吉原手引草
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『吉原手引草』(よしわらてびきぐさ)は、松井今朝子による日本の小説。第137回直木賞受賞作。
2007年3月、幻冬舎より刊行された。2009年4月、幻冬舎文庫として文庫化された。2011年4月15日、電子書籍版が幻冬舎より発売[1]。
主人公の台詞や地の文は一切なく、主人公の対話相手の言葉のみが綴られる形式。
2018年8月26日、オーディオブック化されAudibleより大森ゆきと三好翼による朗読が配信[2]。
あらすじ
[編集]名妓と謳われた遊女・葛城。身請けも決まり、幸福の絶頂にいたはずの葛城が突然失踪する。
彼女の失踪の謎を突き止めるために、一人の男が当時の関係者たちに話を聞いて回る。
- 引手茶屋 桔梗屋内儀 お延の弁
- 舞鶴屋見世番 虎吉の弁
- 舞鶴屋番頭 源六の弁
- 舞鶴屋抱え番頭新造 袖菊の弁
- 伊丹屋繁斎の弁
- 信濃屋茂兵衛の弁
- 舞鶴屋遣手 お辰の弁
- 仙禽楼 舞鶴屋庄右衛門の弁
- 舞鶴屋床廻し 定七の弁
- 幇間 桜川阿善の弁
- 女芸者 大黒屋鶴次の弁
- 柳橋船宿 鶴清抱え船頭 富五郎の弁
- 指切り屋 お種の弁
- 女衒 地蔵の伝蔵の弁
- 小千谷縮問屋 西之屋甚四郎の弁
- 蔵前札差 田之倉屋平十郎の弁
- 詭弁 弄弁 嘘も方便
脚注
[編集]- ^ 吉原手引草 | 株式会社 幻冬舎
- ^ “Amazon.co.jp:吉原手引草(Audible Audio Edition)”. 2021年2月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月4日閲覧。