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石質隕石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

石質隕石(せきしついんせき)は、主にケイ酸塩鉱物からなる隕石である。

鉱物

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主要鉱物としては、橄欖石 (40–50wt%)、輝石 (15–25wt%)、ニッケル合金 (3–23wt%) からなる。

地球の岩石で一般的な石英長石は副成分としてしか見られない。当然ながら、雲母などの水成鉱物はまったくない。

ケイ酸塩ではないが鉄‐ニッケル合金鉱物が含まれる。このため、金属探知機でも検出可能である。

副成分鉱物としては、トロイライト (FeS)、磁鉄鉱 (Fe3O4)、斜長石などがある。

分類

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コンドルールの有無により、コンドルールがあるコンドライトと、ないエイコンドライトに分けられる。

コンドライトは未分化の岩石だが、エイコンドライトは分化した天体の地殻に由来する。このため、元素組成に違いがある。厳密にはこの元素組成を考慮して分類するため、コンドルールのないコンドライト(CI炭素質コンドライト)やコンドルールのあるエイコンドライトもある。

月隕石火星隕石はエイコンドライトに含まれる。