魔法のクリエイターと言われる理由、お教えします

人は知る。人は感じる。創作で。

2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧

【小説】絵姿は延びに伸びて

憂鬱になると狭いところへ籠る癖がある絵描きは、自分の世界に浸り何かが降りてくるのを待っていた。冷えた身体の芯には、暖かく照らす光を秘めて現実との差に悩んでいた。夢の世界なのか、過去の記憶なのか自分を突き動かすイメージを形にするために苦悩す…

【小説】どうせ、うまくいくから歌ってみな

パソコンが友達の、イケてない男がインターネットで奇妙なサークルに出逢った。「どうせ、うまくいくから歌ってみな」が合言葉のカラオケサークルだった。酷い音痴の男は、スルーしようとしたが、なぜか幸せを感じ始める。最新技術で音痴を修正してくれるマ…

【プロット】真実の鏡

ランキング参加中創作家達の集いの場 雨上がりの街は美しい。 石畳の路地を濡らした雨水が、夕日に照らされてキラキラと輝いていた。 雨は、いつの間にか上がり、心なしか空気が清々しい。 細い路地を歩いていると、古びた蔵造りの建物に目を留めた。 その建…

ブレザーを着た、輝く女の子 イラスト制作過程

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【プロット】黒い闇夜

ランキング参加中KADOKAWA × はてな小説投稿サイト「カクヨム」 漆黒の闇に包まれた深夜の住宅街。 街灯の光も届かない一角に、ひっそりと佇む黒い家。 その家の前には、黒塗りの車が一台。 車から降り立ったのは、黒いスーツに身を包んだ男。 顔には深い影…

【小説】至極清閑な暮らし向き

出逢ったのは、余命3か月の銀行員と好奇心旺盛な小説家、そして協調性のないマッドサイエンティストだった ─── 余命宣告を受けた小曾根は、家族と別れ独りシェアハウスを探す。誰も入居していなかった物件を押さえ、入居日を迎えた。孤独を愛する者たちと、…