

ライター/mimosa
もともと文系出身で、独学で生物学、生化学を勉強し、現在医学系研究所の研究アシスタントとして理系の世界へ飛び込んだ。理科が苦手な方へも興味を持ってもらうべくわかりやすい説明を心掛けている。
体液と体内環境

image by iStockphoto
人類も含め地球上の生物は太古の昔、海で生まれ、長い間海の中で生活してきました。海の中で進化し、さらに海とは全く環境の異なる乾燥や温度変化の厳しい外界の環境(体外環境)へで生活圏を拡大してきました。体外環境が厳しい中でどのようにして生活圏を広げることができたか。それは、体内の一つひとつの細胞が体液という変化の少ない環境(体内環境)に包まれているからなのですよ。
こちらの記事もおすすめ

3分で簡単!輸血も遺伝もばっちり「ABO式血液型」を元家庭教師がわかりやすく解説!
体内環境
外界の環境を体外環境と言って、それに対しての体内環境と言われますよ。私たちの体内の細胞、組織、器官は直接外界に触れているわけではありません。これらが体液に浸されて守られている環境のことを体内環境と言うのですね。
\次のページで「恒常性(ホメオスタシス)」を解説!/