コンテンツにスキップ

花岡永子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

花岡 永子(はなおか えいこ、1938年5月5日 - )は、日本宗教哲学者、大阪府立大学名誉教授。

来歴

[編集]

広島県生まれ。1957年広島国泰寺高等学校卒、1963年京都大学文学部哲学科卒、同大学院に学び、1965年より西独ハンブルク大学留学、1968年京大博士課程中退、1973年ハンブルク大学神学博士。1981年花園大学助教授、1986年教授、1992年大阪府立大学教授、1994年「心の宗教哲学 -心の自然な構造に即して」で京大文学博士。2002年定年退官、名誉教授、奈良産業大学教授、2009年退任、名誉教授。別に亡夫の姓である川村永子名義の著作もある。西田幾多郎の影響が強い。

著書

[編集]
  • キリスト教と西田哲学 川村永子 新教出版社 1988.5
  • キェルケゴールの研究 新しい宗教哲学的探求 川村永子 近代文芸社 1993.4
  • 禅と宗教哲学 川村永子 北樹出版 1994.3
  • 心の宗教哲学 心の自然な構造に即して 川村永子 新教出版社 1994.9
  • 宗教哲学の根源的探究 北樹出版 1998.6
  • 絶対無の哲学 西田哲学研究入門 世界思想社 2002.1
  • 「自己と世界」の問題 絶対無の視点から 現代図書 2005.11
  • Zen and christianity : from the standpoint of absolute nothingness by Eiko Hanaoka (-Kawamura) 丸善京都、2008.9

翻訳

[編集]
  • 神を問う 現代に信仰をさぐる H・ティーリケ編 川村訳 ヨルダン社 1977.4
  • 絶対無 仏教とキリスト教の対話の基礎づけ H.ヴァルデンフェルス 松山康国,川村永子訳 法蔵館 1986.6

参考

[編集]