地域調査
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地域調査(ちいきちょうさ)とは、特定の地域を目的をもって調査する学習活動のことであり、調査したい地域を先に決め、その地域にふさわしい主題を選ぶ方法と、関心をもった主題から、それに適した地域を選んで調べる方法がある。
地域調査の種類
[編集]対象地域で観察・聞き取り調査をおこなう現地調査(アウトドア・ワーク)と現地の地図・統計・書籍・文献資料にもとづいて調査したり、インターネットで調べたりする文献・情報調査(インドア・ワーク)がある。
地域調査の手順と流れ
[編集]- 準備
- 1. テーマ(調査項目)、目標課題の設定
- 2. 調査地域の選定
- 3. 地域調査の準備 - テーマ・調査地域の文献・情報調査、関係する地図類・空中写真の準備、調査の計画など
- 1と2は逆の場合がある
- まとめ
- 7. 調査資料の整理(グルーピング化など)
- 8. 調査資料、調査内容の分析・検討とまとめ
- 9. 報告書の作成
- 1) はじめに(目的、地域の概要、調査方法など)
- 2) 本稿(調査結果、他地域との比較など)
- 3) まとめ(調査の結果わかったこと、課題など)
調査結果の発表、報告会
[編集]- 条件の確認 - 発表時間、設備、参加者数など
- 内容構成の検討 - 何を伝えたいかを明確にする
- 資料の作成(レジュメ、冊子、模造紙、OHP、プレゼンテーションソフト用資料) - 動画や音声も活用する
地域調査の道具
[編集]- 地図
- 筆記用具(ボールペン、フィールドノート、地域調査の手引き、大学ノート)
- カメラ
- 質問用紙 - 事前に何を聞くのかまとめておく
- 服装 - 野山の調査は適した服装・帽子、はき慣れた靴。ただし、官公庁などではあまりラフな服装は不可である。
- 金銭 - 交通費など
参考文献
[編集]- 第一学習社編『最新地理図表 GEO』第一学習社、2004.1、ISBN 4-8040-5387-5 C7025
- 福原正弘『身近な地理学』古今書院、1996.6、ISBN 4-7722-1444-5