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渡辺源次郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
渡辺 源次郎
生誕 1919年5月28日
日本の旗 日本 福島県二本松市
死没 (2008-09-17) 2008年9月17日(89歳没)
国籍 日本の旗 日本
研究機関 福島大学
研究分野 経済史
母校 東京商科大学
影響を
受けた人物
小林昇
実績 イギリス重商主義経済学の研究
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渡辺 源次郎(わたなべ げんじろう、1919年5月28日[1] - 2008年9月17日)は日本の経済学者。専門は経済史福島大学学長などを経て、同大学名誉教授

略歴

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1919年、福島県二本松市生まれ、安達中学校を経て、福島高等商業学校に進学、1941年に卒業、東京商科大学に進む。卒業後、東芝に入社したが、1949年、恩師小林昇に請われて、母校福島大学経済学部にもどる。以後、短期大学部主事、図書館長、学生部長、経済学部長を歴任、母校の発展に尽力する。

1976年から2期5年間、福島大学学長に就任、福島大学の統合整備計画を進め、金谷川キャンパスへの統合移転を実現させた。研究者としては、イギリス重商主義経済学研究の第一人者として活動した。福島大学退任後は、福島大学名誉教授。あわせて、いわき明星大学教授として教壇に立つ。

1995年、勲二等瑞宝章を受章。2008年9月17日、心不全のため死去[1]

著作

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著書

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  • 『イギリス初期重商主義研究』(未来社、1959年)

訳書

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論文など

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  • 「トーマス・グレッシャムの為替論―イギリス絶対王制の一経済理論体系」(小林昇『イギリス重商主義論』御茶の水書房、1955年)
  • 「近世前期におけるイギリス重商主義」(増田四郎編『社会経済史大系 第5』弘文堂、1959年)
  • 「トマス・マン『イングランドの財宝』の翻訳の想い出」(アダム・スミスの会編『アダム・スミスの味』東京大学出版会、1965年)

脚注

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  1. ^ a b 『現代物故者事典2006~2008』(日外アソシエーツ、2009年)p.701

参考文献

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  • 「渡辺源次郎教授略歴・著作目録」(福島大学経済学会『商学論集』第52巻第4号、1984年)
  • 『福島大学50年史』(八朔社、1999年)