法界院駅
法界院駅 | |
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駅舎(2008年4月) | |
ほうかいいん Hōkaiin | |
◄備前原 (2.8 km) (2.3 km) 岡山► | |
所在地 | 岡山市北区学南町三丁目11-2 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■津山線 |
キロ程 | 2.3 km(岡山起点) |
電報略号 | ホカ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,001人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1908年(明治41年)6月20日[1] |
備考 | 無人駅(自動券売機 有) |
法界院駅(ほうかいいんえき)は、岡山県岡山市北区学南町三丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)津山線の駅である。
概要
[編集]駅名は付近にある真言宗の寺院法界院に因む。法界院は津山線の車窓からも見ることができるが、当駅からは直線距離で約1.2km離れている。
木が植えられ、広く作られているのが印象的なプラットホームはかつて日本陸軍の歩兵連隊が現在の岡山大学の敷地にあり、引込み線により兵員や物資の輸送が当駅で行われていた名残である。駅舎も広めに作られていたが近年改装され、一部減築された。
2009年(平成21年)3月13日までは、快速停車駅では唯一、急行「つやま」が停車しない駅となっていたが、翌14日の改正で当該列車が廃止されたため、現在は他の快速停車駅同様にすべての営業列車が停車する。
歴史
[編集]- 1903年(明治36年)4月18日:中国鉄道本線の岡山市駅(現存せず) - 玉柏駅間(現在の法界院駅から約900m津山寄りの場所)に、法界院仮停車場(旧)開業[1]。
- 1908年(明治41年)
- 1921年(大正10年)3月1日:御野村の一部が岡山市に編入され、所在地表示が岡山県岡山市北方になる。
- 1944年(昭和19年)6月1日:中国鉄道の鉄道部門が国有化されたため、国有鉄道津山線の駅になる[1]。
- 1962年(昭和37年)3月1日:貨物の取り扱いを廃止[1]。
- 1965年(昭和40年):住居表示の実施に伴う町名変更により、所在地表示が岡山県岡山市学南町三丁目になる[2]。
- 1971年(昭和46年)11月15日:(新聞紙を除き)荷物扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道に承継[1]。
- 2007年(平成19年)
- 2009年(平成21年)4月1日:岡山市が政令指定都市に移行し、所在地表示が岡山市北区学南町三丁目になる。
- 2021年(令和3年)
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を持ち、列車交換が可能な地上駅。駅舎との間は屋根のない跨線橋で繋がっている。1番線を上下副本線、2番線を上下本線とした一線スルー型配線になっている。
平日・土曜日の朝に岡山駅 - 当駅間の区間列車が1往復設定されていたが、当該列車は2021年10月のダイヤ改正で廃止された[6]。かつては吉備線総社駅より直通運転をする列車も設定されていたが、2013年(平成25年)3月16日のダイヤ改正ですべて廃止された[7]。
簡易自動改札機が設置されている無人駅である。かつては業務委託駅[8]で、みどりの窓口設置駅だった。ICOCAや相互利用対象ICカードも利用可能なのは津山線では当駅と津山駅のみである。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2 | 津山線 | 上り | 福渡・津山方面 |
下り | 岡山行き |
利用状況
[編集]1日の平均乗車人員は以下の通りである[9]。
年度 | 1日平均人数 |
---|---|
1999 | 1,894 |
2000 | 1,699 |
2001 | 1,614 |
2002 | 1,478 |
2003 | 1,336 |
2004 | 1,187 |
2005 | 1,123 |
2006 | 1,011 |
2007 | 957 |
2008 | 958 |
2009 | 963 |
2010 | 996 |
2011 | 1,042 |
2012 | 1,092 |
2013 | 1,089 |
2014 | 1,059 |
2015 | 1,140 |
2016 | 1,276 |
2017 | 1,317 |
2018 | 1,292 |
2019 | 1,307 |
2020 | 925 |
2021 | 1,001 |
近くに岡山大学・放送大学岡山学習センター・岡山理科大学・同専門学校・附属高校・中学校・岡山市立岡北中学校があるため、朝夕の通学利用が非常に多い。
駅周辺
[編集]密集した住宅地が広がる。
バス路線
[編集]駅から踏切を渡った交差点の先、岡山県道27号岡山吉井線沿いに「法界院駅前」バス停がある。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、254頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “歴史”. 御野学区連合町内会. 2019年9月23日閲覧。
- ^ “法界院駅|駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2021年2月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月17日閲覧。
- ^ 『「人ならではのサービス」の充実に向けた 駅の体制変更エリア拡大のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道岡山支社、2021年2月16日。オリジナルの2021年2月16日時点におけるアーカイブ 。2021年2月16日閲覧。
- ^ “妹尾や法界院 6月から無人駅に JR支社、中庄など窓口廃止”. 山陽新聞. (2021年2月16日). オリジナルの2021年2月18日時点におけるアーカイブ。 2021年2月18日閲覧。
- ^ 時刻表(JTB版)2021年2月号、津山線のページ(311頁)より。
- ^ 時刻表(JTB版、交通新聞社版等)2013年3月号及び4月号、津山線のページより。
- ^ “JR西労組岡山地本ニュース” (PDF). JR西労組岡山地本. 2021年12月27日閲覧。
- ^ “岡山県統計年報”. 岡山県. 2023年3月29日閲覧。
- ^ “国際児童年記念公園こどもの森”. 岡山観光WEB. 岡山県観光連盟. 2022年10月27日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 法界院駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道