コンテンツにスキップ

名人戦 (韓国)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

名人戦(めいじんせん、명인전)は、韓国囲碁棋戦。1968年から2003年まで34期行われて中断。27期からはSK油公杯名人戦。2007年から江原ランド杯(ハイワンリゾート杯)名人戦(하이원리조트배)として第35期から再開し2016年まで実施。2021年にSG杯韓国日報名人戦(SG배 한국일보 명인전)として第44期から再開。

  • 主催 (1-34期)韓国日報、(35-43期)囲碁テレビ、(44期-)韓国棋院・韓国日報
  • 後援 (27-34期)SK油公、(35-43期)江原ランド・韓国日報、(44期-)SGグループ
  • 優勝賞金 (-34期) 3000万ウォン、(35-38期)1億ウォン、(39-41期)8000万ウォン、(42期-)6000万ウォン

2010年第38期からは韓国で初めて、アマチュア選手が予選に参加する。

方式

[編集]
  • 1-30期 - トーナメント戦、挑戦手合五番勝負、コミ5目半
  • 31-34期 - 8人によるリーグ戦、挑戦手合五番勝負、コミ6目半
  • 35-36期 - 10人によるリーグ戦で、リーグ上位2名による決勝五番勝負。リーグ上位3名が翌期シード。
    • コミ6目半。持時間は各2時間、60秒の秒読み3回。
    • 35期は、34期名人李昌鎬と予選勝ち抜き者9人の、10人によるリーグ戦。
  • 37-38期 - 12人による各6人ずつAB両リーグ戦を行い、上位各2名の4名によるトーナメント戦。準決勝三番勝負、決勝五番勝負。
    • コミ6目半。持時間は各2時間、60秒の秒読み3回。
    • 37期は、36期名人李世乭は休業により不参加。
  • 39-43期 - 予選勝ち抜き者とシード棋士計16名によるトーナメント戦。決勝五番勝負。
  • 44期以降 - 敗者復活式のトーナメントで、決勝は三番勝負。持時間は各2時間、1分の秒読み3回。[1]

歴代優勝者と決勝戦

[編集]

網掛けは前のタイトル保持者。

優勝 結果 相手
1 1968 趙南哲 1-0 金寅
2 1969 金寅 3-1 趙南哲
3 1970 趙南哲 3-2 金寅
4 1971 徐奉洙 3-1 趙南哲
5 1972 徐奉洙 3-0 鄭昌鉉
6 1973 徐奉洙 3-1 曺薫鉉
7 1974 徐奉洙 3-0 趙南哲
8 1976 徐奉洙 3-0 尹奇鉉
9 1977 曺薫鉉 3-1 徐奉洙
10 1978 徐奉洙 3-1 曺薫鉉
11 1979 曺薫鉉 3-2 徐奉洙
12 1980 曺薫鉉 3-1 徐奉洙
13 1981 曺薫鉉 3-1 徐奉洙
14 1982 徐奉洙 3-2 曺薫鉉
15 1984 曺薫鉉 3-1 徐奉洙
16 1984 曺薫鉉 3-0 金秀壮
17 1985 曺薫鉉 3-1 徐奉洙
18 1987 曺薫鉉 3-0 張斗軫
19 1988 曺薫鉉 3-0 徐奉洙
20 1989 曺薫鉉 3-0 徐奉洙
21 1990 曺薫鉉 3-1 李昌鎬
22 1991 李昌鎬 3-0 曺薫鉉
23 1992 李昌鎬 3-1 梁宰豪
24 1993 李昌鎬 3-2 劉昌赫
25 1994 李昌鎬 3-0 林宣根
26 1995 李昌鎬 3-0 梁宰豪
27 1996 李昌鎬 3-2 崔明勲
優勝 結果 相手
28 1997 曺薫鉉 3-2 李昌鎬
29 1998 李昌鎬 3-1 曺薫鉉
30 1999 李昌鎬 3-1 崔明勲
31 2000 李昌鎬 3-0 曺薫鉉
32 2001 李昌鎬 3-2 劉昌赫
33 2002 李昌鎬 3-1 安祚永
34 2003 李昌鎬 3-2 曺薫鉉
35 2007 李世乭 3-0 趙漢乗
36 2008 李世乭 3-1 姜東潤
37 2009 李昌鎬 3-1 元晟溱
38 2010 朴永訓 3-2 元晟溱
39 2011 朴永訓 3-1 白洪淅
40 2012 李世乭 3-2 白洪淅
41 2013 崔哲瀚 3-2 李世乭
42 2014 朴永訓 3-1 李東勲
43 2016 李世乭 3-1 朴廷桓
44 2021 申眞諝 2-1 卞相壹
45 2022 申旻埈 2-0 申眞諝
46 2023 申眞諝 2-0 卞相壹
47 2024 朴廷桓 2-0 李志賢

[編集]
  1. ^ 韓国棋院「申眞諝、名人獲得し国内5冠」2021-08-07

外部リンク

[編集]