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肥後伊倉駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
肥後伊倉駅
駅舎とホーム(2023年6月)
ひごいくら
Higo-Ikura
玉名 (4.2 km)
(3.9 km) 木葉
地図
所在地 熊本県玉名市伊倉北方[1]
北緯32度54分47.95秒 東経130度35分11.09秒 / 北緯32.9133194度 東経130.5864139度 / 32.9133194; 130.5864139座標: 北緯32度54分47.95秒 東経130度35分11.09秒 / 北緯32.9133194度 東経130.5864139度 / 32.9133194; 130.5864139
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 鹿児島本線
キロ程 172.8 km(門司港起点)
電報略号 クラ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線[1]
開業年月日 1935年昭和10年)4月3日[1][2]
備考 簡易委託駅[3]
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肥後伊倉駅
配線図

玉名駅

1 2


STRg STRf
PSTR(R) PSTR(L)
PSTR(R) PSTR(L)
BUILDING PSTR(R) PSTR(L)
PSTR(R) PSTR(L)
STRg STRf

木葉駅

肥後伊倉駅(ひごいくらえき)は、熊本県玉名市伊倉北方にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線である[1]

歴史

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年表

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旧駅舎(2006年10月)

駅名の由来

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開業時の地名(玉名郡伊倉町)が由来。「伊倉駅」は他にはないが、この駅の開業時に伯備線に同じ読みの井倉駅があったいから「肥後伊倉駅」と命名された。

「伊倉(いくら)」の「イ」は湧水、「クラ」は「岩場」を表し、「岩場のある川港」という意味である。古くから菊池川木葉川に面した水の豊富な土地で、中世にはこの地の川港が他国との貿易で栄え、特に中国からの貿易船がこの地に頻繁に訪れたことから「唐人町」や「唐の平」という地名が残っている。

加藤清正が菊池川の河川を切り替えて広く干拓するまでは、「伊倉の川港」は菊池川港の一つであったという。

駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、1942年建築の木造駅舎があったが、2012年3月3日に旧駅舎の隣に新駅舎が完成した[1][6]。互いのホームは跨線橋で連絡している。

2010年4月1日から簡易委託駅となった[3]

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1 鹿児島本線 上り 大牟田鳥栖博多方面
2 下り 熊本八代方面

駅周辺

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駅前(2006年10月)

隣の駅

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九州旅客鉄道(JR九州)
鹿児島本線
区間快速・普通
玉名駅 - 肥後伊倉駅 - 木葉駅

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h 『週刊 JR全駅・全車両基地』 33号 熊本駅・嘉例川駅・大畑駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年3月31日、23頁。 
  2. ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、683頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ a b c 「住民管理 軌道乗るさようなら 大野下駅」『熊本日日新聞』熊本日日新聞社、2010年5月8日、朝刊、15面。
  4. ^ 「去月20日から 営業近代化 国鉄九州三局で実施」『交通新聞』交通協力会、1971年3月5日、1面。
  5. ^ 「通報 ●福知山線石生駅ほか147駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1985年3月12日、15-16面。
  6. ^ a b 「JR鹿児島線 肥後伊倉の新駅舎完成 住民ら500人が祝う」『西日本新聞西日本新聞社、2012年3月7日、朝刊、25面。
  7. ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2012年12月4日) 

関連項目

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外部リンク

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