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押捺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

押捺(おうなつ)とは、印章を紙や絹布その他に捺して印影を得ること。鈐印とも言う。押も捺も「おす」の義。印にも「おす」の意味がある。

版となる物体に力を加えて印影を得ることを「おす」というのに対し、印影を付する対象(紙など)に力を加えて印影をえることを「する(刷る、擦る)」という。「印刷」とは版と捺される対象の両者に力を加えて印影を得る手法である。

なお、押捺というときは基本的に拇印をおすことを指し、逆に印章をおす場合には「捺印(自署を伴う)」や「押印(自署を伴わない)」と表現することが多い。[1]

関連項目

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脚注

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  1. ^ 混同しやすい「押印」と「捺印」の違いは?今更聞けない印鑑の基本”. シヤチハタ株式会社. 2024年11月1日閲覧。