コンテンツにスキップ

鈴木昭憲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鈴木 昭憲
生誕 日本の旗 日本
居住 日本の旗 日本
国籍 日本の旗 日本
研究分野 昆虫植物生理活性物質
研究機関 東京大学秋田県立大学
出身校 東京大学
主な業績 昆虫と植物の生理活性物質、学長や副学長の職務
影響を
受けた人物
田村三郎
影響を
与えた人物
磯貝彰片岡宏誌
主な受賞歴 日本学士院賞、文化功労者
プロジェクト:人物伝
テンプレートを表示

鈴木昭憲(すずき あきのり、1935年5月13日[1] - )は、日本の生物有機化学者。神奈川県出身。

昆虫植物の生理活性物質の研究に大きく貢献した[2][3][4][5]。東京大学副学長や秋田県立大学学長としての職務も行った。1997年の東大総長選では決選投票で蓮實重彦に敗れた[6]

履歴

[編集]
  • 1935年 5月 - 神奈川県茅ケ崎町(現:茅ヶ崎市)円蔵に生まれる。
  • 1959年 3月 - 東京大学農学部農芸化学科卒業
  • 1962年 9月 - 東京大学農学部助手
  • 1965年 9月 - 農学博士の学位を授与される。
  • 1970年 1月 - 東京大学農学部助教授
  • 1977年 8月 - 東京大学農学部教授(農芸化学科生物有機化学講座担任)
  • 1990年 4月 - 科学官併任(文部省高等教育局、1994年まで)
  • 1992年 4月 - 東京大学農学部長併任(1994年9月まで)
  • 1994年 3月 - 秋田県立大学構想検討委員会委員委嘱(秋田県)
  • 1994年10月 - 東京大学副学長併任(1997年3月31日まで)
  • 1995年 8月 - 秋田県県立大学基本構想策定委員会委員委嘱(秋田県)
  • 1996年 4月 - 農林水産省農林水産技術会議委員併任(平成年まで)
  • 1996年10月 - (仮称)秋田県立大学創設準備委員会委員長委嘱(秋田県)
  • 1997年 3月 - 東京大学停年退官
  • 1997年 5月 - 東京大学名誉教授
  • 1999年 4月 - 秋田県立大学初代学長
  • 2006年 3月 - 秋田県立大学長退職
  • 2006年 7月 - 秋田県立大名誉教授
  • 2006年 1月 - 平成18年度宮中講書始の儀 進講者 (宮内庁

主な学会及び社会活動等

[編集]
  • 1994年 2月 - 文部省学術審議会委員(2002年1月まで)
  • 1994年 7月 - 日本学術会議会員(第16期、任期3年)
  • 1996年 4月 - 農林水産省農林水産技術会議委員併任(2004年まで)
  • 1998年 3月 - 日本化学会名誉会員
  • 2000年 4月 - 戦略的基礎研究(CREST)研究領域「植物の機能と制御」研究統括(科学技術振興事業団、2008年3月まで)
  • 2001年 3月 - 日本農芸化学会名誉会員
  • 2005年10月 - 日本ペプチド学会名誉会員
  • 2006年 1月 - 日本農学会会長 (2010年1月まで)
  • 2006年 3月 - 日本学術会議連携会員(2011年9月まで)
  • 2006年 6月 - 日本農業研究所理事 
  • 2006年 7月 - 日本農学アカデミー会長 (2010年7月まで)
  • 2007年 8月 - (財)日本国際教育支援協会 副会長 (2013年7月まで)
  • 2011年 7月 - 学校法人 東京農業大学理事
  • 2013年 8月 - (財)日本国際教育支援協会 会長 

受賞・栄典

[編集]
  • 1972年 4月 - 農芸化学奨励賞
  • 1983年10月 - 日本動物学会
  • 1988年 4月 - 日本農芸化学会賞
  • 1992年 6月 - 日本学士院賞(石崎宏矩名古屋大学教授との共同研究、「カイコ脳神経ペプチドに関する化学的・分子生物学的研究」)
  • 1996年 1月 - ヘイロフスキー記念メダル(チェコ共和国科学アカデミー)[7]
  • 1996年 6月 - 藤原賞(「昆虫脳神経ペプチドに関する化学的・分子生物学的研究」)
  • 2005年11月 - 文化功労者顕彰
  • 2009年11月 - 瑞宝重光章

脚注

[編集]
  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.413
  2. ^ 西尾敏彦 編『昭和農業技術史への証言 第10集 (人間選書 274) 第3話 農芸化学の研究生活回顧―生物活性物質の研究者からサポーターへ 鈴木昭憲述』農山漁村文化協会、2012年12月1日、139-196頁https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I024104225 
  3. ^ 田村三郎『現象の追跡―生理活性物質化学を拓く』学会出版センター、1981年12月1日。 
  4. ^ 『かつて絵描きだった』石崎 宏矩”. サイエンティスト・ライブラリー | JT生命誌研究館. 2024年7月24日閲覧。
  5. ^ 『化学で生命現象をつなぎ、人をつなぐ』磯貝 彰”. サイエンティスト・ライブラリー | JT生命誌研究館. 2024年7月24日閲覧。
  6. ^ [1997年3月3日紙面新総長に蓮實重彦氏 | 東大総長選2020]” (2020年9月25日). 2024年7月24日閲覧。
  7. ^ http://www.cas.cz/miranda2/export/sitesavcr/data.avcr.cz/veda_a_vyzkum/oceneni/medaile/files/medaile-od-1995.pdf in the section “Cestná oborova medaile Jaroslava Heyrovského za zasluhy