御馳走

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語

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語源

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もともと馳走とは走り回ること。用意のために走り回ることから「もてなし」、また食材を集めることから食事、さらにそれを振舞う意味になった。のちに丁寧を表す接頭語がついて「ごちそう」が定着した。馳走する人や、する相手をうやまっていう。

発音

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名詞

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   (御+馳走 ごちそう 表記揺れご馳走

  1. 心を込めたもてなし
    • 後から聞いて始めて此花が私に対する御馳走に活けられたのだといふ事を知った時、私は心のうちで苦笑しました。(夏目漱石(wp)こころ[1]』〔1914年
  2. 贅沢料理豪華食事。もともとは、ハレの日(wp)のお祝い料理。
  3. 特別食事などをふるまうこと。来客へ食事をもてなすこと。また、食事などをふるまわれたり、もてなされたりすること。
    • ごちそうする。ごちそうになる。
  4. 日本史》江戸時代、幕府江戸に、京都からの勅使・院使・女院使や、朝鮮からの通信使を迎え入れる際に、その滞在中の一切の世話担当した役職の通称。饗応役。
  5. 歌舞伎》ある演目主役をつとめる役者よりも格上の看板役者・ベテラン役者・幹部役者などが、意表を突くような端役特別出演して観客を喜ばせること。

類義語

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対義語

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派生語

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翻訳

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動詞

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