小野寺えい子
小野寺 えい子(おのでら えいこ、1962年[1] - )は、日本の元女優。本名:喜多川 えい子[1]。夫は、俳優・スタントマンの喜多川務[2]。
来歴
[編集]女優の志穂美悦子に憧れてアクション女優を志すようになり、高校入学と同時に東映アクションクラブの一期生となる[1]。同期には、俳優の植村喜八郎がいた[1]。
テレビドラマ『燃えろアタック』で主演の荒木由美子のバレーボールシーンでの吹き替えを担当する[1]。
1979年、特撮テレビドラマ『バトルフィーバーJ』で第13話より小牧リサに替ってミスアメリカのスーツアクトレスを担当。当初は代役の予定であったが、最終回まで担当することになる[1]。1980年、『バトルフィーバーJ』終了と同時にジャパンアクションクラブ (JAC)に入団[2]。主に後楽園ゆうえんちの屋外ショーに出演する[2]。
23歳で喜多川務と結婚[2]。結婚後もアクション女優を続ける予定であったが、当時のJACでは社内のルールが厳格であったためJACを退団する[2]。
その後は、自動車教習所の指定自動車教習所指導員となった[2]。
エピソード
[編集]『バトルフィーバーJ』で共演した萩奈穂美や日髙のり子(当時・伊東範子)とは仲が良かった。日髙とは放送終了後も交流がある[1]。
ミスアメリカのスーツは生地の通気性が悪く、冬場は撮影の合間にはジャージーを穿いていた。また、衣装にはサポーターはつけられないため、捻挫は頻繁であった。また、爆発シーンの撮影で火薬がブーツの中に入りストッキングに張り付いてしまい火傷している[3]。
夫となる喜多川務は、『バトルフィーバーJ』でトランポリンなど一部のシーンでミスアメリカのアクションを代行していた[3]。喜多川を相手として意識するようになったのはJAC入団後ではないかと述懐している[2]。
出演
[編集]テレビドラマ
[編集]- スーパー戦隊シリーズ(ANB)
- バトルフィーバーJ 第13話「金の卵と目玉焼き」 - 第52話「英雄たちの交響曲」(1979年 - 1980年) - ミスアメリカ(スーツアクトレス)[4]
- 第32話「ふるさと殺人村」 - 村人
- 第42話「電気人間愛の火花」 - 看護婦
- 電子戦隊デンジマン 第25話「虎の穴は逃走迷路」・第26話「デンジ姫の宇宙曲」(1980年) - デンジピンク(スーツアクトレス)[2]
- 太陽戦隊サンバルカン 第21話「潮風がはこぶ愛」(1981年) - 海女
- バトルフィーバーJ 第13話「金の卵と目玉焼き」 - 第52話「英雄たちの交響曲」(1979年 - 1980年) - ミスアメリカ(スーツアクトレス)[4]
- 燃えろアタック(ANB) - スタント
- 特捜最前線(ANB) - エキストラ[1]
- はまなすの花が咲いたら(1981年、TBS) - スタント[2]
- 噂の刑事トミーとマツ(TBS) - スタント[2]
映画
[編集]- 仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦(2012年、東映) - ミスアメリカ(スーツアクトレス)
その他
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- 『東映ヒーローMAX』VOL.10、辰巳出版、2004年9月10日、ISBN 4-7778-0061-X。