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2000メートル障害

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2000メートル障害(2000メートルしょうがい)は、陸上競技障害物競走の一種で、障害と水壕を通過しながら2000メートルを走るタイムを競う。一般的に2000mSCと表示され、この「SC」とは「スティープルチェイス」の略である。

基本的に障害物の高さは3000メートル障害と同様で、男子が91.4cm、女子が76.2cm、マスターズは男女共に76.2cmとされている。 コースは外水壕(1周421m)の場合、1500mのスタート付近からスタートし、4周と361mを走る。2000mの間に障害の数は、障害が計18回、水壕が計5回。

主に日本ではマスターズ陸上全国高等学校陸上競技選抜大会等の一部の大会で実施されている。世界陸連日本陸連から世界記録、日本記録共に非公認記録であるが、U18記録はともに公認されている[1][2]。U20は、日本陸連では男子の記録のみ公認されている[3]。因みに、3000メートル障害は、世界陸連ではU18記録は非公認記録である。

各種最高記録

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男子
記録 タイム 名前 所属 日付
世界最高記録 5分10秒68 マイディーヌ・メキシベナバ フランスの旗 フランス 2010年6月30日
U18世界記録 5分19秒99 メレサ・カーサイ エチオピアの旗 エチオピア 2013年7月12日
アジア最高記録 5分14秒53 サイフ・サイード・シャヒーン カタールの旗 カタール 2005年5月13日
日本最高記録 5分29秒11 楠康成 阿見AC 2022年4月24日
U20日本記録 5分39秒27 三浦龍司 洛南高等学校 2019年4月28日
U18日本記録 5分39秒27 三浦龍司 洛南高等学校 2019年4月28日
高校最高記録 5分39秒27 三浦龍司 洛南高等学校 2019年4月28日
高2歴代最高記録 5分42秒35 三浦龍司 洛南高等学校 2019年3月16日
高1歴代最高記録 - - - -
女子
記録 タイム 名前 所属 日付
世界最高記録 5分47秒42 ベアトリス・チェプコエチ  ケニア 2023年9月2日
U18世界記録 6分07秒71 ファンシー・チェロノ  ケニア 2019年9月1日
アジア最高記録 5分56秒83 ウィンフレドムチレ・ヤビ バーレーンの旗 バーレーン 2019年9月1日
日本最高記録 6分19秒55 山中柚乃 愛媛銀行 2021年4月25日
U18日本記録 6分36秒81 島田美穂 山梨学院大学附属高等学校 2014年8月31日
高校最高記録 6分36秒81 島田美穂 山梨学院大学附属高等学校 2014年8月31日
高2歴代最高記録 6分36秒81 島田美穂 山梨学院大学附属高等学校 2014年8月31日
高1歴代最高記録 6分58秒80 西山未奈美 白鵬女子高等学校 2015年8月30日

日本最高記録

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高校歴代10傑

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男子
タイム 名前 所属 日付
1 5分39秒27 三浦龍司 洛南高等学校 2019年4月28日
2 5分42秒13 菊地敦郎 福島県立原町高等学校 2005年7月15日
3 5分42秒16 矢ノ倉弘 山梨学院中学高等学校 2013年7月12日
4 5分42秒94 山本嵐 佐久長聖高等学校 2017年7月22日
5 5分44秒00 濱田和浩 瓊浦高等学校 2014年8月31日
6 5分45秒10 櫛部静二 宇部鴻城高等学校 1988年10月17日
7 5分45秒14 滋野聖也 横浜高等学校 2011年8月31日
8 5分45秒21 松井智和 野洲高等学校 1988年10月17日
9 5分45秒57 中村守 上田高等学校 1988年10月16日
10 5分45秒73 板橋弘行 松山高等学校 1987年6月28日
女子
タイム 名前 所属 日付
1 6分36秒81 島田美穂 山梨学院大学附属高等学校 2014年8月31日
2 6分37秒52 清水萌衣乃 逗子高等学校 2014年8月31日
3 6分38秒32 リンズィーヘレナ芽衣 横浜市立金沢高等学校 2017年8月27日
4 6分38秒94 野末侑花 北九州市立高等学校 2017年8月27日
5 6分43秒79 須貝美齢 鶴岡南高等学校 2017年8月27日
6 6分44秒23 高安結衣 長野東高等学校 2017年8月27日
7 6分45秒70 松村悠香 北九州市立高等学校 2015年8月30日
8 6分46秒60 丹羽七海 白鵬女子高等学校 2012年5月3日
9 6分47秒90 柴田佑希 北九州市立高等学校 2015年4月25日
10 6分48秒10 石川英沙 成田高等学校 2017年8月27日

マスターズ陸上における記録

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男子
クラス タイム 名前 所属 樹立年
M60 7分15秒35 鹿野克夫 福島マスターズ 2003年
M65 7分32秒34 加藤啓一 山形マスターズ 2011年
M70 8分21秒40 市川邦夫 東京マスターズ 2003年
M75 9分7秒34 山本傅 兵庫マスターズ 2006年
M80 10分01秒18 田茂井宗一 大阪マスターズ 2003年
M85 11分36秒93 田茂井宗一 大阪マスターズ 2008年
女子
クラス タイム 名前 所属 樹立年
M25 7分03秒06 田阪亜樹 広島マスターズ 2016年
M30 6分57秒97 田阪亜樹 広島マスターズ 2016年
M35 7分32秒72 石井幸枝 茨城マスターズ 2001年
M40 7分16秒91 石井幸枝 茨城マスターズ 2006年
M45 7分29秒62 末吉真規子 石川マスターズ 2007年
M50 7分48秒61 末吉真規子 石川マスターズ 2013年
M55 9分26秒98 高橋紀子 岩手マスターズ 2015年
M60 10分17秒10 中村喜美子 東京マスターズ 2001年
M65 10分31秒29 今貴枝 東京マスターズ 2016年
M70 11分30秒84 鈴木郁子 北海道マスターズ 2010年
M75 11分48秒79 鈴木郁子 北海道マスターズ 2012年

出典

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  1. ^ [1]日本陸連公式サイト 2021年4月25日閲覧
  2. ^ [2]世界陸連サイト 2021年4月25日閲覧
  3. ^ [3]日本陸連公式サイト 2021年4月25日閲覧