AYUSH省
AYUSH省 (英語:Ministry of Ayush)は、インドの行政機関の一つ。インドにおける伝統医学と代替医療の教育、研究、普及の発展を管轄している[1]。
| AYUSH省 Ministry of Ayush | |
|---|---|
 インド政府のロゴマーク | |
 AYUSH省のロゴマーク | |
| Ministry概要 | |
| 設立年月日 | 2014年11月9日 |
| 管轄 | インド政府 |
| 年間予算 | ₹3,647.50クロール (US$510百万) (FY2023–24)[2] |
| 監督大臣 |
|
| 行政官 |
|
| ウェブサイト | ayush |
歴史
[編集]「AYUSH」は、省の管轄する伝統医学・代替医学である、アーユルヴェーダ（Ayurveda）・ヨーガ（Yoga）・ユナニ医学（Unani）・シッダ医学（Siddha）・ホメオパシー（Homeopathy）の頭字語である[3]。インド首相のナレンドラ・モディはヒンドゥー・ナショナリズム的政策の一環として、アーユルヴェーダの復権を訴えており[4]、2014年11月9日には以前より存在したインド伝統医学に関する政府部門を省庁に昇格させることを決定した[4][5][6]。AYUSH省に割り当てられた予算は、2017年-2018年時点で1428.7クロール（千万）ルピーとなり、2013年-2014年のものから倍増した[7]。
組織
[編集]専門家委員会
[編集]- 中央ホメオパシー委員会(CCH)
- インド医学中央委員会
研究機関
[編集]- アーユルヴェーダとシッダ研究中央評議会(CCRAS)
- ウナニ医学研究中央評議会 (CCRUM)
- ホメオパシー研究中央評議会 (CCRH)
- ヨガと自然療法の研究のための中央評議会 (CCRYN)
歴代の大臣一覧
[編集]| 代 | 氏名 | 在任期間 | 政党 | 内閣 | 首相 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 就任日 | 退任日 | 在職日数 | ||||||||
| 1 | 
|
シュリパッド・ナイク | 2014年11月9日 | 2019年5月30日 | 6年, 240日 | インド人民党 | 第1次モディ内閣 | ナレンドラ・モディ | ||
| 2019年5月31日 | 2021年7月7日 | 第2次モディ内閣 | ||||||||
| 2 | .jpg)
|
サルバナンダ・ソノワル | 2021年7月7日 | 2024年6月10日 | 2年, 339日 | |||||
| 3 | 
|
プラタプラオ・ジャダブ | 2024年6月10日 | （在任中） | 115日 | シヴ・セーナー | 第3次モディ内閣 | |||
| 代 | 氏名 | 在任期間 | 政党 | 内閣 | 首相 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 就任日 | 退任日 | 在職日数 | ||||||||
| 1 | .jpg)
|
マヘンドラ・ムンジャパラ | 2021年7月7日 | 2024年6月9日 | 2年, 338日 | インド人民党 | 第2次モディ内閣 | ナレンドラ・モディ | ||
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ Desk, Pranshu Rathee,DH Web. “What is AYUSH and the controversy around it?” (英語). Deccan Herald. 2024年8月12日閲覧。
- ^ “DEMANDS FOR GRANTS, 2023-24 MINISTRY OF AYUSH”. Union budget of India (1 Feb 2023). 1 Feb 2023閲覧。
- ^ Shrinivasan, Rukmini (2015年4月26日). “Questions over science swirl, but AYUSH stands firm” (英語). The Hindu. ISSN 0971-751X 2019年1月22日閲覧。
- ^ a b Doshi, Vidhi (29 January 2018). “How ghee, turmeric and aloe vera became India's new instruments of soft power”. The Washington Post 18 February 2019閲覧。
- ^ Bhatia, Rahul; Lasseter, Tom (May 23, 2017). “Modi's Yogi” (英語). Reuters 2022年5月29日閲覧。
- ^ Rathee, Pranshu (2018年11月20日). “What is AYUSH and the controversy around it?”. Deccan Herald (The Printers (Mysore)). オリジナルの2020年11月22日時点におけるアーカイブ。 2021年4月4日閲覧。
- ^ Sumaiya Shaikh (November 2018). “Spoonful of Sugar: Why India's push for alt-med in the public health system is ill-advised” (英語). The Caravan. 2020年1月16日閲覧。
関連項目
[編集] インドの省 | |||
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文化省 - 地球科学省 -環境・森林・気候変動省 | |||
部族問題省 - 新再生可能エネルギー省 - 在外インド人省 | |||
道路交通・高速道路省 - 農村開発省 - 科学技術省 | |||
社会正義・エンパワーメント省 -統計・計画実施省 - 鉄鋼省 - 繊維省 | |||
観光省 - 都市開発省 - 水資源・河川開発・ガンジス再生省 | |||
| 原子力省（独立の省） - 宇宙省（独立の省） | |||
| 全般 | |
|---|---|
| 国立図書館 | |
