河合秀和 (政治学者)
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人物情報 | |
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生誕 |
1933年4月28日 日本京都府京都市 |
出身校 | 東京大学 |
学問 | |
研究分野 | 政治学(比較政治学) |
研究機関 | 学習院大学、中部大学 |
河合 秀和(かわい ひでかず、1933年4月28日 - )は、日本の政治学者。学習院大学名誉教授。専門は比較政治、イギリス政治。
経歴
[編集]1933年、京都市生まれ。1952年京都府立鴨沂高等学校卒業。1956年に東京大学法学部を卒業した[1]。1961年東京大学大学院社会科学研究科国際関係論専攻修了。1962年オックスフォード大学セント・アントニーズ・カレッジに留学。
1966年学習院大学法学部助教授。1970年学習院大学法学部教授[2]をつとめた[3]。2000年学習院大学東洋文化研究所長。2004年学習院大学を退任後に、中部大学国際関係学部特任教授として教鞭をとった。2008年3月末を以て、中部大学特任教授を退任。
この他に、1991年から1992年に放送大学客員教授[4]。
受賞・栄典
[編集]研究内容・業績
[編集]著書
[編集]単著
[編集]- 『レーニン――革命家の形成とその実践』(中公新書, 1971年)
- 『現代イギリス政治史研究』(岩波書店, 1974年)
- 『政党と階級――イギリス現代政治の転換』(東京大学出版会[UP選書], 1977年)
- 『チャーチル――イギリス現代史と一人の人物』(中公新書, 1979年)
- 増補版『チャーチル――イギリス現代史を転換させた一人の政治家』同, 1998年
- 『先進諸国の政治――欧米・日本の比較研究』(放送大学教育振興会, 1988年)
- 『比較政治・入門――国際情報を整理する』(有斐閣[有斐閣アルマ], 1996年、改訂版2000年)
- 『ジョージ・オーウェル』(研究社出版[イギリス思想叢書], 1997年)
- 『トックヴィルを読む』(岩波書店[岩波セミナーブックス], 2001年)
- 『クレメント・アトリー-チャーチルを破った男』(中央公論新社[中公選書], 2020年)
共編著
[編集]- (犬童一男・高坂正尭・NHK取材班)『NHKスペシャル かくして政治はよみがえった――英国議会・政治腐敗防止の軌跡』(日本放送出版協会, 1989年)
- (中木康夫・山口定)『現代西ヨーロッパ政治史』(有斐閣, 1990年)
- (山極晃・百瀬宏ほか)『国際関係論と歴史学の間で――斉藤孝の人と学問』(彩流社, 2012年)
訳書
[編集]- E・P・トムスン『新しい左翼――政治的無関心からの脱出』 (福田歓一・前田康博共訳、岩波書店, 1963年)
- F・W・ディーキン/G・R・ストーリィ『ゾルゲ追跡――リヒアルト・ゾルゲの時代と生涯』(筑摩書房, 1967年、筑摩叢書, 1980年、岩波現代文庫 上下, 2003年)
- モッシェ・レヴィン『レーニンの最後の闘争』(岩波書店, 1969年)
- J・フランケル『外交における政策決定』(東京大学出版会, 1970年)
- D・コート『ヨーロッパの左翼』(平凡社[世界大学選書], 1970年)
- ヴェド・メータ『ハエとハエとり壷――現代イギリスの哲学者と歴史家』(みすず書房, 1970年)
- J・フランケル『国益――外交と内政の結節点』(福村出版, 1973年)
- アイザイア・バーリン『ハリネズミと狐――『戦争と平和』の歴史哲学』(中央公論社, 1973年/岩波文庫, 1997年)
- レオナード・シャピーロ『全体主義――ヒットラー・ムッソリーニ・スターリン』(福村出版, 1977年)
- J・ジョル『グラムシ』(岩波書店[岩波現代選書], 1978年)
- R・ベンディクス『国民国家と市民的権利(1)西欧社会の転換と公権力』(岩波書店[岩波現代選書], 1981年)
- R・ベンディクス『国民国家と市民的権利(2)ロシア、ドイツ、日本、インドにおける政治社会の形成』(岩波書店[岩波現代選書], 1981年)
- バーナード・クリック『ジョージ・オーウェル――ひとつの生き方(上・下)』(岩波書店, 1983年-1984年、新版・岩波モダンクラシックス, 2000年)
- E・P・トムスン『ゼロ・オプション――核なきヨーロッパをめざして』(岩波書店[岩波現代選書], 1983年)
- アイザイア・バーリン『バーリン選集(1)思想と思想家』(福田歓一と編、岩波書店, 1983年)
- イヴァン・T・ベレンド『ヨーロッパの危険地域――東欧革命の背景をさぐる』(岩波書店, 1990年)
- バートランド・ラッセル『ロシア共産主義』(みすず書房, 1990年、新版2007年)
- バートランド・ラッセル『ドイツ社会主義』(みすず書房, 1990年、新版2007年)
- 聞き手R・ジャハンベグロー『ある思想史家の回想――アイザィア・バーリンとの対話』(みすず書房, 1993年)
- エリック・ホブズボーム『20世紀の歴史――極端な時代(上・下)』(三省堂, 1996年)
- J・B・エルシュテイン『裁かれる民主主義』(岩波書店, 1997年)
- シリア・サンズ『少年チャーチルの戦い』(集英社, 1998年)
- エリック・ホブズボーム, アントーニオ・ポリート『21世紀の肖像――歴史家ホブズボームが語る』(三省堂, 2000年)
- ロバート・サーヴィス『レーニン(上・下)』(岩波書店, 2002年)
- エリック・ホブズボーム『わが20世紀――面白い時代』(三省堂, 2004年)
- J・L・ガディス『冷戦――その歴史と問題点』(彩流社, 2007年) 鈴木健人共訳
- ジョン・グレイ『バーリンの政治哲学入門』(岩波書店、2009年)
- イレーナ・パウエル『ホロコーストを生き抜く――母の伝記と娘の回想』(彩流社, 2018年)、翻訳協力・早坂眞理