「洗濯してきれいになったのに、いつの間にか黄ばんでいた」。黄ばみに対して、そんな印象をお持ちの方も多いはず。実は、洗濯洗剤や漂白剤を使って水洗いしても、皮脂(人のあぶら)の汚れを完全に落としきることは難しいのです。洗い方や洗剤の種類にもよりますが、汚れの2~4割ほどが、繊維の中に残ってしまうと考えられています。着用→洗濯を繰り返す中で、皮脂汚れが徐々に蓄積し、それがしだいに酸化して黄ばみとなります。湿度や温度が高いなどの「黄ばみやすい」環境なら、洗濯して4日目ごろから黄ばみ始めます ではクリーニングを行えばどうでしょうか?クリーニングの一種であるドライクリーニングは、有機溶剤という油の一種で洗うもので、皮脂を落とすことが得意。ところが時間がたつと、黄ばみが現れることがあります。 実はドライクリーニングは、水溶性のタンパク質の汚れを落とすことが苦手。繊維に残ったタンパク質が酸化して黄ばみにな