ニュー・ホライズンズ(New Horizons)とは、アメリカ航空宇宙局 (NASA) が2006年1月19日に打ち上げた無人探査機で、人類初の冥王星探査機および太陽系外縁天体探査機である。
ちなみに東京書籍が出版している中学校の英語の教科書はニューホライズン(New Horizon)なので混同しないように。
概要
人類初の冥王星探査機および太陽系外縁天体探査機である。探査機には探査用に必要な機器のほか、星条旗、公募者43万人の名前を収録したCD-ROM、民間宇宙船スペースシップワンの一部、そして冥王星の発見者であるクライド・トンボー氏の遺灰などが搭載された。
2006年1月19日に打ち上げられ、2015年7月に冥王星に到達、7月14日には最接近に成功した。
この時の観測により、冥王星や衛星カロンの詳細な外見や、より正確な直径などのデータが明らかになった。
冥王星までの道のりは遠く、到達までの間、実に約9年6ヶ月もの時間を要した。また、光の速さをもってしても到達に数時間かかるほど遠く離れた探査機からデータが全て送信されるには、さらに数ヶ月を要するという。このため、冥王星の探査結果が明らかになるのは2016年の4月以降になると思われる。
今後は数ヶ月かけて冥王星の探査・観測を行い、地球に全データを送信した後は他の太陽系外縁天体(EKBO)の探査を行う予定である。探査終了後は太陽系を脱出する。
また、ニュー・ホライズンズは歴代最速の探査機(打ち上げ直後は秒速30km)でもある。打ち上げから9時間後に月軌道(地球から約38万km)を通過し、13ヵ月後に木星をスイングバイした(なお、アポロは月に到達するまで3日、ボイジャーは木星に到達するまでおよそ2年かかった)。
詳しくはWikipediaを参照。
打ち上げられた当初(2006年1月)ニュー・ホライズンズは「惑星探査機」であったが、打ち上げ7ヵ月後の国際天文学連合(IAU)総会で冥王星が惑星から除外されたことにより、ニュー・ホライズンズも冥王星と共に「“惑星”探査機」ではなくなってしまった。
ニコニコ動画におけるニュー・ホライズンズ
前記の事もあり、第9惑星から準惑星となった「冥王星」をテーマにした、ジミーサムP作詞作曲の初音ミクオリジナル曲 The 9th の公開以降、この曲のPVにニュー・ホライズンズが登場する。
関連動画
ジミーサムP氏作詞作曲初音ミク(Vocaloid)オリジナル曲「The 9th」のPV
関連項目
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