コンテンツにスキップ

第34回日本カーリング選手権大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本カーリング選手権大会 > 第34回日本カーリング選手権大会
第34回日本カーリング選手権
基本情報
開催都市 長野県の旗 長野県軽井沢町
会場 軽井沢アイスパーク
日程 2017年1月30日 - 2月5日
成績上位
男子
優勝 長野県の旗 SC軽井沢クラブ
 スキップ 両角友佑
 サード 清水徹郎
 セカンド 山口剛史
 リード 両角公佑
準優勝 北海道の旗 札幌
3位 北海道の旗 チーム北見
女子
優勝 長野県の旗 中部電力カーリング部
 スキップ 松村千秋
 サード 清水絵美
 セカンド 北澤育恵
 リード 石郷岡葉純
 リザーブ 中嶋星奈
準優勝 北海道の旗 LS北見
3位 山梨県の旗 チーム富士急
« 2016
2018 »

第34回日本カーリング選手権大会(だい34かいにほんカーリングせんしゅけんたいかい)は、2017年1月30日から2月5日にかけて長野県軽井沢町軽井沢アイスパークで開催された日本カーリング選手権大会である。

概要

[編集]

今大会は開催地推薦枠がなくなり、前年度準優勝(チーム東京、チーム富士急)のチームが出場[1]
前年度優勝チーム、前年度準優勝チーム、各ブロック予選(北海道、東北、関東、中部、西日本)を兼ねた大会で勝ち抜いた9チームが出場[1]
男子優勝チームは、2017年4月1日からカナダアルバータ州エドモントンで開催される2017年世界男子カーリング選手権へ日本代表として出場する。一方、女子は優勝しても2017年世界女子カーリング選手権の出場権はなかったが[注釈 1]、翌年の平昌オリンピックの出場権を獲得した場合の日本代表について、前年度優勝のLS北見が優勝すればそのまま代表に、それ以外のチームが優勝すれば2017年9月の日本代表決定戦に持ち越されることになっていた。
男子はSC軽井沢クラブが5年連続8回目、女子は中部電力カーリング部が3年ぶり5回目の優勝を飾った[2]

形式

[編集]
  • ラウンドロビンは9チームによる総当り(リーグ戦)で行い、上位4チームにより決勝トーナメントを戦う。
  • 決勝トーナメントは、予選の1位から4位のチームでプレイオフシステム(ページシステム)にて優勝チームを決定。
  • ラウンドロビン及び決勝トーナメントは10エンド(シンキング持ち時間30分、チームタイムアウト1回)、タイブレークは8エンド(シンキング持ち時間30分、チームタイムアウト1回)とする。
  • ラウンドロビンの順位は以下の順で決定する。
  1. 勝率
  2. 直接対決の勝敗
  3. DSC (Draw Shot Challenge)

男子

[編集]

参加チーム

[編集]
ブロック大会 都道府県 チーム
前年度優勝 1 長野県の旗 長野県 SC軽井沢クラブ
前年度準優勝 1 東京都の旗 東京都 チーム東京
北海道選手権 3 北海道の旗 北海道 チーム北見
北海道の旗 北海道 札幌学院大学
北海道の旗 北海道 札幌
東北選手権 1 青森県の旗 青森県 青森CA
関東選手権 1 東京都の旗 東京都 東京CA
中部選手権 1 長野県の旗 長野県 チーム荻原
西日本選手権 1 岡山県の旗 岡山県 岡山CA

ラウンドロビン順位表

[編集]
備考
決勝トーナメント進出
順位 チーム 勝敗 得失点 エンド 対戦表
1 2 3 4 5 6 7 8 9
1 [注 1] 北海道の旗 札幌 7 1 63 41 34 29 11 12 - ×
2 [注 1] 長野県の旗 SC軽井沢クラブ 7 1 79 30 35 23 11 12 × -
3 [注 2] 長野県の旗 チーム荻原 4 4 49 46 37 35 7 13 × - × × ×
4 [注 2][注 3] 北海道の旗 チーム北見 4 4 53 50 32 33 10 4 × × × - ×
5 [注 2][注 3] 北海道の旗 札幌学院大学 4 4 42 51 29 28 14 7 × × × - ×
6 [注 4] 青森県の旗 青森CA 3 5 39 62 29 35 6 5 × × × × - ×
7 [注 4] 岡山県の旗 岡山CA 3 5 43 62 31 39 9 7 × × × × × -
8 [注 5] 東京都の旗 東京CA 2 6 43 63 29 33 13 6 × × × × × × -
9 [注 5] 東京都の旗 チーム東京 2 6 39 45 29 30 14 8 × × × × × × -
注釈
  1. ^ a b 7勝1敗で並んだ2チームの直接対決の勝敗で決定
  2. ^ a b c 4勝4敗で並んだ3チーム内の勝敗は3すくみなので、DSCの平均距離が短い順に順位を決定
  3. ^ a b 同率のため、タイブレークを実施
  4. ^ a b 3勝5敗で並んだ2チームの直接対決の勝敗で決定
  5. ^ a b 2勝6敗で並んだ2チームの直接対決の勝敗で決定

タイブレーク

[編集]

2月3日 16:40

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
北海道の旗 札幌学院大学 ハンマー (第1エンド後攻) 2 0 1 1 0 0 1 0 0 X 5
北海道の旗 チーム北見 0 3 0 0 0 1 0 1 2 X 7

決勝トーナメント

[編集]
  プレーオフ 準決勝 決勝
                           
1  北海道の旗 札幌 5  
2  長野県の旗 SC軽井沢クラブ 7         2  長野県の旗 SC軽井沢クラブ 10
      1  北海道の旗 札幌 8   1  北海道の旗 札幌 5
  3  長野県の旗 チーム荻原 4  
3  長野県の旗 チーム荻原 7   3位決定戦
4  北海道の旗 チーム北見 5  
  3 長野県の旗 チーム荻原 5
  4 北海道の旗 チーム北見 10

1 vs 2

[編集]

2月4日 9:30

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
北海道の旗 札幌 ハンマー (第1エンド後攻) 1 0 2 0 1 0 1 0 0 X 5
長野県の旗 SC軽井沢クラブ 0 1 0 2 0 1 0 0 3 X 7

3 vs 4

[編集]

2月4日 9:30

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
長野県の旗 チーム荻原 ハンマー (第1エンド後攻) 1 0 2 0 0 1 1 1 0 1 7
北海道の旗 チーム北見 0 2 0 1 1 0 0 0 1 0 5

準決勝

[編集]

2月4日 15:00

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
北海道の旗 札幌 ハンマー (第1エンド後攻) 0 1 0 1 0 2 0 4 0 X 8
長野県の旗 チーム荻原 0 0 1 0 1 0 1 0 1 X 4

3位決定戦

[編集]

2月5日 10:00

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
長野県の旗 チーム荻原 ハンマー (第1エンド後攻) 0 0 2 0 1 0 1 0 1 X 5
北海道の旗 チーム北見 0 2 0 3 0 4 0 1 0 X 10

決勝

[編集]

2月5日 14:30

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
長野県の旗 SC軽井沢クラブ ハンマー (第1エンド後攻) 2 0 0 2 1 0 3 0 2 X 10
北海道の旗 札幌 0 1 2 0 0 1 0 1 0 X 5

女子

[編集]

参加チーム

[編集]
ブロック大会 都道府県 チーム
前年度優勝 1 北海道の旗 北海道 LS北見
前年度準優勝 1 山梨県の旗 山梨県 チーム富士急
北海道選手権 3 北海道の旗 北海道 北海道銀行フォルティウス
北海道の旗 北海道 帯広畜産大学
北海道の旗 北海道 札幌学院大学
東北選手権 1 青森県の旗 青森県 青森県協会
関東選手権 1 東京都の旗 東京都 チーム東京
中部選手権 1 長野県の旗 長野県 中部電力カーリング部
西日本選手権 1 京都府の旗 京都府 チーム京都

ラウンドロビン順位表

[編集]
備考
決勝トーナメント進出
順位 チーム 勝敗 得失点 エンド 対戦表
1 2 3 4 5 6 7 8 9
1 北海道の旗 LS北見 8 0 71 30 36 24 9 11 -
2 長野県の旗 中部電力カーリング部 7 1 54 27 31 23 13 8 × -
3 北海道の旗 北海道銀行フォルティウス 6 2 69 38 36 24 11 11 × × -
4 山梨県の旗 チーム富士急 5 3 68 45 35 29 10 13 × × × -
5 東京都の旗 チーム東京 4 4 49 53 30 32 11 6 × × × × -
6 北海道の旗 札幌学院大学 3 5 51 56 33 32 6 9 × × × × × -
7 青森県の旗 青森県協会 2 6 29 61 23 34 16 3 × × × × × × -
8 京都府の旗 チーム京都 1 7 27 74 23 34 9 9 × × × × × × × -
9 北海道の旗 帯広畜産大学 0 8 39 73 27 42 6 4 × × × × × × × × -

決勝トーナメント

[編集]
  プレーオフ 準決勝 決勝
                           
1  北海道の旗 LS北見 9  
2  長野県の旗 中部電力カーリング部 8         1  北海道の旗 LS北見 5
      2  長野県の旗 中部電力カーリング部 8   2  長野県の旗 中部電力カーリング部 6
  3  北海道の旗 北海道銀行フォルティウス 4  
3  北海道の旗 北海道銀行フォルティウス 8   3位決定戦
4  山梨県の旗 チーム富士急 5  
  3 北海道の旗 北海道銀行フォルティウス 5
  4 山梨県の旗 チーム富士急 7

1 vs 2

[編集]

2月4日 9:30

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
北海道の旗 LS北見 ハンマー (第1エンド後攻) 0 2 0 4 0 0 1 0 1 0 1 9
長野県の旗 中部電力カーリング部 0 0 2 0 3 0 0 1 0 2 0 8

3 vs 4

[編集]

2月4日 9:30

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
北海道の旗 北海道銀行フォルティウス ハンマー (第1エンド後攻) 1 1 2 0 0 1 0 3 0 X 8
山梨県の旗 チーム富士急 0 0 0 1 1 0 1 0 2 X 5

準決勝

[編集]

2月4日 15:00

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
長野県の旗 中部電力カーリング部 ハンマー (第1エンド後攻) 2 0 1 0 1 2 0 0 2 X 8
北海道の旗 北海道銀行フォルティウス 0 2 0 1 0 0 0 1 0 X 4

3位決定戦

[編集]

2月5日 10:00

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
北海道の旗 北海道銀行フォルティウス ハンマー (第1エンド後攻) 1 0 1 0 1 0 0 0 2 0 5
山梨県の旗 チーム富士急 0 2 0 1 0 1 0 2 0 1 7

決勝

[編集]

2月5日 18:45

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
北海道の旗 LS北見 ハンマー (第1エンド後攻) 0 2 0 1 0 0 1 0 1 X 5
長野県の旗 中部電力カーリング部 0 0 2 0 1 2 0 1 0 X 6

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 2016年パシフィックアジアカーリング選手権で3位に終わり、出場権を獲得できなかった。

出典

[編集]
  1. ^ a b 第34回 全農 日本カーリング選手権大会 開催要項”. 公益社団法人 日本カーリング協会. 2018年12月29日閲覧。
  2. ^ 第34回 全農 日本カーリング選手権大会 結果”. 公益社団法人 日本カーリング協会. 2018年12月29日閲覧。

外部リンク

[編集]