近藤孝男
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こんどう たかお 近藤 孝男 | |
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文化功労者顕彰に際して 公表された肖像写真 | |
生誕 |
1948年9月10日 愛知県碧海郡 |
死没 | 2023年11月16日(75歳没) |
国籍 | 日本 |
研究分野 | 生物学 |
研究機関 |
基礎生物学研究所 名古屋大学 |
出身校 |
名古屋大学理学部卒業 名古屋大学大学院 理学研究科博士課程修了 |
主な業績 |
時計機能を司る遺伝子 および蛋白質の発見 |
主な受賞歴 |
アショフ・本間賞 (1995年) 木原記念財団学術賞 (1999年) 中日文化賞(2005年) 文部大臣表彰科学技術賞 (2006年) 日本植物生理学会賞学術賞 (2006年) 朝日賞(2007年) 紫綬褒章(2011年) 日本学士院賞(2014年) 瑞宝重光章(2021年) |
プロジェクト:人物伝 |
近藤 孝男(こんどう たかお、1948年9月10日[1] - 2023年11月16日)は、日本の生物学者(時間生物学)。理学博士(名古屋大学・1979年)。名古屋大学名誉教授。文化功労者。
基礎生物学研究所助手、名古屋大学大学院理学研究科教授、名古屋大学大学院理学研究科研究科長などを歴任した。
概要
[編集]愛知県出身の生物学者である。専門は、生物の体内時計(概日リズム)の仕組みを研究する時間生物学。シアノバクテリアの研究により時計機能を司る遺伝子及びタンパク質を発見。また、それらによって、生物時計を再現する実験にも成功した。理学博士(名古屋大学)。名古屋大学大学院理学研究科で教授となり、研究科長などを務めた。退官後は、特任教授として引き続き教鞭を執った。
略歴
[編集]- 1948年 - 愛知県碧海郡(現在の愛知県刈谷市)に生まれる
- 1967年 - 愛知県立岡崎高等学校卒業[2]
- 1970年 - 名古屋大学理学部卒業
- 1978年 - 岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所助手
- 1979年 - 名古屋大学大学院理学研究科博士課程修了
- 1995年 - 名古屋大学大学院理学研究科教授
- 2006年 - 名古屋大学大学院理学研究科長
- 2013年 - 名古屋大学大学院理学研究科特任教授
- 2016年 - 日本学術会議会員
- 2023年11月16日 - 肺炎のため入院先の病院で死去[3]。
賞歴
[編集]- 1995年 - アショフ・本間賞
- 1999年 - 木原記念財団学術賞
- 2005年 - 中日文化賞[4]
- 2006年 - 文部大臣表彰科学技術賞
- 2006年 - 日本植物生理学会賞学術賞
- 2007年 - 朝日賞[5]
- 2011年 - 木原賞
- 2014年 - 日本学士院賞
- 2015年 - Gilbert Morgan Smith Medal(米国科学アカデミー)
栄典
[編集]著書
[編集]- 1994年 Circadian Rhythm of bioluminescence in cyanobacteria by a Luciferase reporter In Circadian Clocks from cells to human (北大出版会)
- 1994年 Circadian Rhythms in Prokaryotic and Eukaryotic Unicellular Organisms In Hand Book of Neurobiology(Plenum)
- 1996年 Ciradian clock of cyanobacteria(Ciradian organization and oscillatory coupliny)
- 1997年 Cyanobacterial ciroadian rhythms Ann, Rev, Plant Physiol.
- 1998年 Biological Rhythms and Photoperiodism in Plants Chap 1. A Clockwork green : circadiam programs in photosyntloetic organisms(BIOS Scientific Publisher.)
- 2002年 植物にとっての昼と夜ー生物時計について 「植物が未来を拓く」(共立出版)
- 2004年 『シアノバクテリア』、岡村均・深田吉孝編『時計遺伝子の分子生物学』(シュプリンガー・フェアラーク東京株式会社)
脚注
[編集]- ^ 「日本人名大辞典」講談社
- ^ 『岡高同窓会名簿 1986』 愛知県立岡崎高等学校同窓会長、1986年10月1日、334頁。
- ^ “近藤孝男氏死去(名古屋大名誉教授・生物学)”. 時事ドットコム. (2023年11月18日) 2023年11月20日閲覧。
- ^ “中日文化賞 受賞者一覧”. 中日新聞. 2022年5月5日閲覧。
- ^ “朝日賞:過去の受賞者”. 朝日新聞. 2009年11月7日閲覧。
- ^ 春の褒章、705人24団体が受章:社会:YOMIURI ONLINE(読売新聞)
- ^ “紫綬褒章:受章者 野田秀樹さんら25人”. 毎日新聞 (2011年6月15日). 2011年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月5日閲覧。
- ^ “令和元年度 文化功労者”. 文部科学省 (2019年11月3日). 2020年11月2日閲覧。
- ^ 『官報』号外第250号、令和3年11月4日
- ^ 秋の叙勲受章者毎日新聞 2021/11/3 東京朝刊
- ^ “令和3年秋の叙勲 瑞宝重光章受章者”. 内閣府. 2023年1月10日閲覧。