吉崎達彦
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吉崎 達彦(よしざき たつひこ、1960年10月8日 - )は、日本のエコノミスト、双日総合研究所取締役副所長を経て、同チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれ、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。
略歴
[編集]富山県富山市生まれ[1]。県立富山中部高等学校を経て[2]、一年の浪人生活ののち、1984年に一橋大学社会学部を卒業し、総合商社日商岩井(現双日)に入社[3]。同社調査・環境部、『トレードピア』編集長を経て、1991年からブルッキングス研究所客員研究員[4]。
1993年から速水優代表幹事の秘書として経済同友会調査役に出向[5]。速水優代表幹事退任に伴い、1995年から日商岩井調査・環境部に戻り、日商岩井総合研究所調査グループ主任エコノミストなどを経て現職[6]。社団法人世界経済研究協会常任理事、NPO法人岡崎研究所理事・特別研究員、NPO法人ミレニアムプロミスジャパン理事なども務める。
政治外交・経済両側面にわたる調査・評論を行なっている。また、「かんべえ」のハンドルネームで、ホームページ「溜池通信」を主催。同名のニューズレターを発信している。かんべえの名のとおり、戦国武将黒田孝高(官兵衛・如水)を尊敬しており、研究している。
2013年、フジサンケイグループ第14回正論新風賞受賞[7]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『アメリカの論理』(新潮新書、2003年) ISBN 4-10-610007-X
- 『1985年』(新潮新書、2005年) ISBN 4-10-610130-0
- 『オバマは世界を救えるか』(新潮社、2009年)
- 『溜池通信発 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社、2010年)
- 『気づいたら先頭に立っていた日本経済』(新潮新書、2016年)
共著
[編集]- 外交政策決定要因研究会 編『日本の外交政策決定要因』(PHP研究所、1999年) ISBN 4-569-60346-7
- 『ナイーブな「帝国」アメリカの虚実』(ビジネス社、2003年) ISBN 4-8284-1084-8 古森義久との共著
- 『世界経済 連鎖する危機―「金融危機」「世界同時不況」の行方を読む』東洋経済新報社、2009年、中島厚志、塚崎公義との共著
TV・ラジオ出演
[編集]- サンデープロジェクト(テレビ朝日)
- ニュースモーニングサテライト、NEWS FINE(テレビ東京)
- くにまるワイド ごぜんさま〜(文化放送)
- くにまるジャパン(文化放送)
- くにまるジャパン 極(文化放送)
- 生島ヒロシのおはよう一直線(TBSラジオ)
- 情熱報道ライブ「ニューズ・オプエド®」(NOBORDER NEWS TOKYO)
- 飯田浩司のOK! Cozy up!(ニッポン放送)
外部リンク
[編集]脚注
[編集]- ^ [1]ひろぎん経済研究所
- ^ 「マ ネ ー 界 の 怪 人 た ち」講談社
- ^ 「第8回一橋大学中部アカデミア シンポジウム「グローバリズムとナショナリズム -BREXIT、トランプ政権、そしてEUの運命は-」を開催しました。」国立大学法人 一橋大学
- ^ 「吉崎 達彦(よしざき たつひこ)氏」マネースクウェア・ジャパン
- ^ 「日 本 経 済 の 展 望」東京商工会議所
- ^ 「第3回 今後世界はどうなっていくのか?その中でエネルギーは? その1」
- ^ 「葛西氏に「正論大賞」贈呈式 新風賞の吉崎氏、特別賞「国民の憲法」起草委メンバーも 安倍首相も祝福」