李哲熙
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李 哲熙(イ・チョリ〈イ・チョルヒ〉、朝鮮語: 이철희、1923年9月10日 - 2014年)は、大韓民国の陸軍軍人、政治家、実業家。第10代韓国国会議員。
本貫は慶州李氏。仏教徒[1]。妻は張玲子で、「檀君以来最大の詐欺事件」と呼ばれる6400億ウォン台の手形詐欺である「張玲子事件」の共同正犯である[2]。
経歴
[編集]日本統治時代の忠清北道清原郡(現・清州市)出身。陸軍士官学校、東国大学、陸軍大学、国防大学院卒、フォードブティスミサイル学校修了。陸軍では1軍情報参謀、陸軍本部情報次長、陸軍情報学校校長、連合参謀本部第二副次長、陸軍諜報部議長、陸軍防諜部隊長を歴任し、中央情報部においては海外工作局長、国際情報局長、情報次長補、次長を歴任した。1978年の第10代総選挙において維新政友会所属の国会議員となった[1]。
元大統領の全斗煥の姻戚であるため(張玲子の姉の夫の李圭光は全の妻の李順子の叔父)、夫婦はこれを利用して稀代な権力型不正を行った。その後、夫婦は1982年5月に張玲子事件で拘束され、翌年に懲役15年を宣告されたが、1992年3月に仮釈放された。しかし、1994年1月にまた140億ウォン規模の借用詐欺事件で再び拘束され、その後も拘束・収監を繰り返した。2014年に死去[2]。