのデザインを変更し、「S AS&G」はフロントグリルをブルースケルトンに変更して差別化を図った。ボディカラーは「グレースブルーパールメタリック」・「ルナグレーパールメタリック」と入れ替えで「カシミールブルーパールメタリック」・「フィズブルーパールメタリック」を追加した[注釈 7]。メーターはハイコントラストメーター(常時照明点灯タイプ)となり、「S AS&G」はアシストバッテリーインジケーター付の専用メーターとなる。装備面ではドアハンドルのスイッチを押すだけでスライドドアを自動開閉できるワンタッチ電動スライドドア(セーフティ機能付・「X」は助手席側のみ、「S」・「S AS&G」は両側)や折りたたみ式パーソナルテーブルを新たに標準装備した。
- 2014年
- 2月26日 - 一部改良[1]。
- 既存グレード全車に低車速域衝突被害軽減ブレーキシステム「FCM-City(ソリオでの「レーダーブレーキサポートII」に相当)」のメーカーオプション設定を追加。本システムはミリ波レーダーにより前方の車両や障害物を検知し、低速走行時、追突の危険がある時に緊急停止する「自動ブレーキ機能」、急ブレーキ時の制動力を高める「前方衝突被害軽減ブレーキアシスト機能」、運転手に衝突の危険性が高まっていることを知らせる「前方衝突警報機能」などでドライバーの運転をサポートする。
- 併せて、4WD専用の新グレード「G4」を新設。寒冷地で要望が多い運転席&助手席シートヒーターやヒーテッドドアミラーなどを装備しながら、購入しやすい価格に設定。また、デュアルジェットエンジンを搭載して力強い走りと低燃費を両立し、平成27年度燃費基準を達成している。
- 8月21日 - 一部改良[2]。
- 新たに横滑りを防止するアクティブスタビリティコントロール(ASC、ソリオでのESPに相当)と坂道発進時の後退を抑制するヒルスタートアシストを全車に、従来はメーカーオプション設定だった「FCM-City」を「X」・「S」・「S AS&G」にそれぞれ標準装備し、安全面を強化。ボディカラーは「カシミールブルーパールメタリック」と入れ替えで新色の「コメットグリーンパールメタリック」を追加。また、エンジンスイッチ、キーオペレーションシステム(アンサーバック機能付)、ワンタッチ電動スライドドア(リヤ助手席側)などの便利機能を備えながら価格を抑えたエントリーグレード「Limited」を新設した。
- 2月26日 - 一部改良[1]。
- 2015年6月 - ここまでの累計販売台数が約4万20台に達する[3]。
-
前期型 Sフロント
(2010年12月 - 2012年6月) -
前期型 S リヤ
(2010年12月 - 2012年6月) -
純正アクセサリーのメッキグリルを装着した車両
2代目 MB36S/MB46S型(2015年 - 2020年)
[編集]三菱・デリカD:2(2代目) MB36S/MB46S型 | |
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2018年8月改良型 カスタムHYBRID MV | |
2017年1月販売型 HYBRID SZ Navi Package | |
2015年12月販売型 HYBRID MZ Navi Package | |
概要 | |
別名 |
スズキ・ソリオ(3代目) スズキ・ソリオバンディット(2代目) |
販売期間 | 2015年12月17日 - 2020年12月23日 |
ボディ | |
乗車定員 | 5名 |
ボディタイプ | 5ドア ハイトワゴン |
駆動方式 |
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プラットフォーム | HEARTECT(ハーテクト) |
パワートレイン | |
エンジン |
K12C型:1,242 cc 直列4気筒 DOHC |
モーター |
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最高出力 |
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最大トルク |
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変速機 | |
サスペンション | |
前 | マクファーソンストラット式コイルスプリング |
後 |
トーションビーム式コイルスプリング(2WD車) アイソレーテッド・トレーリング・リンク式コイルスプリング(4WD車) |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,480 mm |
全長 |
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全幅 | 1,625 mm |
全高 | 1,745 mm |
車両重量 |
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スタイル・機構
[編集]初代同様、OEM元であるソリオと大きな変更は無く、エンブレム類の変更程度であるが、ソリオ「G」相当のガソリン車が設定されないため、マイルドハイブリッド専用車種となった。エンジンを新型のK12C型に置換し、車両重量の大幅な軽量化により燃費を向上し、2WD車は「平成32年度燃費基準+10%」、4WD車は「平成32年度燃費基準」をそれぞれ達成した[注釈 8]。
2017年1月には、パラレル方式のハイブリッドシステムを採用したハイブリッド車を追加[注釈 9]。トランスミッションは三菱車では8代目ミニキャブバン(6代目スズキ・エブリイのOEM)に次いでの採用となる5速自動マニュアルトランスミッション(5AMT、ソリオでの「オートギヤシフト」に相当)を採用する。JC08モード燃費は32.0km/Lで、「平成32年度燃費基準+20%」を達成[4]する。
ソリオのマイルドハイブリッド車およびハイブリッド車の左右フロントフェンダーとバックドアに装着されている「HYBRID」ロゴの専用エンブレムは、デリカD:2でもそのまま装着されており、ソリオ同様、マイルドハイブリッド車は背景色が銀・文字色が青、ハイブリッド車は背景色が黒・文字色が銀となる。
年表
[編集]- 2015年12月17日 - 初のフルモデルチェンジを発表し、同日より発売された[5]。
- 初代モデルで2014年2月から導入された「FCM-City」は歩行者も検知・認識可能な「FCM(ステレオカメラタイプ、ソリオでの「デュアルカメラブレーキサポート」相当)」に変更するとともに、誤発進抑制機能(前進時)、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能を追加して安全面を強化し「e-Assist」として全車に標準装備した[注釈 10]。
- グレード体系はソリオと異なり、ソリオと同一名称の「HYBRID MX」と「HYBRID MZ」に加え、「HYBRID MZ」にメモリーナビゲーションを標準装備した新グレード「HYBRID MZ Navi Package(ソリオ「HYBRID MZ」の全方位モニター付メモリーナビゲーション装着車に相当)」と、デリカD:2では初となるソリオバンディットOEMのカスタムモデル「CUSTOM HYBRID MV」を加えた4グレードが用意される。ボディカラーのうち、ソリオ専用色の「クリアライムメタリック」はデリカD:2では未設定、「ブーストブルーパールメタリック」と「クラッシーブラウンメタリック」はデリカD:2専用色[注釈 11]、「ファーベントレッド」はデリカD:2カスタムの「ブラック2トーンルーフ」のみの設定[注釈 12]である。
- 2017年
- 1月26日 - ハイブリッド車を追加発売[6]。ハイブリッド車のグレード体系は「HYBRID SX(ソリオと同一名称)」、「HYBRID SZ Navi Package(ソリオ「HYBRID SZ」の全方位モニター付メモリーナビゲーション装着車に相当)」、「CUSTOM HYBRID SV Navi Package(ソリオバンディット「HYBRID SV」の全方位モニター付メモリーナビゲーション装着車に相当)」の3グレード。これにより、デリカD:2は5グレード、デリカD:2カスタムは2グレードの7グレードとなった。
- 9月1日 - デリカD:2のみボディーカラーの入替を行い、「クォーツピンクメタリック[注釈 13]」を廃止する代わりに、デリカD:2カスタム専用色であった「ミッドナイトバイオレットメタリック(有料色)」がデリカD:2でも選択可能となり、デリカD:2専用色であった「ブーストブルーパールメタリック」は「スピーディーブルーメタリック[注釈 14]」に入れ替えとなった。
- 10月 - 「HYBRID MX」の4WD車が廃止され、2WDのみの設定となった(ソリオは継続設定)。
- 2018年8月2日 - 一部改良が発表され、同日より発売が開始された[7]。
- 「e-Assist」の一つであるFCMに夜間歩行者検知機能が追加されるとともに、新たに後方誤発進抑制機能、後退時ブレーキサポート、アダプティブクルーズコントロール、ハイビームアシストが追加された。装備面では「HYBRID MX」を除くすべてのグレードにパドルシフトが装備された。
- 外観では、ノーマル、カスタム共に15インチアルミホイールのデザインが変更されたほか、ノーマルはフロントロアグリルにメッキを追加、カスタムはフロントを一新し、フォグランプもLED化された。なお、バックドアガーニッシュは2代目登場時のデザインが流用され、デザインが変更されたソリオとは異なる。
- グレード体系が一部変更され、「HYBRID MZ Navi Package」、「HYBRID SZ Navi Package」、「CUSTOM HYBRID SV Navi Package」を廃止する替わりに、3Dビュー表示機能と左右確認ビュー機能を備えた「マルチアラウンドモニター(バードアイビュー機能付き)用カメラパッケージ」を標準装備[注釈 15]した「HYBRID MZ 全方位カメラパッケージ」、「HYBRID SZ 全方位カメラパッケージ」、「CUSTOM HYBRID SV 全方位カメラパッケージ」が追加され、「CUSTOM HYBRID MV」にも「全方位モニター用カメラパッケージ」が標準装備[注釈 15]され、「CUSTOM HYBRID MV 全方位カメラパッケージ」へ改名された。併せて、ハイブリッド車の廉価グレード「HYBRID SX」も廃止され、6グレードとなった。
- ボディカラーは、カスタム専用のブラック2トーンルーフに、「クラレットレッドメタリック[注釈 16]」と「スピーディーブルーメタリック[注釈 14]」が追加された。なお、ソリオで追加された「ラッシュイエローメタリック」はデリカD:2ではモノトーン・ブラック2トーンルーフ共に未設定となる。
-
2015年12月販売型 HYBRID MZ Navi Package
リア -
2017年1月販売型 HYBRID SZ Navi Package
リア -
2015年12月販売型 カスタムHYBRID MV
-
2015年12月販売型 カスタムHYBRID MV
リア -
2018年8月改良型 カスタムHYBRID MV
リア
3代目 MB37S型(2020年 - )
[編集]三菱・デリカD:2(3代目) MB37S型 | |
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カスタムHYBRID MV 全方位カメラ付きナビパッケージ 2WD | |
概要 | |
別名 |
スズキ・ソリオ(4代目) スズキ・ソリオバンディット(3代目) |
販売期間 | 2020年12月24日 - |
ボディ | |
乗車定員 | 5名 |
ボディタイプ | 5ドア ハイトワゴン |
駆動方式 | 前輪駆動/四輪駆動 |
プラットフォーム | HEARTECT(ハーテクト) |
パワートレイン | |
エンジン |
K12C型:1,242cc 直列4気筒DOHC |
モーター | WA05A型:直流同期電動機 |
最高出力 |
|
最大トルク |
|
変速機 | CVT |
サスペンション | |
前 | マクファーソンストラット式コイルスプリング |
後 |
トーションビーム式コイルスプリング(2WD車) アイソレーテッド・トレーリング・リンク式コイルスプリング(4WD車) |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,480 mm |
全長 | 3,790 mm |
全幅 | 1,645 mm |
全高 | 1,745 mm |
車両重量 | 1,000 - 1,040 kg |
スタイル・機構
[編集]初代・2代目同様、OEM元のソリオから大きな変更はなく、エンブレム類の変更程度となるが、2代目同様、ソリオ「G」相当のガソリン車の設定が無く、2代目の途中から設定されていたハイブリッド車の設定も無くなったため、マイルドハイブリッド専用車種に回帰された[注釈 17]。なお、2代目では3代目ソリオと同一デザインだった「HYBRID」ロゴの専用エンブレムが、3代目ではeKシリーズ(eKクロス/eKクロス スペース、2代目eKスペース)と同じデザインのエンブレムに変更され、リア右下のみの装着となった[注釈 18]。
WLTCモードによる燃料消費率及び排出ガスに対応し、「平成30年排出ガス基準50%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得したが、4代目ソリオ及び3代目ソリオバンディット同様にJC08モードによる燃料消費率が低下された。
年表
[編集]- 2020年12月24日 - 3代目へフルモデルチェンジされ、同日より発売された[8]。
- 「e-Assist」は2代目の2018年8月改良モデルで装備されたアダプティブクルーズコントロールに全車速追従機能が追加され、標識認識機能を追加。また、SRSカーテンエアバッグと後席シートベルトリマインダーが新たに標準装備された。
- グレード体系は2代目の2018年8月改良モデルから「HYBRID MX」・「HYBRID MZ」・「HYBRID MZ 全方位カメラパッケージ」・「CUSTOM HYBRID MV 全方位カメラパッケージ」の4グレードを引き継ぎ、「HYBRID MZ」は「HYBRID MX」同様に2WD専用グレード[注釈 19]へ移行となり、新たに9インチHDディスプレイを搭載したメモリーナビゲーションを標準装備した「HYBRID MZ 全方位カメラ付ナビパッケージ」、「CUSTOM HYBRID MV 全方位カメラ付ナビパッケージ」を追加したことで、デリカD:2が4グレード、デリカD:2カスタムが2グレードの計6グレードとソリオよりも多いグレード体系となった[注釈 20]。
- ボディカラーは2代目から共通色のピュアホワイトパール(有料色)とスーパーブラックパール、デリカD:2専用色のクラッシーブラウンメタリック、スピーディーブルーメタリック[注釈 21]、スターシルバーメタリック、デリカD:2カスタム専用色のスピーディーブルーメタリック/ブラック2トーンルーフ(有料色)とプレミアムシルバーメタリック(有料色)を引き継ぎ、デリカD:2には専用色のメロウディープレッドパール[注釈 21]を追加。デリカD:2カスタムはメロウディープレッドパール/ブラック2トーンルーフ(有料色)、フレイムオレンジメタリック[注釈 16]/ブラック2トーンルーフ(有料色)、グリッターバイオレットパール(有料色)が新たに設定された。なお、ソリオ専用色のネオンブルーメタリック[注釈 22]は2代目同様、デリカD:2では未設定となる。
- 「HYBRID MX」は、ソリオでは設定可能なメーカーオプション(LEDヘッドランプ+LEDポジションランプ、全方位モニター用カメラパッケージ、全方位モニター付メモリーナビゲーション、e-Assistの非装備化[注釈 23])が全て設定不可となる。
- 2023年6月8日 - 一部改良された[9]。
- 「e-Assist」に走行中の車線をはみ出しそうになるとステアリング操作を促してクルマを車線内に戻すサポートを行う車線逸脱抑制機能、パワースライドドア予約ロック機能にリクエストスイッチ連動機能がそれぞれ追加された。
- ボディカラーが一部変更され、デリカD:2はクラッシーブラウンメタリックを廃止する替わりにキャラバンアイボリーパールメタリックとタフカーキパールメタリック[注釈 21]を追加して7色に拡充。デリカD:2カスタムは2トーンルーフ(有料色)がブラックから専用設定のミネラルグレーメタリック[注釈 24]に変更され、ブラック2トーンルーフからの移行となるメロウディープレッドパールに、ピュアホワイトパール、タフカーキパールメタリック、キャラバンアイボリーパールメタリックを加えた4色に拡充された。
-
HYBRID MZ 全方位カメラパッケージ 4WD
-
HYBRID MZ 全方位カメラパッケージ 2WD
車名の由来
[編集]「デリカ」は荷物を運ぶ車(=Delivery Car)の略。「D:2」の「2」は同社のモデルを5段階でサイズ/排気量で区切った際、軽自動車の次に大きいということを意味する。デリカD:5の場合、「5」はこれまで5代目を意味していたのだが、今回を機に5段階でもっとも大きいモデルという意味も込められた。
なお、三菱のミニバン、およびハイトワゴンシリーズは今後「デリカ○○」のネーミングで統一されることとなっており[10][注釈 25]。デリカD:2の発売から約7か月後の2011年10月27日には、シリーズ車種となる5ナンバーミニバンデリカD:3(日産・NV200バネットのOEM車種)が発売されている。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 軽自動車・トッポBJの派生車種であった。
- ^ トッポBJワイドは1,715mm、デリカD:2(3代目)は2,500mm。
- ^ 「G」は販売開始当初は設定されていたが、2012年2月で販売を終了。
- ^ 2013年12月のマイナーチェンジ以降は「S-DJE」に相当。ただし、デリカD:2は2WD車のみの設定。
- ^ ソリオでの「Gリミテッド」に相当。
- ^ この時点でボディカラーはソリオより1色少ない6色展開となり、「ルナグレーパールメタリック」はデリカD:2では未設定であった。
- ^ ソリオのマイナーチェンジ時に追加された「フェニックスレッドパール」は「クラッシーレッドパール」同様、デリカD:2では未設定。
- ^ 2019年4月に2020年度燃費基準に表記変更。
- ^ 三菱車におけるハイブリッドカーは、2012年7月から2016年11月まで発売されたセダンタイプの2代目ディグニティ(日産・シーマのOEM)に次いで2車種目となる。
- ^ ソリオの場合、「デュアルカメラブレーキサポート」はメーカーオプション設定だったが、2018年7月のマイナーチェンジで一部グレードが標準装備となった。
- ^ ソリオでは、バンディットでも設定可能の共通カラー。なお、「クラッシーブラウンメタリック」は2018年7月のマイナーチェンジによりソリオ専用色へ移行。
- ^ ソリオではソリオ・バンディット共通カラーとしてモノトーンでも設定されていたが、2018年7月のマイナーチェンジによりバンディット専用色へ移行。
- ^ デリカD:2ではソリオで併せて廃止となった「クリアライムメタリック」は設定されず、ソリオでは当該2色の代わりに設定された「ネオンブルーメタリック」はデリカD:2では未設定となる。
- ^ a b ソリオでは、デリカD:2カスタムのOEM元であるソリオバンディットでも(モノトーンでの)設定が可能な共通カラーとなっている。デリカD:2カスタムでは、2018年8月の一部改良で追加設定されたブラック2トーンルーフ専用色での設定となる(ソリオバンディットでも2018年7月のマイナーチェンジによりブラック2トーンルーフが設定されている)。
- ^ a b ソリオではオプション設定。
- ^ a b ソリオではソリオ・ソリオバンディット共通カラーとしてモノトーンでも設定。
- ^ 4代目ソリオではフルモデルチェンジ時に一旦廃止したハイブリッド車を2022年12月に復活させているが、デリカD:2では2023年6月時点で設定されていない。
- ^ 2023年5月にデリカD:2の子分としてシリーズに加わったデリカミニも同じ「HYBRID」ロゴの専用エンブレムが装着されている
- ^ ソリオでは4WD車も設定
- ^ ソリオでは、「全方位モニター用カメラパッケージ」及び「全方位モニター付メモリーナビゲーション」としてメーカーオプションされているため
- ^ a b c ソリオではバンディットにも設定される共通色
- ^ 2023年5月の一部仕様変更時に廃止
- ^ ソリオでは「スズキ セーフティ サポート 非装着」に相当し、受注生産対応となっていたが、2022年12月に廃止されている
- ^ スズキではクロスビーにミネラルグレー2トーンルーフとして設定。ソリオはグレードによりシルバー又はガンメタリックが設定されている
- ^ ただし三菱の軽自動車のミニバン(≒ハイトワゴン)ではミニキャブ、タウンボックス、ekスペースなどは「デリカ」の名前がつかなかった。2023年4月6日に公式発表されたデリカミニでようやくデリカの名前を冠した軽自動車が新規車種として登場し、同年5月25日に発売される。
出典
[編集]- ^ 『デリカD:2』の安全装備を充実~低車速域衝突被害軽減ブレーキシステム「FCM-City」をメーカーオプション設定~ - 三菱自動車工業株式会社 プレスリリース 2014年2月26日
- ^ 『デリカD:2』、安全装備の充実など一部改良 - 三菱自動車工業株式会社 プレスリリース 2014年8月21日
- ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第88号18ページより。
- ^ 2017年4月の燃費基準の区分変更、2019年5月の改元に伴って同年4月に表記変更されたことに伴い、現在は「2020年度燃費基準+30%」を達成
- ^ 『『ミラージュ』『デリカD:2』をモデルチェンジして発売』(プレスリリース)三菱自動車工業株式会社、2015年12月17日 。2015年12月17日閲覧。
- ^ 『コンパクトミニバン『デリカD:2』ハイブリッドを発売』(プレスリリース)三菱自動車工業株式会社、2017年1月26日 。2017年1月26日閲覧。
- ^ 『コンパクトミニバン『デリカD:2』『デリカD:2 カスタム』を一部改良 全車「サポカーSワイド」に該当』(プレスリリース)三菱自動車工業株式会社、2018年8月2日 。2018年8月5日閲覧。
- ^ 『三菱自動車 コンパクトミニバン『デリカD:2』をフルモデルチェンジ』(プレスリリース)三菱自動車工業株式会社、2020年12月24日 。2020年12月24日閲覧。
- ^ 『三菱自動車、コンパクトミニバン『デリカD:2』を一部改良』(プレスリリース)三菱自動車工業株式会社、2023年6月8日 。2023年6月8日閲覧。
- ^ 三菱、“2番目”に大きい「デリカD:2」発表会Car Watch 2011年2月24日