堕落
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堕落(だらく)とは、罪を犯す、穢れる、醜くなる、下劣になる、卑しくなる、落ちぶれることを言う。行動としては生活の規律が乱れ、品行が悪くなること。何を堕落とするかは価値観によって異なるが、人間が享楽や欲望のままに行動することを禁ずるのは、どの価値観でも同じである。
キリスト教
[編集]キリスト教では、最初の人間が三位一体、創造主である神(天主、絶対者)に背いて堕落し、原罪を持ち、死ぬ者となったことを人間の堕落と呼び、神学上は堕落前の世界と堕落後の世界を分けて考える[1][2]。改革派教会、カルヴァン主義では全的堕落の教理がある[3][4]。また、堕落した御使いは悪魔と呼ばれている[5][6][7][8]。
仏教
[編集]仏教では、人間が釈尊の教えを忘れていくことを、堕落と見做す。
脚注
[編集]- ^ ヘスラム『近代主義とキリスト教-アブラハム・カイパーの思想』教文館
- ^ 尾山令仁『開かれた聖書』ニューライフ出版
- ^ ローレン・ベットナー『カルヴィン主義予定論』
- ^ H.パーマー『カルヴィニズムの5特質』
- ^ 『カトリック教会のカテキズム』
- ^ 岩下壮一『カトリックの信仰』
- ^ ヘンリー・シーセン『組織神学』聖書図書刊行会
- ^ 尾山令仁『聖書の教理』羊群社