アパパネ
この記事は「新馬齢表記」で統一されています。 |
アパパネ | ||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第15回秋華賞パドック | ||||||||||||||||||
欧字表記 | Apapane[1] | |||||||||||||||||
香港表記 | 夏威夷鳥[2] | |||||||||||||||||
品種 | サラブレッド[3] | |||||||||||||||||
性別 | 牝[3] | |||||||||||||||||
毛色 | 鹿毛[3] | |||||||||||||||||
生誕 | 2007年4月20日(17歳)[3] | |||||||||||||||||
登録日 | 2009年5月6日 | |||||||||||||||||
抹消日 | 2012年9月15日 | |||||||||||||||||
父 | キングカメハメハ[3] | |||||||||||||||||
母 | ソルティビッド[3] | |||||||||||||||||
母の父 | Salt Lake[3] | |||||||||||||||||
生国 | 日本(北海道安平町)[3] | |||||||||||||||||
生産者 | ノーザンファーム[3] | |||||||||||||||||
馬主 | 金子真人ホールディングス (株)[3] | |||||||||||||||||
調教師 | 国枝栄[3](美浦) | |||||||||||||||||
調教助手 | 佐藤勝美[4] | |||||||||||||||||
厩務員 | 福田好訓[4] | |||||||||||||||||
競走成績 | ||||||||||||||||||
タイトル |
牝馬三冠[3](2010年) JRA賞最優秀2歳牝馬[3](2009年) JRA賞最優秀3歳牝馬[3](2010年) 東京競馬記者クラブ賞[5](2010年) 関西競馬記者クラブ賞[6](2010年) | |||||||||||||||||
生涯成績 |
19戦7勝[3] 中央:18戦7勝[3] 香港:1戦0勝[3] | |||||||||||||||||
獲得賞金 | 5億5859万2000円[3] | |||||||||||||||||
|
アパパネ(欧字名:Apapane、香港名:夏威夷鳥、2007年4月20日 - ) は、日本の競走馬、繁殖牝馬[3]。
2010年に史上3頭目の牝馬三冠を達成。同年のJRA賞最優秀3歳牝馬、2009年のJRA賞最優秀2歳牝馬である。牝馬三冠競走の他に、2009年の阪神ジュベナイルフィリーズと2011年のヴィクトリアマイルを制しGI級競走5勝を挙げた。
競走馬引退後は、繁殖牝馬として2021年のクイーンカップ(GIII)、秋華賞(GI)を制したアカイトリノムスメ(父:ディープインパクト)を生産した。
経歴
[編集]誕生までの経緯
[編集]ソルティビッドは、2000年にアメリカで生産された牝馬で父はソルトレイクであった。日本に輸入されて金子真人が所有し、美浦トレーニングセンターの国枝栄厩舎に入厩。2歳夏の札幌競馬場でデビューして2戦目の新馬戦で逃げ切り勝利、続くすずらん賞(OP)も逃げ切って連勝とした。続いてファンタジーステークス(GIII)で5着に敗れた後、関西の栗東トレーニングセンターに1か月滞在し、阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)に蛯名正義とともに出走した。このように、美浦トレーニングセンター所属の関東馬が、あらかじめ栗東トレーニングセンターに滞在し、近い関西圏の競走に出走することは、後に「栗東留学」と呼ばれるようになっている[7]。国枝は、この手法がソルティビットに初めて用いた[7]。3歳となってからは、フェアリーステークス(GIII)2着、菜の花賞(OP)と芝1200メートルで好走。4歳春まで走り、に12戦3勝という成績で競走馬を引退した。金子真人ホールディングス所有のまま、北海道安平町のノーザンファームにて繁殖牝馬となった[8]。
2005年にはジャングルポケットの初仔(後のトムトム[9])を出産し、続けて金子が所有したキングカメハメハを交配。2006年に牝馬の2番仔を出産し金子によりマカニと命名されたが、競走馬としてデビューすることはできなかった[10][11]。2006年、再びキングカメハメハを交配し、2007年4月20日、3番仔となる牝馬(後のアパパネ)が誕生する。
金子は、ハワイで生息しているアカハワイミツスイを英語で表した「アパパネ」[12]と命名[13]。2歳となった2009年5月に美浦トレーニングセンターの国枝栄厩舎に入厩する[14]。
競走馬時代
[編集]2歳(2009年)
[編集]7月5日、福島競馬場の新馬戦(芝1800メートル)で蛯名正義が騎乗してデビュー、雨がちな天気で稍重寄りの良馬場の中、単勝3番人気で出走した[14]。中団から最終コーナーで先頭に接近するも伸びを欠き、勝利したロードシップに5馬身遅れた3着[14]。蛯名は「ボコボコの馬場は合わない」を敗因とし「非力」と指摘していた[14]。また直後に球節が腫れてしまい、放牧に出された[15]。この間に馬体は成長し、蛯名の言う「非力」は解消、馬体重も増加した[15]。10月31日、東京競馬場の未勝利戦(芝1600メートル)にて、新馬戦から馬体重を24キログラム増やして参戦[15]。好位の3番手から直線で先行する2頭の間から抜け出し、2馬身差をつけて初勝利を挙げた[14]。一方で、この飼い葉を実にする筋肉質の身体は、調教のみで調子を上げ切ることが出来ず、仕上げのために前哨戦を叩くことを必要とする面があった[16]。
続く11月15日、同じ距離、条件の赤松賞(500万円以下)では、大外16番枠から発走し、8番手の中団から直線では、外側に持ち出した。蛯名がいざ追い出そうとした際、アパパネの反応があまりに良かったために少しの間制御することができず、外に膨らんでしまった[14]。改めて、外から追い込み、先行する1番人気ブルーミングアレーなどをかわして抜け出した[14]。以降は、蛯名が手綱を引くほどの余裕がありながら独走し、後方に2馬身半差をつけて先頭で入線[14]。走破タイム1分34秒5は、2歳コースレコードを0秒1上回るレコードタイムでの優勝であった[17]。この走りに、かわされて2着に敗れたブルーミングアレー騎乗の柴田善臣は「一瞬のうちに抜かされた[14]」と証言している。
阪神ジュベナイルフィリーズ
[編集]11月26日から栗東トレーニングセンターで調整を行い、阪神ジュベナイルフィリーズ(JpnI)に参戦[18][19][20]。新潟2歳ステークス(JpnIII)を制したシンメイフジが3.9倍の1番人気となり、それに次ぐ4.6倍の2番人気に推された。ゲート入りを嫌い、中に収まるまでに時間を要した[15]。大外枠18番からの発走すると、中団に位置[21][22]。人気を集めたアパパネやシンメイフジ、3番人気のタガノエリザベートの作戦が総じて後方からの追い込みであったため、その他はそれらによる馬群の外からの「まくり」を警戒[23]。そのため直線では、先行する人気薄がしきりに外に進路を求めていた[23]。しかし、アパパネは最終コーナーにて、先行馬が外に広がったことで空いた馬場の内側を突き、追い込みを開始[14]。同じく内に切り替えたアニメイトバイオと馬体を並べながら順位を上げた。やがてアニメイトバイオを制して先頭となり、先頭で入線。JpnI競走を初勝利[24]、キングカメハメハ産駒にとっても初のGI級タイトルであった[13]。
映像外部リンク | |
---|---|
2009年 阪神ジュベナイルフィリーズ レース映像 JRA公式YouTubeチャンネルによる動画 |
また福島競馬場でデビューした馬による本競走の優勝は初めてであり[13]、美浦トレーニングセンター所属の関東馬が優勝したのは、2004年のショウナンパントル以来であった[25][注釈 1]。2002年に17着に敗れた母など5回目の管理馬参戦となった国枝は初の阪神ジュベナイルフィリーズ制覇となった[26]。2着アニメイトバイオに騎乗した内田博幸は「あっという間に離された[14]」3着ベストクルーズに騎乗した安藤勝己は「勝ち馬(アパパネ)は抜けてくるときの脚が違った[14]」と証言している[14]。
JRA賞では、満票である287票を獲得しJRA賞最優秀2歳牝馬を受賞した[27]。JPNサラブレッドランキングは2歳牝馬トップの「108」が与えられ、前々年のトールポピー、3年前のウオッカと並ぶ評価となった[注釈 2][注釈 3][28]。
3歳(2010年)
[編集]ソルティビッドから始まった「栗東留学」は、それから7年間で5頭の3歳牝馬に用いられていた[29]。国枝の言う「栗東留学」とは、京都や阪神のレースに出走するために、直前に美浦から関西に輸送することで生じる渋滞などのリスクを防ぐということにあった[30]。国枝厩舎所属の厩務員福田好訓[注釈 4]は、4歳牡馬だったマイネルソロモンが2004年のスワンステークス、マイルチャンピオンシップに出走するために初めて「栗東留学」を経験して以降、ピンクカメオやサイレントプライド、マイネルキッツなどの「栗東留学」に同行[30]。滞在経験豊富な人物に栗東出張を任せる国枝の方針により、アパパネの桜花賞に向けてもまた福田が担当することとなった[31]。2月18日に栗東トレーニングセンターに移動して調整され[32]、3月6日のチューリップ賞(GIII)から始動[33]。初の重馬場での出走ながら、2.2倍の支持で初めて1番人気となった[15]。
阪神ジュベナイルフィリーズではなかなかゲートに入らず、ゲートの中にいる他の馬を待たせてしまっていたため[注釈 5]、国枝が自ら願い出て最初にゲートに誘導されたが、相変わらずゲート入りには時間を要した[29][注釈 6]。良いスタートではなかったが、追い上げて好位に位置したが[34][35]、途中で前に馬を置いて息を入れることができずにかかってしまった[15][36]。残り200メートルで先頭となったが、終始アパパネの背後をつけていた9番人気のショウリュウムーンに外からかわされ、4分の3馬身遅れた2着[35]。蛯名は「悲観する内容じゃない」と振り返っている[15]。軍土門隼夫は、良馬場以外のチューリップ賞は1996 - 97年、2001年、2003年とそれまでに4回あり、それらすべてで1番人気の支持を集めた馬[注釈 7]が敗退していることから、アパパネの2着を「正しい敗戦[36]」と指摘していた[36]。
桜花賞
[編集]チューリップ賞の後、栗東トレーニングセンターに居残り、4月11日の桜花賞(GI)に参戦。2.3倍の1番人気に推された。続く5.1倍の2番人気にはクイーンカップ(GIII)を制したアプリコットフィズ、9.9倍の3番人気にはフラワーカップ(GIII)を制したオウケンサクラが続いた[37]。
チューリップ賞と同じく最初にゲートに誘導されたが、同様に時間を要した[29]。スタートからオウケンサクラが逃げて、アパパネは先行[29]。当日の阪神競馬場は、先行馬がそのまま勝利するレースが多く、後方からの差し切りが決まりにくいという馬場の傾向があった[29]。加えて、出走するメンバーには特徴的な逃げ馬が存在せず、スローペースと目されていた[38]。このことから蛯名は意識的に4、5番手に位置[38]。途中で折り合いを欠いた場面もあったが、蛯名は抑え込むことに成功した[38]。逃げるオウケンサクラを目標に、4番手で最終コーナーを回り直線では外に持ち出して追い上げを開始[39]。粘るオウケンサクラを差し切り、半馬身差をつけて先頭で入線した[40]。
映像外部リンク | |
---|---|
2010年 桜花賞 レース映像 JRA公式YouTubeチャンネルによる動画 |
走破タイム1分33秒3は、2005年のラインクラフトが記録した桜花賞レコードを0秒2更新するレコードタイムでの勝利[41]。蛯名は桜花賞を初めて制し、国枝はクラシック初勝利[41]。美浦所属の騎手による勝利は、1985年のエルプスに騎乗した木藤隆行以来25年ぶり[42]。また福島競馬場デビューの馬による勝利は、1974年のタカエノカオリ以来36年振りであった[43]。
優駿牝馬
[編集]桜花賞後に、美浦トレーニングセンターに戻って調整され、5月23日の優駿牝馬(オークス)(GI)に参戦した。3.8倍の1番人気に推され、続く2番人気にはチューリップ賞で敗れたショウリュウムーン、3番人気には桜花賞2着のオウケンサクラであった[44]。降雨により馬場が悪化して敗れたチューリップ賞に次ぐ稍重となり、1600メートルでかかってしまうアパパネは、2400メートルの距離に果たして対応できるのかという心配も指摘されていた[38]。加えて、外枠の8枠17番の発走であった[38]。しかし、桜花賞以来1か月半の間にアパパネの身体は前後に伸び、長距離をこなす余地のある体形に変化していたという[45]。
ニーマルオトメが逃げてアグネスワルツがそれに続く中、アパパネは9番手の中団に位置[44]。最終コーナーでは大外に持ち出し、アグネスワルツが先に抜け出していた。アパパネの内側にはサンテミリオンがおり、2頭並んでアグネスワルツを目がけて追い上げを開始。2頭は残り200メートルでアグネスワルツをかわして、2頭だけの争いとなった[46]。まず、アパパネがリードを作ったが、サンテミリオンが盛り返して、再び並んだところで決勝線を通過した[47]。
映像外部リンク | |
---|---|
2010年 優駿牝馬 レース映像 JRA公式YouTubeチャンネルによる動画 |
2頭の争いは写真判定となり、直ちに着順が確定していなかったが、蛯名は敗れたと思い、サンテミリオン騎乗の横山典弘に「おめでとう」と声をかけていた[48]。脱鞍所[注釈 8]では蛯名が2着馬用の場所へ入ろうとしていたが、勝利を信じた厩舎スタッフにより1着馬用の場所に誘導された[49][注釈 9]。12分かかって判定は同着[49]、JRA-GIでは初めてとなる1着同着、デッドヒートが成立した[50]。横山と蛯名は、1992年の帝王賞でも横山のナリタハヤブサと、蛯名のラシアンゴールドで1着同着を経験しており、それ以来のデッドヒート[50]。優勝賞金は、1着と2着の賞金を併せて半分に分けた6800万円であった[注釈 10][46]。直後に行われた表彰式では、優勝馬服、優勝レイが一つしか用意されていないために、別々に実施された[46]。
アパパネは、前年のブエナビスタに続き2年連続で牝馬二冠を達成[51]。金子は、キングカメハメハ(東京優駿)、ディープインパクト(皐月賞、菊花賞)、アパパネ(桜花賞、優駿牝馬)の3頭で日本のクラシック競走全制覇を果たした[52]。美浦トレーニングセンター所属の関東馬の勝利は2002年のスマイルトゥモロー以来、また関東馬の牝馬二冠は1986年のメジロラモーヌ[注釈 11]以来であった[51]。
レース後は放牧に出ず、美浦トレーニングセンターに残った[53]。2010年の記録的な夏の暑さに対し、まだ気温の上がらない午前5時に坂路で調整された[53][54]。
秋華賞
[編集]8月から本格的に調教が始まり[55]、9月9日に栗東トレーニングセンターに移動[56]。9月19日のローズステークス(GII)で始動。食欲旺盛、度重なる調教でも馬体重は絞れず、優駿牝馬からプラス24キログラム[54][57]。調子が戻らず、出走にあたって国枝は「負けを覚悟」するほどの状態だったが[57]、2.1倍の1番人気に支持された。スタートから先行し馬群の中に位置したが[58]、途中で折り合いを欠いた[59]。直線では、一時先頭となったが、後方を離すには至らず、馬群の間からアニメイトバイオにかわされ、先頭のアニメイトバイオから1馬身以上後れを取る4着に敗れた[60]。
それから、そのまま栗東トレーニングセンターに留まり、10月17日の秋華賞(GI)に参戦。体重は前走から4キログラム減り、馬体も引き締まった[54][57]。蛯名はレース前、アパパネ1頭が優れているとして「普通に走れば勝てる」と分析していた[61]。2.3倍の1番人気に推され、対する2番人気にはクイーンステークス勝利から参戦のアプリコットフィズが7.1倍[62]。優駿牝馬で同着のサンテミリオンが7.9倍の3番人気に支持された[62]。
ゲートに入るのに苦労したものの、良いスタート[63]。すぐに、中団の後方まで位置を下げた[64]。アグネスワルツが逃げる中、第3コーナー付近で進路を外に求めて追い上げ[64]、残り200メートルで先頭となり、内から伸びたアニメイトバイオを4分の3馬身退けて先頭で入線[64]。GI4勝目を挙げた。1986年のメジロラモーヌ、2003年のスティルインラブに次いで史上3頭目となる牝馬三冠を達成した[65]。
映像外部リンク | |
---|---|
2010年 秋華賞 レース映像 JRA公式YouTubeチャンネルによる動画 |
続く出走した11月14日のエリザベス女王杯(GI)では、史上最速となる3歳11月でのGI5勝目と牝馬初となる年間GI4勝をかけて出走し[66]、2.7倍の1番人気に推された。イギリス及びアイルランドのオークス優勝馬スノーフェアリーにつけられた6番手に位置し、最終コーナーでは直線に外に持ち出して追い上げたが、スノーフェアリーに5馬身以上離された3着[67]。蛯名は、敗因を精神面に求めている[67]。
JRA賞では、285票中284票[注釈 12]を集めてJRA賞最優秀3歳牝馬を受賞[68]。年度代表馬選考ではブエナビスタが211票を集めて受賞する中、アパパネには2位となる41票が投じられた[68]。JPNサラブレッドランキングでは「112」が与えられ、日本調教馬の牝馬では首位であった[注釈 13][注釈 14][69]。
4歳 - 5歳(2011 - 12年)
[編集]中山記念(GII)で始動する予定だったが、熱発のため回避[70]。代わりに出走したマイラーズカップ(GII)では4着[71]。
続いて、5月15日のヴィクトリアマイル(GI)に出走した。1年先輩の牝馬二冠馬ブエナビスタが1.5倍の1番人気に推され、それに次ぐ4.1倍の2番人気となった[72]。ブエナビスタとアパパネの馬連には32.77パーセントの支持率となった[73]。オウケンサクラが大逃げを打つ中、ブエナビスタよりも前につけて直線で大外から追い上げた[74]。内で先行から抜け出していたレディアルバローザを残り50メートルでかわして、迫るブエナビスタをクビ差だけ振り切って先頭で入線[75]。GI5勝目、牝馬三冠を達成した馬でその後勝利を挙げたのは史上初めてであった[76]。また、走破タイム1分31秒9は、レースレコードを更新している[77]。牝馬限定GⅠを5勝は、2024年現在メジロドーベルと並ぶ歴代最多タイ[注釈 15]。
映像外部リンク | |
---|---|
2010年 ヴィクトリアマイル レース映像 JRA公式YouTubeチャンネルによる動画 |
その後、安田記念は6着となり初めて着外。府中牝馬ステークス(GII)では14着。エリザベス女王杯では再びスノーフェアリーに敗れて3着となった。その後は香港へ遠征し、12月の香港マイル(G1)に出走したが13着となった。
5歳となった2012年も現役を続行。蛯名の落馬負傷により岩田康誠に乗り替わった阪神牝馬ステークス(GII)や[78]、連覇が期待され1番人気に推されたヴィクトリアマイル、安田記念に出走したもののいずれも勝利することができなかった。夏は、北海道苫小牧市のノーザンファーム空港牧場に放牧[79]。秋はエリザベス女王杯を目標とし、前哨戦から向かうことが決まっていたが[79]、9月13日に右前浅屈腱炎の発症が判明[80]。復帰を断念して引退し、9月15日付でJRAの競走馬登録を抹消した[81]。
繁殖牝馬時代
[編集]北海道勇払郡安平町のノーザンファームで繁殖牝馬となった。初年度からディープインパクトが交配され、2014年2月28日に初仔となる牡馬(後のモクレレ)が誕生した[82]。GI7勝の三冠馬ディープインパクトとGI5勝の牝馬三冠馬アパパネの配合にメディアは「12冠ベビー」とはやし立てた[83][84]。その後、2019年までディープインパクトと交配を続け、12冠ベビーを4頭を生産[85]。最後の12冠ベビーとなったアカイトリノムスメは、2021年のクイーンカップ(GIII)にて重賞勝利[86]、秋華賞(GI)にてGI勝利を果たし、母娘秋華賞制覇を果たした[87]。
その他の12冠ベビーはおしなべて勝利を挙げており、中でも2番仔のジナンボーは新潟記念(GIII)2着2回[88]、3番仔のラインベックは中京2歳ステークス(OP)を勝利している[89]。
2020年からは、ディープインパクトの全兄で同じく金子が所有したブラックタイドが配合されている[85]。
競走成績
[編集]以下の内容は、netkeiba.com[90]および『優駿』2013年8月号85頁[91]の情報に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬 (2着馬) |
馬体重 [kg] |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2009. 7. 5 | 福島 | 2歳新馬 | 芝1800m(良) | 16 | 4 | 8 | 6.0 (3人) | 3着 | 1:51.5(37.5) | 0.8 | 蛯名正義 | 54 | ロードシップ | 452 | |
10.31 | 東京 | 2歳未勝利 | 芝1600m(良) | 14 | 6 | 3 | 5.1 (3人) | 1着 | 1:35.9(34.3) | -0.3 | 蛯名正義 | 54 | (ローグランド) | 476 | |
11.15 | 東京 | 赤松賞 | 500万下 | 芝1600m(良) | 16 | 8 | 16 | 6.0 (3人) | 1着 | R1:34.5(33.6) | -0.4 | 蛯名正義 | 54 | (ブルーミングアレー) | 468 |
12.13 | 阪神 | 阪神JF | JpnI | 芝1600m(良) | 18 | 8 | 18 | 4.6 (2人) | 1着 | 1:34.9(34.3) | -0.1 | 蛯名正義 | 54 | (アニメイトバイオ) | 472 |
2010. 3. 6 | 阪神 | チューリップ賞 | GIII | 芝1600m(重) | 16 | 8 | 16 | 2.2 (1人) | 2着 | 1:36.2(35.0) | 0.1 | 蛯名正義 | 54 | ショウリュウムーン | 478 |
4.11 | 阪神 | 桜花賞 | GI | 芝1600m(良) | 18 | 5 | 9 | 2.8 (1人) | 1着 | 1:33.3(34.1) | -0.1 | 蛯名正義 | 55 | (オウケンサクラ) | 480 |
5.23 | 東京 | 優駿牝馬 | GI | 芝2400m(稍) | 18 | 8 | 17 | 3.8 (1人) | 1着 | 2:29.9(35.2) | 同着 | 蛯名正義 | 55 | サンテミリオン | 470 |
9.19 | 阪神 | ローズS | GII | 芝1800m(良) | 12 | 5 | 5 | 2.1 (1人) | 4着 | 1:46.0(34.1) | 0.2 | 蛯名正義 | 54 | アニメイトバイオ | 494 |
10.17 | 京都 | 秋華賞 | GI | 芝2000m(良) | 18 | 7 | 15 | 2.3 (1人) | 1着 | 1:58.4(34.1) | -0.1 | 蛯名正義 | 55 | (アニメイトバイオ) | 490 |
11.14 | 京都 | エリザベス女王杯 | GI | 芝2200m(良) | 17 | 3 | 5 | 2.7 (1人) | 3着 | 2:13.5(35.1) | 1.0 | 蛯名正義 | 54 | スノーフェアリー | 494 |
2011. 4.17 | 阪神 | マイラーズC | GII | 芝1600m(良) | 18 | 8 | 18 | 7.1 (4人) | 4着 | 1:32.8(33.2) | 0.5 | 蛯名正義 | 56 | シルポート | 490 |
5.15 | 東京 | ヴィクトリアマイル | GI | 芝1600m(良) | 17 | 8 | 16 | 4.1 (2人) | 1着 | 1:31.9(34.3) | -0.0 | 蛯名正義 | 55 | (ブエナビスタ) | 490 |
6. 5 | 東京 | 安田記念 | GI | 芝1600m(良) | 18 | 4 | 8 | 2.2 (1人) | 6着 | 1:32.2(34.5) | 0.2 | 蛯名正義 | 56 | リアルインパクト | 498 |
10.16 | 東京 | 府中牝馬S | GII | 芝1800m(稍) | 16 | 2 | 4 | 2.3 (1人) | 14着 | 1:47.8(34.9) | 1.0 | 蛯名正義 | 57 | イタリアンレッド | 502 |
11.13 | 京都 | エリザベス女王杯 | GI | 芝2200m(良) | 18 | 2 | 4 | 10.0 (4人) | 3着 | 2:11.8(34.7) | 0.2 | 蛯名正義 | 56 | スノーフェアリー | 496 |
12.11 | 沙田 | 香港マイル | G1 | 芝1600m(良) | 14 | 9 | 14 | 20.0 (9人) | 13着 | 1:35.41 | 1.43 | 蛯名正義 | 55.5 | エイブルワン | 496 |
2012. 4. 7 | 阪神 | 阪神牝馬S | GII | 芝1400m(良) | 17 | 8 | 16 | 6.4 (3人) | 7着 | 1:22.3(34.8) | 0.4 | 岩田康誠 | 56 | クィーンズバーン | 504 |
5.13 | 東京 | ヴィクトリアマイル | GI | 芝1600m(良) | 18 | 4 | 7 | 4.0 (1人) | 5着 | 1:32.8(33.8) | 0.4 | 蛯名正義 | 55 | ホエールキャプチャ | 498 |
6. 3 | 東京 | 安田記念 | GI | 芝1600m(良) | 18 | 5 | 10 | 9.3 (4人) | 16着 | 1:32.6(35.3) | 1.3 | 蛯名正義 | 56 | ストロングリターン | 496 |
- タイム欄のRはレコード勝ちを示す。
繁殖成績
[編集]生年 | 馬名 | 性 | 毛色 | 父 | 馬主 | 厩舎 | 戦績 | 主な勝利競走 | 供用 | 出典 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
初仔 | 2014年 | モクレレ | 騸 | 黒鹿毛 | ディープインパクト | 金子真人ホールディングス(株) | 美浦・国枝栄 | 27戦4勝 | 引退 | [92] | |
2番仔 | 2015年 | ジナンボー | 牡 | 美浦・堀宣行 | 16戦4勝 | 引退 | [93] | ||||
2016年 | (不受胎) | [85] | |||||||||
3番仔 | 2017年 | ラインベック | 騸 | 黒鹿毛 | 金子真人ホールディングス(株) | 栗東・友道康夫 | 29戦5勝 | 中京2歳S、東風S | 現役 | [94] | |
4番仔 | 2018年 | アカイトリノムスメ | 牝 | 美浦・国枝栄 | 8戦4勝 | クイーンC、秋華賞 | 繁殖 | [95] | |||
2019年 | (流産) | [85] | |||||||||
5番仔 | 2020年 | アスパルディーコ | 牝 | 黒鹿毛 | ブラックタイド | 金子真人ホールディングス(株) | 美浦・蛯名正義 | 6戦1勝 | 引退 | [96] | |
6番仔 | 2021年 | バードウォッチャー | 牡 | 鹿毛 | 金子真人ホールディングス(株) | 美浦・国枝栄 | 6戦1勝 | 現役 | [97] | ||
7番仔 | 2022年 | アマキヒ | 牡 | 黒鹿毛 | デビュー前 | [98] | |||||
8番仔 | 2024年 | 牡 | 鹿毛 | マカヒキ | [99] |
- 2024年10月4日現在
血統表
[編集]アパパネの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | キングマンボ系/ミスタープロスペクター系 |
[§ 2] | ||
父 キングカメハメハ 2001 鹿毛 |
父の父 Kingmambo1990 鹿毛 |
Mr. Prospector | Raise a Native | |
Gold Digger | ||||
Miesque | Nureyev | |||
Pasadoble | ||||
父の母 *マンファスManfath 1991 黒鹿毛 |
*ラストタイクーン Last Tycoon |
*トライマイベスト | ||
Mill Princess | ||||
Pilot Bird | Blakeney | |||
The Dancer | ||||
母 *ソルティビッド 2000 栗毛 |
Salt Lake 1989 |
Deputy Minister | Vice Regent | |
Mint Copy | ||||
Take Lady Anne | Queen City Lad | |||
Lovita H. | ||||
母の母 Piper Piper1987 |
Spectacular Bid | Bold Bidder | ||
Spectacular | ||||
Alvarada | Hard Work | |||
Easterborn | ||||
母系(F-No.) | (FN:9-f) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer 5・5x5=9.38% | [§ 4] | ||
出典 |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 2着のアニメイトバイオも、美浦トレーニングセンターの牧光二厩舎所属である。関東馬によるワンツーフィニッシュは、同様に2004年(1着:ショウナンパントル、2着:アンブロワーズ)以来であった。
- ^ 前年の阪神ジュベナイルフィリーズを制したブエナビスタは「110」が与えられている。
- ^ 牝馬部門2位は、アニメイトバイオの「107」。3位は、阪神ジュベナイルフィリーズ3着となったベストクルーズの「105」。
- ^ 調教にも騎乗する調教厩務員である。
- ^ 大外枠で最後のゲート入りだったため、その他17頭がゲートに長くとどまっていた。
- ^ 通常、ゲートの中で待たされることは馬にとって負担とされている。そのため、ゲート入りはできる限り後が好ましい。
- ^ 1996年:ビワハイジ(阪神3歳牝馬ステークス優勝、2着)
1997年:メジロドーベル(阪神3歳牝馬ステークス優勝、3着)
2001年:チアズグレイス(その後桜花賞優勝、10着)
2003年:スティルインラブ(その後牝馬三冠達成、2着) - ^ 下馬して、鞍などを外す場所。着順により入る場所が異なる。
- ^ 遅れて戻ってきたサンテミリオンは、2着馬用の場所に収まった。
- ^ 単独優勝の場合、9700万円。単独2着の場合、3900万円。
- ^ 後にエリザベス女王杯を制し、牝馬三冠を果たした。
- ^ 残る1票は、スノーフェアリーへの投票。
- ^ 2008年のリトルアマポーラ(3歳でエリザベス女王杯制覇)と並ぶ評価であった。
- ^ 牝馬の首位は「120」のスノーフェアリー。3位は「111」のオウケンサクラとサンテミリオン。
- ^ 次点でブエナビスタ・アーモンドアイ・リバティアイランドの4勝。詳細はGⅠ3勝以上の日本馬一覧を参照
出典
[編集]- ^ “APAPANE (N611) - Racing Information” (英語). 香港賽馬會(The Hong Kong Jockey Club). 2018年9月30日閲覧。
- ^ “夏威夷鳥 (N611) - 馬匹資料 - 賽馬資訊” (中国語). 香港賽馬會(The Hong Kong Jockey Club). 2018年9月30日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s “アパパネ”. JBISサーチ. 2023年9月16日閲覧。
- ^ a b 『優駿』2010年2月号 53頁
- ^ ““全制覇”期待!女王アパパネに記者クラブ賞”. スポーツニッポン 2021年5月23日閲覧。
- ^ “関西報道3団体表彰 受賞者のコメント”. 競馬実況web (ラジオNIKKEI) 2021年5月23日閲覧。
- ^ a b 『優駿』2010年6月号 74-75頁
- ^ 『優駿』2010年2月号 83頁
- ^ “トムトム”. JBISサーチ. 2021年5月21日閲覧。
- ^ “マカニ”. JBISサーチ. 2021年5月21日閲覧。
- ^ 『優駿』2010年6月号 83頁
- ^ “【学ぶハワイ】ハワイの鳥を学ぼう”. ハワイ州観光局 (2020年8月26日). 2023年7月21日閲覧。
- ^ a b c “キングカメハメハ産駒GI初制覇/阪神JFアラカルト”. netkeiba.com. (2009年12月13日) 2009年12月14日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 『優駿』2013年8月号 79頁
- ^ a b c d e f g 『優駿』2013年8月号 80頁
- ^ 『優駿』2021年9月 p.32
- ^ “【赤松賞】アパパネ飛んで来た!レコード差し!(競馬)”. スポーツニッポン. (2009年11月19日). オリジナルの2009年11月19日時点におけるアーカイブ。 2021年5月21日閲覧。
- ^ “【阪神JF】アパパネ栗東滞在で臨む”. スポーツニッポン. (2009年12月8日) 2009年12月14日閲覧。
- ^ “【阪神JF】国枝師、アパハネでリベンジだ”. デイリースポーツ. (2009年12月9日) 2009年12月14日閲覧。
- ^ “【阪神JF】“栗東留学”アパパネ跳ねる12秒2”. スポーツニッポン. (2009年12月10日) 2009年12月14日閲覧。
- ^ “【阪神JF】(18)アパパネすっかり“栗東の娘””. スポーツニッポン. (2009年12月12日) 2009年12月14日閲覧。
- ^ 『優駿』2010年2月号 82頁
- ^ a b 『優駿』2010年2月号 124頁
- ^ “【阪神JF】アパパネ尻ッパネ!終わってみれば2歳女王!”. スポーツニッポン. (2009年12月14日) 2009年12月14日閲覧。
- ^ 阪神JFアラカルト 競馬ブックweb
- ^ “アパパネ母の無念晴らすV/阪神JF”. 日刊スポーツ 2021年5月22日閲覧。
- ^ 『優駿』2010年2月号 52頁
- ^ 『優駿』2010年2月号 58-59頁
- ^ a b c d e 『優駿』2010年6月号 76-77頁
- ^ a b 『優駿』2010年12月号 70-71頁
- ^ 『優駿』2010年12月号 70-71頁
- ^ “アパパネの仕上がり万全/チューリップ賞”. 日刊スポーツ 2021年5月22日閲覧。
- ^ “【チューリップ賞】“栗東留学”アパパネ余裕の構え”. スポーツニッポン 2021年5月22日閲覧。
- ^ 『優駿』2010年5月号 80頁
- ^ a b “伏兵ショウリュウ差した/チューリップ賞”. 日刊スポーツ 2021年5月22日閲覧。
- ^ a b c 『優駿』2010年4月号 26頁
- ^ “桜花賞|2010年04月11日”. netkeiba.com. 2021年5月22日閲覧。
- ^ a b c d e 『優駿』2013年8月号 81頁
- ^ 『優駿』2010年5月号 7頁
- ^ “1番人気アパパネが勝つ 競馬の桜花賞(写真=共同)”. 日本経済新聞. (2010年4月11日) 2021年5月22日閲覧。
- ^ a b 『優駿』2010年6月号 83頁
- ^ 『優駿』2010年6月号 82頁
- ^ “桜花賞アラカルト”. 競馬ブック. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月23日閲覧。
- ^ a b “優駿牝馬|2010年05月23日”. netkeiba.com. 2021年5月22日閲覧。
- ^ 『優駿』2021年9月 p.33
- ^ a b c “アパパネ・サンテミリオンGI初同着V/オークス”. 日刊スポーツ 2021年5月22日閲覧。
- ^ 『優駿』2010年7月号 80頁
- ^ 『優駿』2010年10月号 35頁
- ^ a b 平松さとし. “勝ち時計14分29秒9。そんな激闘のオークスのエピソード”. Yahoo!ニュース 個人. 2021年5月22日閲覧。
- ^ a b 『優駿』2010年7月号 49頁
- ^ a b 『優駿』2010年7月号 81頁
- ^ “【オークス】アパパネに託す…クラシック“完全制覇””. スポーツニッポン 2021年5月23日閲覧。
- ^ a b “アパパネ酷暑もへっちゃら!牝馬三冠へパワーアップ”. スポーツニッポン 2021年5月23日閲覧。
- ^ a b c 『優駿』2021年9月 p.34
- ^ “【ローズS】アパパネ、ド迫力12秒0”. 競馬予想のウマニティ 2021年5月23日閲覧。
- ^ “ローズSで3冠へアパパネ9日に栗東入り - 競馬ニュース : nikkansports.com”. 日刊スポーツ 2021年5月23日閲覧。
- ^ a b c “【牝馬3冠メモリー(4)】10年・アパパネ&18年・アーモンドアイ”. サンケイスポーツ. (2020年10月16日). オリジナルの2022年5月12日時点におけるアーカイブ。 2021年5月23日閲覧。
- ^ “春女王アパパネ秋初戦は4着/ローズS”. 日刊スポーツ 2021年5月23日閲覧。
- ^ “アパパネ、7年ぶり史上3頭目の三冠牝馬へ飛翔=秋華賞展望”. スポーツナビ. 2021年5月23日閲覧。
- ^ 『優駿』2010年11月号 94頁
- ^ 『優駿』2010年12月号 67頁
- ^ a b “秋華賞|2010年10月17日”. netkeiba.com. 2021年5月23日閲覧。
- ^ 『優駿』2013年8月号 82頁
- ^ a b c 『優駿』2010年12月号 82頁
- ^ 『優駿』2010年12月号 83頁
- ^ “【エリザベス女王杯】アパパネ5冠へ圧巻!78秒9猛時計”. スポーツニッポン 2021年5月23日閲覧。
- ^ a b “【エリザベス女王杯】アパパネ3着 秋華賞から気持ち切り替えられず”. スポーツニッポン 2021年5月23日閲覧。
- ^ a b 『優駿』2011年2月号 57頁
- ^ 『優駿』2011年2月号 63-64頁
- ^ “アパパネが熱発、中山記念を回避濃厚”. 競馬予想のウマニティ 2021年5月23日閲覧。
- ^ “【マイラーズC】国枝師「次が本番!」アパパネ4着”. スポーツニッポン 2021年5月23日閲覧。
- ^ “ヴィクトリアマイル|2011年05月15日”. netkeiba.com. 2021年5月24日閲覧。
- ^ 『優駿』2011年7月号 65頁
- ^ 『優駿』2013年8月号 84頁
- ^ 『優駿』2011年7月号 66頁
- ^ 『優駿』2020年7月号 118-123頁
- ^ “JRAホームページ|データファイル|競走成績データ”. 日本中央競馬会. 2021年5月24日閲覧。
- ^ “蛯名騎手は21日東京で復帰、アパパネは岩田騎手に決定”. netkeiba.com 2021年5月23日閲覧。
- ^ a b “安田記念16着アパパネ、放牧 牝馬全冠へエリ女で復活 - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル”. スポーツニッポン 2021年5月23日閲覧。
- ^ “5冠牝馬アパパネ 屈腱炎で引退 - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル”. スポーツニッポン 2021年5月23日閲覧。
- ^ “アパパネの競走馬登録抹消について”. 競馬実況web (ラジオNIKKEI) 2021年5月23日閲覧。
- ^ ““12冠”ベビー!アパパネの初子公開”. サンケイスポーツ. (2014年3月22日) 2021年5月24日閲覧。
- ^ “12冠ベビー長男モクレレ戦列復帰 遅れてきた大器、本領発揮なるか”. デイリースポーツ online 2021年5月24日閲覧。
- ^ “【七夕賞】“12冠ベビー”ジナンボー、初タイトル奪取へ”. サンケイスポーツ. (2020年7月8日) 2021年5月24日閲覧。
- ^ a b c d “繁殖牝馬情報:牝系情報|アパパネ”. JBISサーチ. 2021年5月23日閲覧。
- ^ “【デイリー杯クイーンC】アカイトリノムスメが重賞初V 超良血開花!いざ桜の舞台へ”. netkeiba.com 2021年5月24日閲覧。
- ^ “【秋華賞】アカイトリノムスメが母アパパネと史上初母子制覇”. サンケイスポーツ. (2021年10月18日) 2021年11月10日閲覧。
- ^ “ジナンボー”. netkeiba.com. 2021年5月24日閲覧。
- ^ “良血ラインベックが断然人気応え2連勝/中京2歳S”. 日刊スポーツ 2021年5月24日閲覧。
- ^ “アパパネの競走成績”. netkeiba.com. 2020年8月1日閲覧。
- ^ 『優駿』2013年8月号 85頁
- ^ “モクレレ”. JBISサーチ. 2022年6月21日閲覧。
- ^ “ジナンボー”. JBISサーチ. 2019年6月23日閲覧。
- ^ “ラインベック”. JBISサーチ. 2024年6月8日閲覧。
- ^ “アカイトリノムスメ”. JBISサーチ. 2022年6月21日閲覧。
- ^ “アスパルディーコ”. JBISサーチ. 2023年12月30日閲覧。
- ^ “バードウォッチャー”. JBISサーチ. 2024年6月8日閲覧。
- ^ “アマキヒ|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2024年10月6日閲覧。
- ^ “__________________|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2024年10月6日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|アパパネ”. JBISサーチ. 2017年8月31日閲覧。
- ^ “アパパネ - 競走馬詳細 - UMATOKU”. 馬トク. 報知新聞社. 2022年2月13日閲覧。
- ^ “アパパネの血統表”. netkeiba.com. 2017年8月31日閲覧。
参考文献
[編集]- 『優駿』(日本中央競馬会)
- 2010年2月号
- 2010年3月号
- 「【重賞プレイバック】第17回チューリップ賞(GIII)」
- 2010年4月号
- 軍土門隼夫「【皐月賞&桜花賞レビュー】アパパネ」
- 2010年5月号
- 軍土門隼夫「【YUSHUN Point of View】アパパネが2歳女王の貫録を見せ戴冠」
- 2010年6月号
- 軍土門隼夫「【クローズアップ・GI優勝馬】アパパネ
- 「【重賞プレイバック】第70回桜花賞(GI)」
- 2010年7月号
- 平松さとし「【第71回オークス詳報】アパパネ & サンテミリオン」
- 「【重賞プレイバック】第71回優駿牝馬(オークス)(GI)」
- 2010年10月号
- 井上オークス「【秋競馬を楽しむための全話題集 part2】GI1着同着から始まった物語」
- 2010年11月号
- 「【重賞プレイバック】第28回関西テレビ放送賞ローズステークス(GII)」
- 2010年12月号
- 平松さとし「【第15回秋華賞優勝馬・クローズアップ(1)】アパパネ 牝馬三冠達成」
- 岡本光男(日刊スポーツ関西)「【第15回秋華賞優勝馬・クローズアップ(2)】アパパネ三冠を陰で支えた男」
- 「【重賞プレイバック】第15回秋華賞(GI)」
- 2011年2月号
- 「2010年度JRA賞決定! 年度代表馬にブエナビスタ」
- 「2010年JPNサラブレッドランキング発表!」
- 2011年7月号
- 谷川善久「アパパネ 跳ね除けたあらゆる不安材料」
- 2013年8月号
- 谷川善久「【優駿激闘譜】アパパネ 独自の進化を遂げて誕生した牝馬三冠馬」
- 2020年7月号
- 有吉正徳「【未来に語り継ぎたい名馬物語 54】アパパネに輝く5つのティアラ」
- 2021年9月号
- 有吉正徳「【2010 大一番で勝負強さを発揮】アパパネ」
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Post