池田温
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人物情報 | |
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生誕 |
1931年12月10日 日本静岡県 |
死没 | 2023年12月11日 (92歳没) |
出身校 | 東京大学 |
学問 | |
研究分野 | 東洋史(中国古代・中世史) |
研究機関 | 北海道大学、東京大学東洋文化研究所、創価大学 |
池田 温(いけだ おん、1931年12月10日[1] - 2023年12月11日[2])は、日本の東洋史学者。専攻は、中国古代・中世史。東京大学名誉教授。
経歴
[編集]- 出生から修学期
1931年、静岡県で生まれた。1950年、東京大学文学部に入学。東洋史学科で学び、1954年に卒業論文『楊堅の出自』を提出して卒業[3]。同大学大学院に進学し、西嶋定生、山本達郎に師事した。修士課程を修士論文『唐代均田制の一考察:その施行の実態を中心として』を提出して修了。1961年に博士課程を中退。
- 東洋史研究者として
1961年11月、東京大学文学部助手に採用された。1964年、北海道大学文学部助教授に就いた。1971年より東京大学東洋文化研究所助教授となり、1976年に教授昇格。1990年に第26代所長となった[4][5]。
1992年に東京大学を定年退任し名誉教授。北京日本学研究センター教授を経て、1993年より創価大学教授[6]。2007年に創価大学を退任した。また2005年から2009年まで第9代東方学会会長を務めた[7]。
2023年、老衰のため死去[2]。
受賞・栄典
[編集]- 1983年:「中国古代籍帳研究」で学士院賞を受賞。
研究内容・業績
[編集]2019年の令和改元における候補案受嘱者の一人とされる[2]。
家族・親族
[編集]著作
[編集]著書
[編集]編著書
[編集]- 『中国古代籍帳研究 概観・録文』東京大学出版会 1979
- 『講座敦煌 3 敦煌の社会』責任編集、大東出版社 1980
- 『講座敦煌 5 敦煌漢文文献』責任編集、大東出版社 1992
- 『中国礼法と日本律令制』編、東方書店 1992
- 『唐と日本 古代を考える』編、吉川弘文館 1992
- 『唐令拾遺補』仁井田陞共著、編者代表、東京大学出版会 1997
- 『法律制度 日中文化交流史叢書 第2巻』劉俊文共編、大修館書店 1997
- 『日中律令制の諸相』編、東方書店 2002
- 『日本古代史を学ぶための漢文入門』編、吉川弘文館 2006
参考資料
[編集]- 「追悼 池田温先生」大津透『東方学』第148号、東方学会, 2024年7月。117-119頁.
- 「池田溫先生を偲ぶ」東野治之『東方学』同上。112-114頁.
- 「元會長池田温さんを偲びて」礪波護『東方学』同上。110-112頁.[8]
脚注
[編集]- ^ 日本人名大事典
- ^ a b c “池田温さん死去 東大名誉教授、東洋史学:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web. 2023年12月15日閲覧。
- ^ 池田温(百度百科)
- ^ 歴代所長(東京大学東洋文化研究所沿革)
- ^ 『東洋文化研究所の50年』
- ^ 林俊雄「池田温先生の思い出 (池田温教授 三浦弘万教授退任記念号)」『創価大学人文論集』第19号、創価大学人文学会、2007年、1-4頁、ISSN 09153365、NAID 110006608513。
- ^ 機関誌『東方学』(第123号、2012年1月)に座談会での回想「学問の思い出」
- ^ 『東方学』148号での追悼文は5編、他は金子修一、高明士(金子訳)