コンテンツにスキップ

依知川庸治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

依知川 庸治(いちかわ ようじ、1893年明治26年)7月21日[1] - 1974年昭和49年)5月20日[1])は、大日本帝国陸軍軍人。最終階級は陸軍少将功四級[2]

経歴

[編集]

千葉県出身[1][2]1920年(大正9年)5月、陸軍士官学校第32期卒業[3]1932年(昭和7年)陸軍大学校第44期卒業[4]

陸軍歩兵学校教官を経て、1941年(昭和16年)8月、陸軍大佐に進む[2]大東亜戦争に入ると留守第55師団参謀長から第13師団参謀長に転じ、湘桂作戦では軍の主力として敢闘し、貴州独山まで追撃した[1]。ついで1945年(昭和20年)6月10日、陸軍少将に進み、同月15日に第20軍参謀長に補され、衡陽に駐屯した[1]

1948年(昭和23年)1月31日、公職追放仮指定を受けた[5]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e 福川 2001, 81頁.
  2. ^ a b c 外山 1981, 442頁.
  3. ^ 外山 1981, 437頁.
  4. ^ 外山 1981, 付録第一28頁.
  5. ^ 総理庁官房監査課編『公職追放に関する覚書該当者名簿』日比谷政経会、1949年、「昭和二十三年一月三十一日 仮指定者」211頁。

参考文献

[編集]
  • 外山操 編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。ISBN 4829500026 
  • 福川秀樹 編著『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。ISBN 4829502738