◆寺社文化財みらいセンター

 仏像や建築物、絵画など多くの文化財は老朽化がすすむなか、ひとりでも多くの方が、かけがえのない日本の文化財の守り手になっていただきたい――。
 「寺社文化財みらいセンター」では、寺社の担い手が不足し、国や自治体の支援も十分でないなか、文化財保護の一助となるような幅広い取り組みを行っています。

1.法隆寺・金堂壁画 調査研究への協力
 世界遺産・法隆寺で戦後まもなく火災で焼損した「金堂壁画」。現存する日本最古の仏教絵画を次世代に引き継ごうと、保存活用のための調査をサポートしています。 

2.文化財の宝庫・京都
  世界遺産の上賀茂神社や仁和寺などを含む350以上の社寺などが加わる「京都古文化保存協会」による春と秋の「非公開文化財特別公開」に特別協力するなど、古都・京都が世界に誇る文化財を広く伝える活動をしています。

3.奈良の古刹(興福寺・東大寺)
 世界遺産であり、奈良を代表する古刹でもある興福寺や東大寺の価値を伝える事業にも取り組んでいます。国宝の阿修羅像の内部構造をCTスキャンで調べる研究を後押しし、寺社での体験型イベントなども開いています。

 4.知られざる文化財に光をあてる
 大阪市に点在する古寺の仏教美術や、金沢市で寺社の集まる地区の文化財などを特別公開する事業を重ねています。

5.クラウドファンディング
 インターネットで賛同者の寄付を募る事業を進め、京都・高山寺の金堂の修復や神奈川・浄楽寺の収蔵庫(国重要文化財所蔵)の改修などに協力しました。

6.イベント開催
 文化財の保護をテーマに、寺社や博物館などと協力して、多彩な企画展やシンポジウム、イベントなどを手がけています。

寺社文化財みらいセンター
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