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本玉真唯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
本玉真唯
Mai Hontama
基本情報
フルネーム Mai Hontama
国籍 日本の旗 日本
出身地 東京都町田市
生年月日 (1999-08-30) 1999年8月30日(25歳)
身長 164cm
体重 57kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2018年
ツアー通算 0勝
シングルス 0勝
ダブルス 0勝
生涯獲得賞金 897,168 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 1回戦(2024)
全英 2回戦(2022)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 105位(2024年8月5日)
ダブルス 109位(2023年11月6日)
2024年8月29日現在

本玉 真唯(ほんたま まい、1999年8月30日[1] - )は、日本の女子プロテニス選手。WTAランキング自己最高位はシングルス105位、ダブルス109位。身長164cm。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。日出高等学校卒業。島津製作所に所属。

来歴

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アマ時代

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東京都町田市出身。父や兄の影響を受け、4歳の時にテニスを始めた。6歳の時に町田ローンテニスクラブに入り、町田市立南大谷小学校在学中の2011年には全国小学生テニス選手権大会で優勝した。町田市立南大谷中学校在学中の2013年には全日本ジュニアテニス選手権大会U14の部で優勝し、2014年には全国中学生テニス選手権大会で優勝した[2]

2015年4月には日出高等学校通信制に入学し、神奈川県川崎市のS・ONEグリーンテニスクラブを拠点に据えて日本国外への転戦を開始した[3]。同年10月には大阪市で開催された世界スーパージュニアテニス選手権大会に出場し、決勝では1学年下の内藤祐希に勝利して優勝した[2]。日本人選手の優勝は奈良くるみ以来8年ぶり[4]。2016年の同大会でも決勝に進出したが、ロシアのアナスタシア・ポタポバ英語版に敗れて準優勝だった。2017年全豪オープンジュニア女子シングルスには第10シードとして出場し、準々決勝でスイスのレベッカ・マサロヴァ英語版に敗れてベスト8だった[2]

プロ転向後

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2022年全仏オープン

2018年5月にプロ転向し、テニス日本リーグ島津製作所に所属している。2019年12月に出場した全日本テニス選手権大会では、準々決勝では内藤祐希を、準決勝では森崎可南子を、決勝では秋田史帆を破って初優勝した[5]

2021年3月のBNPパリバ・オープン(WTA1000)では予選を勝ち抜き、WTA1000トーナメントの本選に初出場した。同年5月にはエクアドルのITFサリーナスで優勝し、ITF女子ワールドテニスツアー初優勝を飾った。同年6月にはポルトガルのITFポルトでも優勝し、ITF女子ワールドテニスツアー2勝目を飾った。同年の2021年全米オープンでは四大大会に初出場し、予選2回戦で敗れた。同年9月のシカゴ・フォール・テニス・クラシック英語版(WTA500)では予選を勝ち抜き[1]、本選1回戦ではキャロリン・ガルシアに勝利してWTAツアー本戦初勝利を飾った。2回戦ではアネット・コンタベイト、3回戦ではシェルビー・ロジャースに勝利し、4回戦でガルビネ・ムグルサに敗れたが、WTAランキング200位ながらベスト8という望外の好成績を上げた[6]

2022年ウィンブルドン選手権では予選3試合を勝ち抜き、グランドスラムの本選に初出場を果たした。この大会では日本人トップの大坂なおみが欠場、第2位の土居美咲が欠場する中、日本人としてただ一人の本選出場である[1]。本戦1回戦ではクララ・タウソン英語版に勝利し(試合中に相手が棄権)、2回戦でディアン・パリー英語版に敗れた。

2024年全豪オープンにはワイルドカードで出場となったが、1回戦でバルボラ・クレイチコバに敗れた[7]

4大大会シングルス成績

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略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2021 2022 2023 2024 通算成績
全豪オープン A Q3 Q2 1R 0–1
全仏オープン A Q1 Q3 Q2 0–0
ウィンブルドン A 2R Q1 Q1 1–1
全米オープン Q2 Q2 Q2 Q2 0–0

脚注

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  1. ^ a b c Number 2022, p. 3.
  2. ^ a b c 町田市 2017, p. 12-13.
  3. ^ 辻健治 (2015年11月18日). “HOPE/女子テニス・本玉真唯選手”. asahi.com. 2023年10月24日閲覧。
  4. ^ 長嶋秀和 (2015年10月19日). “本玉真唯が奈良くるみ以来、8年ぶりの優勝、世界スーパージュニアテニス”. tennis.jp. 2023年10月24日閲覧。
  5. ^ 全日本テニス「初優勝」本玉真唯さん、町田市長を表敬訪問”. 相模原町田経済新聞 (2019年12月18日). 2023年10月24日閲覧。
  6. ^ 本玉 真唯”. 株式会社島津製作所. 2023年10月24日閲覧。
  7. ^ 2019年全日本女王、本玉真唯がトップ10に肉薄も惜敗…全豪オープン開幕”. スポーツ報知. 2024年1月14日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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