5年で返済とは。

ニューカレドニアから、こんばんは。

 

とても良い天気の1日でした。

また少しライチの実が大きくなった気がします。

 

 

 

一昨日、庭の芝を刈ったので、こんな日には芝生でゴロゴロするのも気持ちよさそうです。

 

 

日焼けをするでしょうけどね。

 

今年は例年より気温が高いように思えます。

この時期で日中の気温が連日27度まで上がるのはあまりないことです。

島の中部では、33度にまで上がった町まであったようです。

 

昨夜少し雨が降りましたが、まとまった雨が降っていないのも1つの理由でしょう。

そのせいで日照時間が長いからです。

山火事が発生するくらい乾燥しているのです。

貿易風もいつも以上です。

 

でも今は、ラニーニャでもエルニーニョでもないと気象予報士は言います。

その中間なんだそうです。

 

やはり温暖化で異常気象なのでしょう。

それでも年内には雨が戻ってくるという予想です。

水不足も深刻ですし、早めにほどほどに雨が降って欲しいものです。

 

 

 

 

さて、この5月から始まっている暴動のせいで、350もの企業が破産手続きに入っているようです。

この数はもっと増えるだろうと専門家は見ています。

 

 

そのためにまたフランスから借金をすることになりそうです。

5年間で返済予定で、なんと金額は87000000ユーロ。

と言うことで、100億フランもの金額です。

(日本円にすると、140億円)

それでも、被害額は日に日に増えているので、この金額でも足りなくなるでしょう。

 

 

こんな大金を返済するのに、ニッケルを使うのでしょうか。

今は、ニッケルの工場も不安定です。

他にこのニューカレドニアには大きな産業はありません。

 

と言うことは税金からでしょう。

人口260000人のうち例えば200000人が大人だとして、1人あたりを単純計算すると、435ユーロ。

51000フランほどです。

1人約1年、10000フランの負担増ということになるでしょうか。

 

 

今回の暴動の発端は、言ってしまうとフランス政府が突っ走ったことです。

事前にもう少し説明があってもよかったのに。

それでも反発の方法として、最悪な方向に進んでしまいました。

違うやり方もあったでしょう。

 

 

物価が高くこんな状況でやりくりが大変なのに、さらに住民に負担を強いる。

やはり皺寄せは庶民に来るんですよね。

 

ため息しか出てきません。