中村亮太 (野球)
福岡ソフトバンクホークス #20 | |
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2023年7月8日、紀三井寺野球場にて | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 千葉県四街道市 |
生年月日 | 1998年5月18日(26歳) |
身長 体重 |
181 cm 78 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2020年 育成選手ドラフト8位 |
初出場 | 2022年7月7日 |
年俸 | 650万円(2024年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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中村 亮太(なかむら りょうた、1998年5月18日 - )は、千葉県四街道市出身[2]のプロ野球選手(投手)。右投右打。福岡ソフトバンクホークス所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]四街道市立和良比小学校時代から「桜木ライオンズ」で野球を始め、四街道市立四街道中学校では「千葉市リトルシニア」に所属[2]。
高校は千葉市稲毛区の千葉経済大学附属高等学校に進学。2年夏の第97回全国高等学校野球選手権千葉大会では先発投手として登板した[3]。3年夏の第98回全国高等学校野球選手権千葉大会では、当時140km/hを超えるストレートを武器に準決勝へ進出するが[2]、早川隆久擁する木更津総合高等学校に5対6の逆転負けを喫し、甲子園出場はならなかった[4]。
大学は東京農業大学北海道オホーツクに進学。2年生時に北海道学生野球連盟リーグ戦で優秀投手賞を受賞した[2]。2019年の全日本大学野球選手権大会では、3試合に登板し準決勝に進出した[5]。
2020年10月26日に行われたプロ野球ドラフト会議では、福岡ソフトバンクホークスから育成8位で指名され[6]、11月19日に、支度金300万円、年俸400万円(金額は推定)で契約合意に達し[7]、12月10日に入団発表会見が行われた[8]。背番号は137。球団では中村晃が在籍しているため、報道上およびスコアボード上の表記は「中村亮」、背ネームは「R.NAKAMURA」とそれぞれ表記される。
プロ入り後
[編集]2021年は、ウエスタン・リーグで7試合に登板し、0勝0敗、防御率5.40を記録した[9]。
2022年は、春季キャンプ後半から一軍に合流[10]。オープン戦では3試合に中継ぎ登板し、防御率2.25を記録するも[11]、開幕前の支配下登録はならなかった[12]。それでもシーズンでは、ウエスタン・リーグで7月1日までに27試合に登板し、1勝1敗、防御率2.45、投球回(25回2/3)を上回る33奪三振を記録し、同2日に支配下登録された[13][12][14]。背番号は60。7月7日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦(楽天生命パーク宮城)でプロ初登板を果たすも1回3失点という内容であった。同月20日の楽天戦(北九州市民球場)で2度目の登板を果たすも1回2/3を投げ7失点と打ち込まれ、翌21日に登録抹消となった[15]。結局このシーズンはこの2試合のみの登板となり、0勝0敗、防御率33.75という成績であった。オフに戦力外通告を受け[16]、11月10日に育成選手として再契約を結んだ[17]。背番号は再び137[18]。
2023年、二軍でチーム最多の53試合に登板し、5勝4敗0セーブ、防御率2.17の成績を残したが[19]、支配下復帰には至らなかった。規定に則り10月31日に自由契約公示されたが、ソフトバンクと育成再契約を結んだ。
2024年、7月23日までに二軍で中継ぎとして18試合に登板し、3勝1敗3セーブ、防御率3.19を記録[20][21]。7月24日に再び支配下登録されたことが発表された[21]。背番号は20[22]。
選手としての特徴
[編集]最速154km/hのストレートと[14]、オーソドックスなオーバースローの投球フォームで腕のしなりが良い投手[6]。
人物
[編集]中村勝広が父親の従兄弟で、生前には「いくらいい投手でも、強気でガムシャラに食らいついていけ。気持ちで負けたら打てないぞ」などアドバイスを貰った[4]。
大学の3学年先輩に同じく福岡ソフトバンクホークスに入団した周東佑京が、大学と高校の2学年先輩に岡本直也がいた。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2022 | ソフトバンク | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 22 | 2.2 | 11 | 1 | 3 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 10 | 10 | 33.75 | 5.25 |
通算:1年 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 22 | 2.2 | 11 | 1 | 3 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 10 | 10 | 33.75 | 5.25 |
- 2023年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2022 | ソフトバンク | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1.000 |
通算 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2023年度シーズン終了時
記録
[編集]- 初記録
- 初登板:2022年7月7日、対東北楽天ゴールデンイーグルス10回戦(楽天生命パーク宮城)、7回裏に4番手で救援登板、1回3失点
- 初奪三振:同上、7回裏に浅村栄斗から空振り三振
背番号
[編集]- 137(2021年 - 2022年7月1日、2023年 - 2024年7月23日)
- 60(2022年7月2日 - 同年終了)
- 20(2024年7月24日 - )
登場曲
[編集]- 「VICTORY」EXILE(2021年)
- 「Divine Wind -KAMIKAZE」AK-69(2021年)
- 「Forever Young feat. UVERworld」AK-69(2022年 - )
- 「Bad Habits」Ed Sheeran(2022年 - )
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 「ソフトバンク - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2023年11月19日閲覧。
- ^ a b c d 「【ホークス育成新人File】中村亮太、育成8位からの逆襲。楽天1位早川に投げ勝つ日を夢見て」『Yahoo!ニュース』Yahoo! JAPAN、2021年1月28日。2021年3月19日閲覧。
- ^ 「第97回全国高校野球選手権千葉大会 1回戦(2015年7月11日 習志野市秋津野球場)」『朝日新聞デジタル バーチャル高校野球』2015年7月11日。2021年3月19日閲覧。
- ^ a b 「千葉経大付・中村夢散る 父が故阪神中村GMのいとこ」『デイリースポーツ』神戸新聞社、2016年7月26日。2021年3月19日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク育成8位中村亮太、育成先輩の周東刺激」『日刊スポーツ』日刊スポーツ社、2020年11月2日。2021年3月19日閲覧。
- ^ a b 「ソフトバンク「中村」3人目、育成8位は東農大北海道オホーツク・中村亮太」『西日本スポーツ』西日本新聞社、2020年10月26日。2021年3月19日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク育成8位中村が仮契約 周東佑京の後輩」『日刊スポーツ』日刊スポーツ社、2020年11月19日。2021年3月19日閲覧。
- ^ 「2020/12/10(木) 選手 新入団会見レポ。1位井上選手は「背番号43」」『福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト』2020年12月10日。2021年3月18日閲覧。
- ^ 「2021年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)」『NPB.jp 日本野球機構』。2022年7月3日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク育成の右腕・中村亮太が支配下登録へ 支配下枠は69人に」『サンケイスポーツ』2022年6月29日。2022年7月3日閲覧。
- ^ 「2022年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(オープン戦)」『NPB.jp 日本野球機構』。2022年7月3日閲覧。
- ^ a b 「ソフトバンク育成2年目中村亮太が支配下選手登録へ」『スポーツニッポン』2022年6月29日。2022年7月3日閲覧。
- ^ 「中村亮投手が支配下登録。「愛される投手に」と意気込み」『福岡ソフトバンクホークス』2022年7月2日。2022年7月4日閲覧。
- ^ a b 「【ソフトバンク】育成右腕の中村亮太を支配下登録 故中村勝広氏の親戚 戦力欠く中継ぎ強化へ」『日刊スポーツ』2022年7月2日。2022年7月3日閲覧。
- ^ 「巨人菅野智之、岡本和真、丸佳浩、中田翔ら抹消 ロッテ・エチェバリアら登録/21日公示」『日刊スポーツ』2022年7月21日。2022年11月11日閲覧。
- ^ 「【ソフトバンク】黒瀬健太、奥村政稔ら5選手が戦力外 黒瀬は現役続行希望 小林珠維は投手転向も」『日刊スポーツ』2022年10月22日。2022年11月11日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク、中村亮太と育成契約「もう一回はい上がって、その経験を生かせたら」」『サンケイスポーツ』2022年11月10日。2022年11月11日閲覧。
- ^ 「背番号の変更について」『福岡ソフトバンクホークス』2022年11月27日。2022年11月27日閲覧。
- ^ 「2023年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)」『NPB.jp 日本野球機構』。2023年12月21日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク、育成の4選手と支配下選手契約」『BASEBALL KING』2024年7月24日。2024年9月4日閲覧。
- ^ a b 「【ソフトバンク】育成4選手の支配下登録を発表 中村亮太、三浦瑞樹、前田純、石塚綜一郎」『日刊スポーツ』2024年7月24日。2024年8月31日閲覧。
- ^ 「育成4選手の支配下選手契約について」『福岡ソフトバンクホークス』2024年7月24日。2024年8月31日閲覧。
- ^ 「チーム情報 球場使用曲一覧」『福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト』。2023年12月21日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 中村亮太 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- 137 中村 亮太 選手名鑑2024 - 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 中村亮太 (@nakamuraryota_) - Instagram