2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧
2019年12月24日 第1版第1刷発行 フランスの柔道人口は80万人、日本の4倍。今では世界205か国・地域に広がっている。嘉納治五郎の名前は多くの人が知っているが、私は詳しくは知らなかった。この本を読んでどれだけ偉大な人だったのか、良くわかりました。 5…
2005年7月15日第1刷発行 アメリカには13年あるいは17年に一度だけ何億匹も大量発生して数週間すると死んでしまうヘンテコなセミがいる。どうしてそんなに長い時間地中にいて、13年と17年なのはなぜ?その謎を日本人の科学者が初めて解いたと表紙裏で説明。こ…
2012年4月10日第1刷発行 22歳で国内旅行に出掛け、白川郷に感動。24歳で海外旅行に出掛け、パルテノン神殿やロンシャン礼拝堂(ル・コルビュジェ)、サグラダ・ファミリア(アントニオ・ガウディ)に更に感動。吉田松陰や緒方洪庵に学び、幸田露伴『五重塔』…
2012年1月第1刷 ピクサーでトイ・ストーリーを手掛け、マックに戻ってiマック、iポッド、iチューンズの仕組みを作り、そしてお馴染みのiphoneやipadを次々に発表する。技術屋というより、シンプルでかつ美しいデザインを追い求めたジョブズの56年間の生涯。…
2021年7月1日 第1版第1刷発行 塾の講師をしている著者が、図形や数値をふんだんに使って、過去と現在を比較しながら、世界を大きく地域ごとに区分けし、時間の経過とともに変化している諸状況を分かりやすく説明している。個人的に面白かった豆知識だけ簡単…
2021年7月20日初版発行 今回のオリンピック・パラリンピックを裏方で支えた8つの部門から構成される物語。 メインは第1章のスポーツマーケティングに登場する「高橋治之」(大会組織委員会理事)と「川淵三郎」(日本サッカー協会相談役)。高橋は電通出身…
2003年12月第1刷 2004年1月第2刷 農家出身の近藤勇と土方歳三。身分制度の厳しかった時代に身分を問わずに新選組に入れたこと自体が驚き。しかしテログループでもある。このような光と影が交錯するところに新選組の魅力があると著者は分析する。 池田屋事件…
1968年7月1刷 1977年10刷 上下二段で314頁もの大作です。ある意味で、遠藤周作の『沈黙』を思い起こさせる内容でした。しかし『沈黙』より、神によって救われるとのメッセージ性は遥かに強いものがあります。なぜこんなに素晴らしい小説を今まで読んでこなか…
2018年11月15日第1刷発行 モスク「東京ジャーミイ」案内人・下山茂さんが著者に語った話がまとめられている。 イスラム教については、正直、あまり知らなかったので、とても勉強になった。 イスラムというのは「平和」を意味する言葉だというのは何かで読ん…
2020年6月5日初版第1刷発行 素晴らしい本でした。著者がカメラマンのため、パラアスリートの迫力満点の写真が随所に掲載されていること自体がとても素晴らしいのだが、それ以上にパラアスリート一人一人のパラリンピックに登場するまでの苦闘・人知れず努力…
マルクス・ガブリエル オードリー・タン 東浩紀 桐生夏生 阿川佐和子 岩田健太郎 宇佐美りん カーメン・ラインハート 金原ひとみ 金田一秀穂 クラウス・シュワブ グレン・ワイル 瀬戸内寂聴 多和田葉子 筒井康隆 出口康夫 西浦博 パオロ・ジョルダーノ 柳田…
「日本人の精神の安定には、薄暗さと清潔さ、そして静謐が関係してくるのだという谷崎の持論が展開されます。ここを読んでもわかる通り、『陰翳礼讃』は、一種の住居論であり、空間論なのです。谷崎の著作のなかでももっともワールドワイドに普及し流通した…
2020年2月19日第1刷発行 2020年3月18日第3刷発行 帯封に「不安を力に変えるのが日本人の強みだった!大増刷10万部」につられて購入。 中脳にあるセロトニントランスポーター(脳内で働くと安心感をもたらすセロトニンの量の調節を、再取り込みというかたちで…
2020年5月29日初版 2020年12月11日3版 帯封に「最高齢88歳での栄冠‼ レジェンドが放つ青春×本格ミステリ」 「3冠! 『このミス』『週刊文春』『ミステリが読みたい!』 第1位」 数多くのアニメ(鉄腕アトム、サザエさん、サイボーグ009、デビルマン、Dr.スラ…
2015年11月20日第1刷発行 殺人事件は勿論フィクションだが、それ以外の登場人物は実在の数学者。数学者としてどのような功績を残したかを巻末資料で簡単に触れられつつ、殺人犯を特定するために容疑者とされた登場する全数学者が簡単な数学の問題を出してそ…
天災と国防(昭和9年11月) 「一国の運命に影響する可能性の豊富な大天災に対する国防策は政府のどこで誰が研究しいかなる施設を準備しているか甚だ心元ない有様である。想うに日本のような特殊な天然の敵を四面に控えた国では、陸軍海軍の外にもう一つ科学…
2020年4月10日発行 第1章 敬意・感謝を伝える言葉づかい 至純 三島由紀夫 俯仰天地に愧じざる生活 二葉亭四迷 謦咳に接する 横溝正史 畏怖 夏目漱石 爪牙となる 司馬遼太郎 秀雅 吉川英治 恪勤 岡本かの子 懇親を結ぶ 谷崎潤一路 祝儀 小島政二郎 得難き機…
2009年7月16日第1刷発行 旭山動物園で「行動展示」が行われている。オラウータン空中遊技場。アザラシが気持ちよさそうに泳ぐ「あざらし館」。ホッキョクグマがダイビングする「ほっきょくぐま館」。陳バンジーの森・・・これを読んでいるだけで旭山動物園に…
2021年7月1日第1刷発行 ジェンダー平等が一番進んでいるのはアイスランド。1980年には女性大統領が登場。フィンランドは第2位。サンナ・マリンは34歳で首相に就任。日本は先進国中で最下位の評価。 温暖化でなくなってしまいそうな国・ツバル。狭い所では幅2…
2018年10月20日第1刷発行 「こころ」とは抽象的な概念であり、文脈によってさまざまな意味を表す言葉でもある。本書では、大脳皮質の認知機能、大脳辺縁系による記憶と情動の制御機構、そして報酬系の機能などを論じながら、「こころ」を一つのシステムとみ…
2021年7月21日第1刷発行 1458年8月に書きあげられた本書『商売術の書』が、日の目を見たのは一世紀以上たった1573年。『商売と完全なる商人んついて』と題されて刊行された。この本に関心が抱かれたのは複式簿記の記帳をうかがわせる箇所が会計史研究者に見…
2021年7月15日第1刷発行 写真が中心なので、言葉で書き表すのは難しい一冊です。でも、東京近郊でこんなにいろんな面白い魚・エビのほか、カメやサメに身近に接することが出来るとは知りませんでした。オープンダイバーを取得すれば水深18メートルまで潜れ…
2021年3月29日初版発行 情報の蓄積を実力だと勘違いすると、自分はその分野で最も多くのことを知っていると慢心するようになる。その情報・知識はすでに社内にあったものが移動したに過ぎない。 役員が備えるべき実力とは、社内になかった知識を蓄えること。…
2015年8月31日第1刷発行 小學は朱子が劉清之と編集して1187年に完成。 書題、題辞、内篇(立教第一、明倫第二、敬身第三、稽古第四)、外篇(嘉言第五、善行第六)と言う構成。 以下、ほおーと唸った箇所を列記。 立教第一では「七年にして男女席を同じ…
2010年6月28日 第1刷発行 チョウを追いかけ続けた小学校時代。ゴマダラチョウを捕るのに1週間森に通い続けた。子どもの頃に読んだ本で思い出すのは『だれも知らない小さな国』(佐藤まさるさんの童話)と『なぜなぜ理科学習漫画』全セット。そしてアインシ…
1992年1月1刷 1996年1月5刷 自然発生説は誤っており、微生物である細菌は空気中のほこりなどに運ばれていろいろなもの(物体や液体)へ入り込むことを証明したパストゥール。微生物がほかの多くの物質に発酵を起こすことを明らかにしただけでなく、熱で殺す…
2002年12月18日 第1刷発行 2015年7月24日 第7刷発行 いやー、後半も前半同様に面白い。 下巻は、リシュリュ枢機卿の部下ミレディが中心になって話が進む。 ミレディは枢機卿の部下。バッキンガム公爵とダルタニャンの暗殺を引き受け、免罪状をもらい行動を開…
勝負事 著者が小学校の修学旅行に行けない文句を両親にしつこく話したら、実は祖父が賭け事で全財産を失ったためであったことをはじめて打ち明けられて知った。2度と勝負事をしないと決めた祖父が、亡くなる直前に藁堆で藁を抜いて長い方が勝つという勝負事…
2002年12月18日 第1刷発行 2014年4月15日 第7刷発行 いやー、面白い。デュマの小説は本当に面白い。訳者もきっと上手に訳されているんだろうと思うが、グイグイ読者を引き込む。話のテンポは速いし、次から次へと予想外の展開に読者はジェットコースターに乗…
2020年3月20日 第1刷発行 第1章 何を学ぶべきか 再読のお薦めの中では、『太平記』や『唯識入門』が読みたくなった。 『日本国勢図絵』『世界国勢図絵』は読んだことがないので、佐藤さんお薦めの必読書として読んでみたい。名著・澤田昭夫『論文の書き方』…