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稲垣俊史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
いながき しゅんじ
稲垣 俊史
居住 日本の旗 日本
研究分野 言語学応用言語学
研究機関 大阪府立大学
名古屋大学
同志社大学
出身校 広島大学
ハワイ大学マノア校
大学院修士課程修了
マギル大学博士課程修了
主な業績 移動表現および数の認識
に関する第二言語習得研究
プロジェクト:人物伝
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稲垣 俊史(いながき しゅんじ)は、日本の言語学者第二言語習得研究言語学)。学位は、Ph.D.マギル大学)。同志社大学グローバル地域文化学部教授。日本第二言語習得学会会長。

概要

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広島県福山市出身。大阪外国語大学英語学科卒業後、広島大学ハワイ大学で英語教育の修士号を、カナダマギル大学言語学博士号を取得。大阪府立大学で11年間、名古屋大学国際言語文化研究科で6年勤めた後、2016年度より同志社大学グローバル地域文化学部教授。野球好きで広島東洋カープのファンである[1]

研究

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専門は言語学第二言語習得研究。具体的には、第二言語ライティングの測定指標の研究[2]、第二言語学習者の移動表現の習得[3][4]の認識と統語の習得[5]、中国語話者の日本語習得時の言語転移[6]、多読[1]について。

略歴

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著作

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  • 『第二言語習得研究 モノグラフシリーズ2』「日本語話者による英語の可算・不可算の区別の習得」くろしお出版, 2018年08月
  • 『日本の大学英語教育における多読の効果』一粒書房, 2017年03月
  • Transfer and Learnability in Second Language Argument Structure: Motion Verbs with Locational/Directional PPs in L2 English and Japanese. VDM. Verlag Dr. Müller, 2010年02月
  • Second Language Development in Writing: Measures of Fluency, Accuracy, and Complexity (Technical Report #17). University of Hawai'i: Second Language Teaching and Curriculum Center, 1998年11月

その他、言語学習 (雑誌)第二言語研究 (雑誌)、Cognition誌、日本語教育誌等に論文多数。

脚注

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  1. ^ a b 稲垣俊史”. 同志社大学. 2020年10月20日閲覧。
  2. ^ Second Language Development in Writing: Measures of Fluency, Accuracy, and Complexity. University of Hawai'i: Second Language Teaching and Curriculum Center. (1998-11) 
  3. ^ Japanese and Chinese Learners' Acquisition of the Narrow‐Range Rules for the Dative Alternation in English”. Wiley. 2020年9月30日閲覧。
  4. ^ MOTION VERBS WITH GOAL PPs IN THE L2 ACQUISITION OF ENGLISH AND JAPANESE”. Cambridge University Press. 2020年9月30日閲覧。
  5. ^ Language, thought, and real nouns
  6. ^ 中国語を母語とする上級日本語学習者による目的を表す「ために」と「ように」の習得”. 日本語教育学会. 2020年10月1日閲覧。

関連人物

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関連項目

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外部リンク

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学職
先代
若林茂則
日本第二言語習得学会
会長

2018年 -
次代
(現職)