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羽原又吉

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羽原 又吉(はばら ゆうきち、1882年12月5日 - 1969年3月19日[1])は、日本の経済史学者。

経歴

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大分県直入郡都野村(現・竹田市)出身。1909年7月東京帝国大学理科大学動物学科卒業[2]。1912年北海道庁技師として小樽水産試験場勤務。1918年農林省水産講習所(現東京海洋大学)嘱託となり[3]、1931年に教授[4]、1942年退官[5]

学生時代の専攻分野は水産動物学であり、卒業後は漁業経済学、ついで漁業経済史の分野を開拓、全国の水産漁業史料・古記録を調査・研究し[6]、1950年「近世日本水産業の発展過程に関する経済史的研究」により、経済学博士(慶応義塾大学)の学位を授与される[7]。1950年朝日賞受賞。「日本漁業経済史」で1955年日本学士院賞受賞[8]。1951年日本常民文化研究所常務理事。

著書

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  • 『漁港及魚市場論』水産書院 1914
  • 『アイヌ社会経済史』白揚社 日本歴史文庫 1939
  • 『日本昆布業資本主義史 支那輸出』有斐閣 慶応義塾経済史学会紀要 1940
  • 『日本古代漁業経済史』改造社 1949
  • 『日本漁業経済史』岩波書店 1952-1955
  • 『日本近代漁業経済史』岩波書店 1957
  • 『漂海民』岩波新書 1963

参考文献

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  • 河岡武春「羽原又吉先生の業績を憶う」『海事史研究』第13号、日本海事史学会、1969年、66-70頁、NAID 40000379066 
  • 可兒弘明「漁業経済史家の晩年――羽原又吉先生のこと」『図書』第238号、岩波書店、1969年、2-7頁。 

脚注

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