八木国夫
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八木 国夫 (やぎ くにお、1919年6月24日[1] - 2003年10月16日)は、日本の生化学者。医学博士(名古屋大学)。名古屋大学名誉教授。神奈川県出身[2]。
経歴
[編集]- 1942年 名古屋大学医学部卒業
- 1954年 中日文化賞受賞(ビタミンB2の研究)[3]
- 1964年 世界で初めて、酵素の中間体の結晶化に成功。
- 1982年 日本学士院賞を受賞(フラビン酵素に関する研究)
- 1989年 勲二等瑞宝章を受章[4]
- 1994年-1997年 国際生化学・分子生物学連合の総裁を務める[5]
- 2003年 肺炎のため名古屋市内の病院にて死去[2]。
著書(共著含む)
[編集]- 1951年 フラビン その検出と定量 綜合医学新書 20
- 1954年 最新ビタミン定量法
- 1956年 薬剤のビタミン定量法
- 1957年 フラビンの生化学
- 1958年 螢光―理論・測定・応用
- 1976年 蛍光測定の生化学研究への応用 化学の領域増刊 114号
- 1981年 過酸化脂質と疾患
- 1989年 栄養治療学
脚注
[編集]- ^ 『現代物故者事典2003~2005』(日外アソシエーツ、2006年)p.615
- ^ a b “八木国夫氏死去 名古屋大名誉教授”. 共同通信 (2003年10月16日). 2009年10月31日閲覧。
- ^ “中日文化賞 受賞者一覧”. 中日新聞. 2022年5月16日閲覧。
- ^ 「秋の叙勲 受章者4492人 隠れた功労積み重ねた人にも光」『読売新聞』1989年11月3日朝刊
- ^ Hayaishi, Osamu (2003). “A Tribute to Kunio Yagi”. IUBMB Life (International Union of Biochemistry and Molecular Biology: Life) 55 (12): 635–636. doi:10.1080/15216540310001643936. ISSN 1521-6543.