ruby-trunk-changes 2024-09-30

今日は拡張ライブラリ win32 の win32/sspi.rb というスクリプトの修正や MacPorts のパッチを適用した時のメモリリークの不具合修正などがありました。

[e7144af750] Nobuyoshi Nakada 2024-09-29 10:07:16 UTC

doc/packed_data.rdoc の Array#pack の指示子の修飾子 "@" や "X", "x" についての説明にエラーになる例も加えて詳しくしています。

[65a0795c3f] Nobuyoshi Nakada 2024-09-29 10:09:59 UTC

String#unpack の rdoc 用コメントにブロック渡しして呼び出した時の挙動について追記しています。

[1179c86384] Nobuyoshi Nakada 2024-05-03 13:22:19 UTC

拡張ライブラリ win32 の ext/win32/lib/win32/sspi.rb に Fixnum クラスの参照が残ってたので Integer に修正しています。

[b7bca0ebdc] Nobuyoshi Nakada 2024-05-03 13:24:44 UTC

ext/win32/lib/win32/sspi.rb の Win32::SSPI::SSPIResult#== メソッドで右辺値が Symbol の時の対応を追加しています。

[fc2f196cb8] Nobuyoshi Nakada 2024-05-03 13:30:22 UTC

ext/win32/lib/win32/sspi.rb の定数名の typo 修正。

[30230ed9e6] Nobuyoshi Nakada 2024-05-03 13:31:44 UTC

ext/win32/lib/win32/sspi.rb で複数 Ractor 対応のためクラス変数のかわりに定数を用いるようにしています。

[25eb9bded8] Nobuyoshi Nakada 2024-05-03 13:33:28 UTC

ext/win32/lib/win32/sspi.rb で String#unpack1 を利用するようにするリファクタリング

[f5d9d9b5f8] Nobuyoshi Nakada 2024-05-03 13:48:41 UTC

ext/win32/lib/win32/sspi.rb で文字列の prefix をチェックするのに String#include? を使ってたのを String#start_with? を利用するように修正しています。

[52e40aeab6] Nobuyoshi Nakada 2024-09-29 12:38:14 UTC

GitHub Actions の workflows で利用している actions/checkout アクションのバージョンを更新しています。

[9138b388ee] git 2024-09-29 13:24:09 UTC

gems/bundld_gems と NEWS の bundled gems のバージョンリストの rexml のバージョンを更新しています。

[1f6d2e77d9] Nobuyoshi Nakada 2024-09-29 14:07:16 UTC

configure で設定する LIBPATHFLAG と RPATHFLAG の余分な空白を除去するようにしています。

[5e466ad3f7] Nobuyoshi Nakada 2024-09-29 14:13:11 UTC

GitHub Actions のいろんなコンパイルオプションを試す workflow で -DENABLE_PATH_CHECK をつけてビルドするテストを削っています。 Windows でのみ意味のあるマクロで Ubuntu では定義してもなんの影響もないマクロで意味がないので。

[9d60480094] Nobuyoshi Nakada 2024-09-29 15:01:34 UTC

GitHub Actions のいろんなコンパイルオプションなどを試す workflow で configure に --with-shared-gc オプションを指定するテストを削っています。 Ubuntu 向け workflow のほうで既に実行済みとのこと。

[5139a574aa] Nobuyoshi Nakada 2024-09-29 15:19:16 UTC

GitHub Actions の Ubuntu 向け workflow で GC の実装を共有ライブラリに切り出すビルドの時の出力先ディレクトリを掘るタイミングをリンクの直前に移動しています。

[a0838a3902] Nobuyoshi Nakada 2024-09-29 15:20:35 UTC

GC の実装を共有ライブラリに切り出して動的にロードする処理で共有ライブラリが正常に読めないなどのエラー時に rb_bug() で異常終了していたのを rb_fatal() で捕捉できないエラー(内部的例外)を発生させるように変更しています。

[28a01e306a] Nobuyoshi Nakada 2024-09-30 00:40:34 UTC

a0838a39021ccb0d38d69c2c3e6793290b979747GC の共有ライブラリ化のロード失敗時に rb_fatal() を利用していたのはこの時点では例外も利用不可能だったので単に fprintf(3) でエラーメッージを出力するだけにしています。

[3a9e48b9a4] Hiroshi SHIBATA 2024-09-30 02:35:59 UTC

rubygems の require での警告出力のための lib/bundled_gems.rb で fiddle については require が失敗した時に警告を抑制するようにしたのをより厳密に require が LoadError を発生させた時に限るようにしています。

[3fe59b04d6] Hiroshi SHIBATA 2024-09-30 03:03:02 UTC

tool/make-snapshot の zip ファイル作成のために実行する 7z コマンドの -l オプションの指定を削除しています。こんなオプションはなかったとのこと。

[73d60df6e0] David Rodríguez 2024-09-26 09:35:02 UTC

rubygems の Gem::Specification.reset で出力する警告で gem 名の重複を除外するようにしています。

[d4ac5c573b] David Rodríguez 2024-09-26 09:22:19 UTC

rubygems の Gem::Specification#activate_dependencies で gem 名の重複の除外をするようにしています。

[82f250af45] David Rodríguez 2024-09-26 09:24:23 UTC

rubygems の gem cleanup サブコマンドの実装で不要になったインスタンス変数を削除。

[060932af98] David Rodríguez 2024-09-26 15:12:33 UTC

bundler の git リポジトリを source にする時の git checkout をする前の cache ディレクトリの削除をする時のチェック方法を修正しています。

[dbe69a466f] David Rodríguez 2024-09-26 16:44:03 UTC

bundler のテストでおそらく不要になった git init コマンドの実行を削ってみています。

[7d318c2cb2] Earlopain 2024-09-26 15:24:00 UTC

bundler の Bundler::StubSpecification の activated メソッドを activated? メソッドに改名しています。 https://github.com/rubygems/rubygems/pull/8068

[1e00763688] David Rodríguez 2024-09-27 05:26:56 UTC

bundler のテストで spec 名が同じものがあったので区別できるように追記しています。

[3a273c4742] David Rodríguez 2024-09-27 05:27:12 UTC

bundler の Bundler::Source::Path#to_gemfile を #path への alias として定義しています。

[6abed7eae9] Hiroshi SHIBATA 2024-09-30 06:47:06 UTC

GitHub Actions のいろんなコンパイルオプションを試す workflow で最適化オプション -O3 を指定するテストがたまに失敗するみたいでコメントアウトしています。

[239c1c621e] 卜部昌平 2024-09-30 06:59:32 UTC

GitHub Actions のいろんなコンパイラオプションなどを試す workflow に Clang 20 でのビルドを追加しています。

[044e57ed7c] ydah 2024-09-24 11:05:12 UTC

メソッド呼び出しなどで配列を splat するための * に対応する NODE_SPLAT ノードの構造体にも位置情報を持たせるようにしています。

[ac2786757e] ydah 2024-09-24 11:17:49 UTC

parse.y でアクション部で位置ではなく名前で node を参照する機能を利用するようにリファクタリングしています。

[c30a3ed027] Nobuyoshi Nakada 2024-09-30 09:17:42 UTC

GC の実装を共有ライブラリ化したビルドの時の共有ライブラリを読み込むディレクトリの指定が "/" で終端していなかった時のチェックを GC_ASSERT() でしていたのを RUBY_ASSERT_ALWAYS() で常に行なうようにしています。

[8cd36a6dab] Hiroshi SHIBATA 2024-09-30 09:39:36 UTC

require の警告出力を管理する lib/bundled_gems.rb で 3.0 から bundled gems に移動済みの rexml, rss, webrick については警告をやめるようにしています。

[81d26814be] Hiroshi SHIBATA 2024-09-30 10:10:16 UTC

lib/bundled_gems.rb のテストで rss を利用していたところを 8cd36a6dab170f4127c58c07b1a388dd3813fb7a で警告をやめたのでかわりに csv を使うようにしています。

[5ed67f4826] Earlopain 2024-09-30 11:32:39 UTC

標準添付ライブラリ rdoc の生成した HTML 用の CSS の更新。 https://github.com/ruby/rdoc/pull/1181

[b93c51c114] Yusuke Endoh 2024-09-30 10:40:23 UTC

MacPorts のパッチを取り込んだ 8350b48cfa7d344d9e2dc9748c26607c1b89d7df で free(3) を呼び出す部分の preprocessor 分岐の条件が逆転していてメモリリークしていたのを修正。 [ruby-core:119356] [Bug #20773]

[637067440f] Nobuyoshi Nakada 2024-09-30 07:24:03 UTC

IO::Buffer#slice で元の IO::Buffer の RB_IO_BUFFER_READONLY のフラグを伝播させるように修正しています。 [ruby-core:119248] [Bug #20752]