近藤二郎
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人物情報 | |
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生誕 |
1951年12月2日 日本東京都 |
出身校 | 早稲田大学 |
学問 | |
研究分野 | 歴史学・考古学 |
研究機関 | 早稲田大学 |
近藤 二郎(こんどう じろう、1951年12月2日 - )は、日本の考古学者。早稲田大学文学学術院名誉教授。専門はエジプト学、考古学。
経歴
[編集]1951年、東京都杉並区生まれ[1]。1970年、東京都立西高等学校を卒業し、早稲田大学第一文学部に進む。西洋史を専攻し、1975年に卒業。1975~1978年、同大学大学院文学研究科修士課程。1978~1986年、博士後期課程。博士課程在学中の1981年から1983年にかけて文部省アジア諸国等派遣留学生としてエジプト・カイロ大学考古学部に留学した。
卒業後は、1986年4月より早稲田大学文学部助手。1999年より同大学文学部助教授、2004年より同大学文学部教授。早稲田大学エジプト学研究所所長。2022年名誉教授。 そのほかに、2014年より日本・オマーン協会理事、2018年より公益財団法人古代オリエント博物館理事を務めている。
研究内容・業績
[編集]- 王家の谷(1989年~現在)を12年以上にわたり継続調査している。[2]
- エジプトにおける発掘及び研究(アブ・シール南丘陵頂部遺跡,ダハシュール北遺跡,王家の谷・西谷アメンヘテプ3世墓)
- ネクロポリス・テーベのデータベース作成
関連
[編集]著作
[編集]著書
[編集]- 『ものの始まり50話 文明の源をさぐる』岩波ジュニア新書、1992
- 『エジプトの考古学』同成社、1997
- 『エジプト考古学』早稲田大学文学部 2003
- 『ヒエログリフを愉しむ 古代エジプト聖刻文字の世界』2004 集英社新書
- 『最新エジプト学蘇る「王家の谷」』新日本出版社 2007
- 『わかってきた星座神話の起源 エジプト・ナイルの星座』誠文堂新光社 2010
- 『わかってきた星座神話の起源 古代メソポタミアの星座』誠文堂新光社 2010
共編著
[編集]翻訳
[編集]- ロザリー・デイヴィッド『古代エジプト人 その神々と生活』筑摩書房 1986
- ニコラス・リーヴス『図説黄金のツタンカーメン 悲劇の少年王と輝ける財宝』原書房 1993
- ニコラス・リーヴス,リチャード・H.ウィルキンソン『図説王家の谷百科 ファラオたちの栄華と墓と財宝』原書房 1998
- リチャード・パーキンソン,スティーヴン・クワーク『パピルス 偉大なる発明、その製造から使用法まで』學藝書林 1999 大英博物館双書 古代エジプトを知る
- ヤロミール・マレク『エジプト美術』(岩波世界の美術)岩波書店 2004年
- イアン・ショー(近藤二郎・河合望共訳)『古代エジプト』岩波書店、2007年
- A.J.スペンサー編(近藤二郎監訳・ 小林朋則訳)『大英博物館図説古代エジプト史』原書房 2009年
- ジョージ・ハート著 (近藤二郎監訳・鈴木八司訳)『エジプトの神々』(大英博物館双書 古代の神と王の小事典) 學藝書林、2011年
脚注
[編集]- ^ 「近藤二郎教授年譜・主要著作目録」『史観』186、早稲田大学史学会
- ^ “Jiro Kondo”. 2010年1月31日閲覧。
- ^ https://web.archive.org/web/20140602195720/http://www.waseda.jp/jp/pr08/080929_p.html