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はてなキーワード: 病人とは

2024-10-12

anond:20241012220156

ネットミソジニーミサンドリーゼノフォビアはすべて医療カウンセリングに直通できるようなシステムを作れば色々と救われる人が出そうなんだけどこういうこと言うと「人を病人呼ばわりするな!」って怒られるんだよね

こじらせたところで現実ではどんどん相手にされなくなって孤立してメンタル悪化するだけなのにね

29歳職歴なし無職(元ひきこもり)、バイトにうかる

学生時代うつ病とか色々やらかしてそのまま引きこもり最近ようやく病気が良くなって働いてみる気になった

バイトとはいえどこの年まで病人してまともな労働経験もない人間には世間は厳しい、だからどうせロクに受からねーだろと思って色々受けまくり案の定落ちまくった

が、数撃ちゃ当たる戦法が功を奏してたまたま同時期に2つ採用された

一つは最低賃金で、業務はワイでもまずまちがいなくできる簡単もの。体力面も問題なし。面接官は元ひきこもりであることを明かしたうえでそれでも雇ってくれた。ただし正社員登用はない

もう一つは最低賃金よりはまあまあ良く、勤務態度によっては正社登用もある。ただし元うつ病ひきこもりにはきつそうな体力仕事もある。

どうしよかなあ、まぁまたうつ病になってもしょうがいから前者だろうかな

2024-10-11

タトゥーしてる人って有り難いよね。合法的差別していい数少ない人種としてとても貴重

社会通念上推奨されていない行為を行うことで一生涯レッテルを貼られてしまうことを覚悟の上で行動に及んだ自己責任被差別階級って、今やもうこの辺しか残ってないと思うんだよね。

昔はアル中ポン中がこの枠だったけど、合法ドラッグ流行とか依存症への理解が進んだこととかで「病人なんだぜ?優しくしてやろうよ」みたいになっちゃったからなあ。

反ワクやカルトですら「洗脳されているだけの被害者でもあるんだ」みたいな感じで思いっき言葉で殴れるような感じじゃなくなってきてる。

それこそ犯罪者に対してさえ「なんか理由があったんだろ」とか「つるんだ仲間が悪かっただけ」とか「技能実習生待遇が」とか色々な擁護が入ってきてくっそめんどい時代だよ。

でも入れ墨掘ってるやつに対しての差別だけは未だに根強いんだよね。

まあ一番の理由は「未だに根付よい差別に負けない我道を行く俺様」ってのが日本におけるタトゥー文化根底にあるからなんだけどさ。

自分たち勝手差別される側に回ろうと頑張っちゃう暴走族みたいなマインドのおかげで、タトゥー界隈はこんな時代においても「差別してヨシ!」となってるし、掘ってる側も「ヘイヘイ!差別足りてねえぞ!ビビってんのかぁ!」って感じで助かるわあ。

リアル社会で脱げないヒールマスクを被ってくれてるようなもんだよね。

いやーエンタメのために人生捧げられるって本当に凄いよ。

ぶっちゃけさ、相手側が悪役ムーブを楽しんでるんだろうなってのが分かるからこそ、こっちも安心して正義マンパンチプロレス出来るわけよ。

WIN-WINだよね本当。

2024-10-10

anond:20241010012735

通院歴がある病人案件だと出にくいらしい

前々から通院してキチガイ自覚もあるだろう人は軽い扱いで

限界まで耐えてブチギレた人は実名公開ってのはんか理不尽な気もするが

2024-10-08

なろうの医者漫画良いよね

病気が治ってく過程気持ちいい。(お掃除動画みたいで)

病人を助けると言うこの世で一番判りやす絶対正義

コメントアドバイス君に叩かれない。(ドラゴン治療法が間違ってるとか誰にも判らないので突っ込めない。)

2024-10-05

マイナ保険証問題の唯一のイケてる解決

マイナ保険証問題の一つは、マイナカードを持っていても券面に保険証情報がないか保険に加入しているかどうかがわからないこと。

これを解決する一番の方法は「マイナカードを持っている=健康保険に加入している」という状態にしてしまうこと。

すなわち、健康保険税金化による一本化。

そもそも、職域や自治体ごとに健康保険組合があって、互いに厄介者子供や老人、病人)を押し付けあっているのがおかしいのであって、健康保険を国で一本化して健康保険税金化してしまえば、マイナ保険証の紐付けなんていう問題解決する。

ついでに、健康保険税を所得税のように上限なしの累進課税にして、金融所得にも賦課するようにすれば、社会保険料の逆進性の問題解決する。

2024-10-04

anond:20241003190546

全体の論点としてはおおよそ同意ってはそうなんだけど、案外はやく出過ぎて行列されると困る状況ってのはないではないのよ。

病院とかね。

俺達老人はとにかく暇だからめっちゃ早くにつくけどそんな早くに来られても困るのよ。医者も忙しいしさ。

前にぞろぞろいられても困るのよ。あんたら一応病人でしょと。

まあふつうの待ち合わせの話だとあんまないわな。

遅刻する人ってかならず遅刻すんだよな。

おもしろいというかなんというか。

2024-10-03

anond:20241003193418

日本電車病人事故が発生した際に停止し、その結果ダイヤが乱れたり再開に時間がかかるのにはいくつかの理由があります。以下に主な理由を挙げます

1. 安全確認措置の徹底

日本鉄道システム安全を最優先にしています事故や急病人が発生した場合鉄道会社は乗客安全を確保するため、徹底的な確認対応が求められます事故の状況や急病人状態確認し、必要に応じて救急隊や警察連携するため、その過程時間がかかることがあります

2. 人身事故対応

特に人身事故が発生した場合現場検証遺体搬送安全確認などが行われます。この手順は厳格に行われるため、通常の運行に戻るまでには時間がかかります。また、警察消防鉄道会社の職員が一斉に動員されるため、それぞれの調整にも時間がかかることがあります

3. 急病人への対応

電車内で急病人が出た場合、まずは車掌が急病人状態確認し、必要であれば駅での応急処置救急搬送を行います。急病人が発生した場合、次の停車駅まで運転を続けることもありますが、状況によってはその場で電車を止めることもあります救急対応が迅速に行われる一方、乗客安全を最優先にしているため、再開に時間がかかることもあります

4. 運行ダイヤの複雑さ

日本鉄道は非常に精密なダイヤ運行されており、少しの遅れでも全体のダイヤに影響が出やすいです。特に都市部では多くの路線が密接に連携しており、一つの列車の遅延が他の列車路線にも波及するため、運行再開後もダイヤの乱れがしばらく続くことがあります

5. 乗客対応

病人事故が起こった際に、混雑した車内で乗客が動揺したり、車両から降りるために混乱が生じることがあります。このような場合、再乗車や案内に時間がかかり、ダイヤの乱れに繋がることもあります

まとめ

日本鉄道が停止する際に時間がかかるのは、安全確認対応措置を徹底するためです。また、鉄道運行ダイヤが非常に精密であるため、事故や急病人への対応ダイヤ全体に波及しやすいことも、遅延の原因となっています

2024-10-02

anond:20241002153355

ナラーやクチャラーを嫌うのは病気

繊細な病人が増えているということ

2024-09-30

 三四郎はこの時ふと汽車水蜜桃をくれた男が、あぶないあぶない、気をつけないとあぶない、と言ったことを思い出した。あぶないあぶないと言いながら、あの男はいやにおちついていた。つまりあぶないあぶないと言いうるほどに、自分はあぶなくない地位に立っていれば、あんな男にもなれるだろう。世の中にいて、世の中を傍観している人はここに面白味があるかもしれない。どうもあの水蜜桃の食いぐあいから、青木堂で茶を飲んでは煙草を吸い、煙草を吸っては茶を飲んで、じっと正面を見ていた様子は、まさにこの種の人物である。――批評家である。――三四郎は妙な意味批評家という字を使ってみた。使ってみて自分うまいと感心した。のみならず自分批評家として、未来存在しようかとまで考えだした。あのすごい死顔を見るとこんな気も起こる。  三四郎は部屋のすみにあるテーブルと、テーブルの前にある椅子と、椅子の横にある本箱と、その本箱の中に行儀よく並べてある洋書を見回して、この静かな書斎の主人は、あの批評家と同じく無事で幸福であると思った。――光線の圧力研究するために、女を轢死させることはあるまい。主人の妹は病気である。けれども兄の作った病気ではない。みずからかかった病気である。などとそれからそれへと頭が移ってゆくうちに、十一時になった。中野行の電車はもう来ない。あるいは病気が悪いので帰らないのかしらと、また心配になる。ところへ野々宮から電報が来た。妹無事、あす朝帰るとあった。  安心して床にはいったが、三四郎の夢はすこぶる危険であった。――轢死を企てた女は、野々宮に関係のある女で、野々宮はそれと知って家へ帰って来ない。ただ三四郎安心させるために電報だけ掛けた。妹無事とあるのは偽りで、今夜轢死のあった時刻に妹も死んでしまった。そうしてその妹はすなわち三四郎が池の端で会った女である。……  三四郎はあくる日例になく早く起きた。  寝つけない所に寝た床のあとをながめて、煙草を一本のんだが、ゆうべの事は、すべて夢のようである。椽側へ出て、低い廂の外にある空を仰ぐと、きょうはいい天気だ。世界が今朗らかになったばかりの色をしている。飯を済まして茶を飲んで、椽側に椅子を持ち出して新聞を読んでいると、約束どおり野々宮君が帰って来た。 「昨夜、そこに轢死があったそうですね」と言う。停車場か何かで聞いたものらしい。三四郎自分経験を残らず話した。 「それは珍しい。めったに会えないことだ。ぼくも家におればよかった。死骸はもう片づけたろうな。行っても見られないだろうな」 「もうだめでしょう」と一口答えたが、野々宮君ののん気なのには驚いた。三四郎はこの無神経をまったく夜と昼の差別から起こるものと断定した。光線の圧力試験する人の性癖が、こういう場合にも、同じ態度で表われてくるのだとはまるで気がつかなかった。年が若いからだろう。  三四郎は話を転じて、病人のことを尋ねた。野々宮君の返事によると、はたして自分の推測どおり病人に異状はなかった。ただ五、六日以来行ってやらなかったものから、それを物足りなく思って、退屈紛れに兄を釣り寄せたのである。きょうは日曜だのに来てくれないのはひどいと言って怒っていたそうである。それで野々宮君は妹をばかだと言っている。本当にばかだと思っているらしい。この忙しいものに大切な時間を浪費させるのは愚だというのである。けれども三四郎にはその意味ほとんどわからなかった。わざわざ電報を掛けてまで会いたがる妹なら、日曜の一晩や二晩をつぶしたって惜しくはないはずである。そういう人に会って過ごす時間が、本当の時間で、穴倉で光線の試験をして暮らす月日はむしろ人生に遠い閑生涯というべきものである自分が野々宮君であったならば、この妹のために勉強妨害をされるのをかえってうれしく思うだろう。くらいに感じたが、その時は轢死の事を忘れていた。  野々宮君は昨夜よく寝られなかったものからぼんやりしていけないと言いだした。きょうはさいわい昼から早稲田学校へ行く日で、大学のほうは休みから、それまで寝ようと言っている。「だいぶおそくまで起きていたんですか」と三四郎が聞くと、じつは偶然、高等学校で教わったもとの先生広田という人が妹の見舞いに来てくれて、みんなで話をしているうちに、電車時間に遅れて、つい泊ることにした。広田の家へ泊るべきのを、また妹がだだをこねて、ぜひ病院に泊れと言って聞かないから、やむをえず狭い所へ寝たら、なんだか苦しくって寝つかれなかった。どうも妹は愚物だ。とまた妹を攻撃する。三四郎おかしくなった。少し妹のために弁護しようかと思ったが、なんだか言いにくいのでやめにした。  その代り広田さんの事を聞いた。三四郎広田さんの名前をこれで三、四へん耳にしている。そうして、水蜜桃先生青木堂の先生に、ひそかに広田さんの名をつけている。それから正門内で意地の悪い馬に苦しめられて、喜多床の職人に笑われたのもやはり広田先生にしてある。ところが今承ってみると、馬の件ははたして広田先生であった。それで水蜜桃も必ず同先生に違いないと決めた。考えると、少し無理のようでもある。  帰る時に、ついでだから、午前中に届けてもらいたいと言って、袷を一枚病院まで頼まれた。三四郎は大いにうれしかった。  三四郎は新しい四角な帽子かぶっている。この帽子かぶって病院に行けるのがちょっと得意である。さえざえしい顔をして野々宮君の家を出た。  御茶の水で電車を降りて、すぐ俥に乗った。いつもの三四郎に似合わぬ所作である。威勢よく赤門を引き込ませた時、法文科のベルが鳴り出した。いつもならノートインキ壺を持って、八番の教室はいる時分である。一、二時間講義ぐらい聞きそくなってもかまわないという気で、まっすぐに青山内科玄関まで乗りつけた。  上がり口を奥へ、二つ目の角を右へ切れて、突当たりを左へ曲がると東側の部屋だと教わったとおり歩いて行くと、はたしてあった。黒塗りの札に野々宮よし子と仮名で書いて、戸口に掛けてある。三四郎はこの名前を読んだまま、しばらく戸口の所でたたずんでいた。いなか物だからノックするなぞという気の利いた事はやらない。「この中にいる人が、野々宮君の妹で、よし子という女である」  三四郎はこう思って立っていた。戸をあけて顔が見たくもあるし、見て失望するのがいやでもある。自分の頭の中に往来する女の顔は、どうも野々宮宗八さんに似ていないのだから困る。  うしろから看護婦草履の音をたてて近づいて来た。三四郎は思い切って戸を半分ほどあけた。そうして中にいる女と顔を見合わせた。(片手にハンドルをもったまま)  目の大きな、鼻の細い、唇の薄い、鉢が開いたと思うくらいに、額が広くって顎がこけた女であった。造作はそれだけである。けれども三四郎は、こういう顔だちから出る、この時にひらめいた咄嗟の表情を生まれてはじめて見た。青白い額のうしろに、自然のままにたれた濃い髪が、肩まで見える。それへ東窓をもれる朝日の光が、うしろからさすので、髪と日光の触れ合う境のところが菫色に燃えて、生きた暈をしょってる。それでいて、顔も額もはなはだ暗い。暗くて青白い。そのなかに遠い心持ちのする目がある。高い雲が空の奥にいて容易に動かない。けれども動かずにもいられない。ただなだれるように動く。女が三四郎を見た時は、こういう目つきであった。  三四郎はこの表情のうちにものうい憂鬱と、隠さざる快活との統一を見いだした。その統一の感じは三四郎にとって、最も尊き人生の一片である。そうして一大発見である三四郎ハンドルをもったまま、――顔を戸の影から分部屋の中に差し出したままこの刹那の感に自らを放下し去った。 「おはいりなさい」  女は三四郎を待ち設けたように言う。その調子には初対面の女には見いだすことのできない、安らかな音色があった。純粋の子供か、あらゆる男児に接しつくし婦人でなければ、こうは出られない。なれなれしいのとは違う。初めから古い知り合いなのである。同時に女は肉の豊かでない頬を動かしてにこりと笑った。青白いうちに、なつかしい暖かみができた。三四郎の足はしぜんと部屋の内へはいった。その時青年の頭のうちには遠い故郷にある母の影がひらめいた。  戸のうしろへ回って、はじめて正面に向いた時、五十あまり婦人三四郎挨拶をした。この婦人三四郎からだがまだ扉の陰を出ないまえから席を立って待っていたものみえる。 「小川さんですか」と向こうから尋ねてくれた。顔は野々宮君に似ている。娘にも似ている。しかしただ似ているというだけである。頼まれ風呂敷包みを出すと、受け取って、礼を述べて、 「どうぞ」と言いながら椅子をすすめたまま、自分は寝台の向こう側へ回った。  寝台の上に敷いた蒲団を見るとまっ白である。上へ掛けるものもまっ白である。それを半分ほど斜にはぐって、裾のほうが厚く見えるところを、よけるように、女は窓を背にして腰をかけた。足は床に届かない。手に編針を持っている。毛糸のたまが寝台の下に転がった。女の手から長い赤い糸が筋を引いている。三四郎は寝台の下から毛糸のたまを取り出してやろうかと思った、けれども、女が毛糸にはまるで無頓着でいるので控えた。  おっかさんが向こう側から、しきりに昨夜の礼を述べる。お忙しいところをなどと言う。三四郎は、いいえ、どうせ遊んでいますからと言う。二人が話をしているあいだ、よし子は黙っていた。二人の話が切れた時、突然、 「ゆうべの轢死を御覧になって」と聞いた。見ると部屋のすみに新聞がある。三四郎が、 「ええ」と言う。 「こわかったでしょう」と言いながら、少し首を横に曲げて、三四郎を見た。兄に似て首の長い女である三四郎はこわいともこわくないとも答えずに、女の首の曲がりぐあいをながめていた。半分は質問があまり単純なので、答に窮したのである。半分は答えるのを忘れたのである。女は気がついたとみえて、すぐ首をまっすぐにした。そうして青白い頬の奥を少し赤くした。三四郎はもう帰るべき時間だと考えた。  挨拶をして、部屋を出て、玄関正面へ来て、向こうを見ると、長い廊下のはずれが四角に切れて、ぱっと明るく、表の緑が映る上がり口に、池の女が立っている。はっと驚いた三四郎の足は、さっそく歩調に狂いができた。その時透明な空気の画布の中に暗く描かれた女の影は一足前へ動いた。三四郎も誘われたように前へ動いた。二人は一筋道廊下のどこかですれ違わねばならぬ運命をもって互いに近づいて来た。すると女が振り返った。明るい表の空気の中には、初秋の緑が浮いているばかりである。振り返った女の目に応じて、四角の中に、現われたものもなければ、これを待ち受けていたものもない。三四郎はそのあいだに女の姿勢服装を頭の中へ入れた。  着物の色はなんという名かわからない。大学の池の水へ、曇った常磐木の影が映る時のようである。それはあざやかな縞が、上から下へ貫いている。そうしてその縞が貫きながら波を打って、互いに寄ったり離れたり、重なって太くなったり、割れて二筋になったりする。不規則だけれども乱れない。上から三分一のところを、広い帯で横に仕切った。帯の感じには暖かみがある。黄を含んでいるためだろう。  うしろを振り向いた時、右の肩が、あとへ引けて、左の手が腰に添ったまま前へ出た。ハンケチを持っている。そのハンケチの指に余ったところが、さらりと開いている。絹のためだろう。――腰から下は正しい姿勢にある。  女はやがてもとのとおりに向き直った。目を伏せて二足ばかり三四郎に近づいた時、突然首を少しうしろに引いて、まともに男を見た。二重瞼の切長のおちついた恰好である。目立って黒い眉毛の下に生きている。同時にきれいな歯があらわれた。この歯とこの顔色とは三四郎にとって忘るべからざる対照であった。  きょうは白いものを薄く塗っている。けれども本来の地を隠すほどに無趣味ではなかった。こまやかな肉が、ほどよく色づいて、強い日光にめげないように見える上を、きわめて薄く粉が吹いている。てらてら照る顔ではない。  肉は頬といわず顎といわずきちりと締まっている。骨の上に余ったものはたんとないくらいである。それでいて、顔全体が柔かい。肉が柔かいのではない骨そのものが柔かいように思われる。奥行きの長い感じを起こさせる顔である。  女は腰をかがめた。三四郎は知らぬ人に礼をされて驚いたというよりも、むしろのしかたの巧みなのに驚いた。腰から上が、風に乗る紙のようにふわりと前に落ちた。しかも早い。それで、ある角度まで来て苦もなくはっきりととまった。むろん習って覚えたものではない。 「ちょっと伺いますが……」と言う声が白い歯のあいから出た。きりりとしている。しかし鷹揚である。ただ夏のさかりに椎の実がなっているかと人に聞きそうには思われなかった。三四郎はそんな事に気のつく余裕はない。 「はあ」と言って立ち止まった。 「十五号室はどの辺になりましょう」  十五号は三四郎が今出て来た部屋である。 「野々宮さんの部屋ですか」  今度は女のほうが「はあ」と言う。 「野々宮さんの部屋はね、その角を曲がって突き当って、また左へ曲がって、二番目の右側です」 「その角を……」と言いながら女は細い指を前へ出した。 「ええ、ついその先の角です」 「どうもありがとう」  女は行き過ぎた。三四郎は立ったまま、女の後姿を見守っている。女は角へ来た。曲がろうとするとたんに振り返った。三四郎赤面するばかりに狼狽した。女はにこりと笑って、この角ですかというようなあいずを顔でした。三四郎は思わずうなずいた。女の影は右へ切れて白い壁の中へ隠れた。  三四郎はぶらりと玄関を出た。医科大学生と間違えて部屋の番号を聞いたのかしらんと思って、五、六歩あるいたが、急に気がついた。女に十五号を聞かれた時、もう一ぺんよし子の部屋へあともどりをして、案内すればよかった。残念なことをした。  三四郎はいさらとって帰す勇気は出なかった。やむをえずまた五、六歩あるいたが、今度はぴたりととまった。三四郎の頭の中に、女の結んでいたリボンの色が映った。そのリボンの色も質も、たしかに野々宮君が兼安で買ったものと同じであると考え出した時、三四郎は急に足が重くなった。図書館の横をのたくるように正門の方へ出ると、どこからたか与次郎が突然声をかけた。 「おいなぜ休んだ。きょうはイタリー人がマカロニーをいかにして食うかという講義を聞いた」と言いながら、そばへ寄って来て三四郎の肩をたたいた。  二人は少しいっしょに歩いた。正門のそばへ来た時、三四郎は、 「君、今ごろでも薄いリボンをかけるものかな。あれは極暑に限るんじゃないか」と聞いた。与次郎はアハハハと笑って、 「○○教授に聞くがいい。なんでも知ってる男だから」と言って取り合わなかった。  正門の所で三四郎はぐあいが悪いからきょうは学校を休むと言い出した。与次郎はいっしょについて来て損をしたといわぬばかりに教室の方へ帰って行った。

anond:20240930192717

2024-09-19

anond:20240919210325

ミス=死ってのが病人の発想なのよ

健康人間はそんな考えにならない

まりあなたには治療必要

こんなミスしたら死ぬべきですかって多数決でも取ってみなよ

命に代えるべきミスなんか何もねーんだよ

2024-09-12

anond:20240912160830

100万回擦られたあとの題材で延々同じ論争をやりたがる病人

2024-09-11

anond:20240910223612

俺は料理を嗜まないので、ってすごいな。俺は掃除を嗜まないので、俺は寝食を嗜まないので、俺は生活を嗜まないので。

ママとの会話でちゅか? ママみたいな妻が倒れたらどうするんだ。おまえの飯の心配じゃないぞ。倒れた病人食事だ。過労程度では入院なんかできずに薬渡されて帰らさされるだけだぞ。

おかゆUber Eats ? あそこには台湾風とかしか無いぞ。ただの風邪でも重いやつ

2024-09-10

anond:20240910122421

チャット欄の履歴アーカイブで残るタイプあるじゃん

ストリーマーに見てもらえないコメント価値を見いだせないのかねえ確かに増田病人罵倒されるよりストリーマーの方が遥かに面白いわな

面白い傾向だな

2024-09-09

弱男がAEDネタに執着するのは単純な理由だよ

「死にかけの病人にならマウント取れる」ってだけ

健常者の女は頼ってくれないけど死にかけの女相手なら必要とされてるし戦っても勝つる

弱男が急病人を見殺しにする妄想で喜悦する頃、ベトナム人は人命救助

ありがとう、その場にいるのが日本人男性だけなら尊い命が失われていたでしょう

 千曲署は6日、千曲市生萱(いきがや)の用水路に転落した90代の男性を救助したとして、地元出身東京都大田区会社員野沢奈央さん(37)と、市内に住みサクラ精機(千曲市)でエンジニアとして働くベトナム国籍のグエン・ヴィン・ティエンさん(26)に感謝状を贈った。

https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024090600926

2024-09-08

anond:20240908161835

救助者を大々的に保護すると救助にかこつけて猥褻行為盗撮やる奴が出てくる

倒れた女子高生の胸揉んでスカート捲った教師最近出現したし

レイプ手法としてわざと車でぶつかるとか弱らせてから手を出すってのよくあるし「気を失ってる重病人にそんなことやる奴なんていない」はお花畑だしな

女には外で倒れたら最後男のようには救われず見殺しされる現実をうけいれてもらうしかない

2024-09-05

anond:20240905114919

サイヤ人なら「もっと強くなりてえ」みたいな意欲があるけど、

ネットの頻出炎上案件て、どこかで拾ってきた武器(だと思いこんでいるうんこ)を気に入らない相手に投げつけてるだけなんだよね。

サイヤ人なら戦いのたびに成長して議論を煮詰めていくだろうけど、ここの病人たちは1mmも成長しない。

何か話題が降ってくるたびに、いつもと同じうんこをいつもの相手と投げつけあうだけ。

せめて、それでうんこまみれになってもストレスを解消できてりゃいいけど、なおストレスを溜めてたりする。

どうしようもない。

2024-09-04

anond:20240904233358

病人から関係ないだろうと思うだろ?

スキンケアの話は、病人向けじゃないから絡んでくるなと

関係ないだろと

しか清潔感大事キャンペーンをやられると、赤ら顔や脂漏性の人間は、とても大事価値観である清潔感を守ってない罪人になるんだよ

無臭キャンペーンワキガの人が罪人になるのと一緒

病人から仕方ないよ!なんてならない

結局清潔感キャンペーン病人世界も巻き込んじゃってるのよ

anond:20240904231927

自分アレルギーもちで感度5の判定が出たことあるぐらいのアレルギー持っているけど

減感作療法で治した。治していないのにこういうスキンケアネタに絡んできて

自意識過剰全開の文句言うやつってなんなの?みたいなのはあります

病人様を丁重に扱ってほしいの?だったら病院いけよ あと早く寝ろ

寝ないのはすごく体に悪いから、ここでグチグチ言ってないで寝ろ

あともう来るな

創価学会員の一部は集団ストーカー中毒なんだってグロ注意)

現代日本社会病理、目を背けたくなるようなグロ現実描写されていると感じます。結局、オウム統一教会創価学会のようなカルト宗教団体信者奴隷なんですかね。

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いつも思っていた事なのですが、パチンコ中毒と同じく、集団ストーカー中毒ですよね。

特に、「創価学会まれ創価学会育ち。」の2世以降の連中。

今まで私なりに観察をしてきて思うには、

① 生まれた時から、親の集ストに付き合わされ、当たり前の事として参加する。

② 2~3才位からターゲットの前で、奇声をあげたり、飛び跳ねたり、歩くのを邪魔したり、少し使命感を持ってやらされ、達成すると、こんな簡単なことで、異常なくらい褒められる。

(この時、脳内麻薬が大量に分泌する。)

③ 幼稚園小学校中学校創価学会集会に真面目に参加し、「今日も頭に手を乗せ、アンカリングしてやりました。」「笑ってやりました。」「咳をしてやりました。」「くしゃみをしてやりました。」「異常な行動をとってやりました。」「仄めかしてやりました。」等々 発表などして、「今日も勝ちました。」(爆笑)とか言って、またまた簡単な事で、異常に褒められる。

(頻繁に繰り返し繰り返し、大量に脳内麻薬が分泌される。)

④ 高校生以上になると、もう集スト無しでは生きていけません。体が脳内麻薬を求めてしまます

他人自分がどんな風に見られようが、集ストが欲しくてたまらなくなります。)

⑤ しかし集ストには限界が有ります警察に捕まるような事、又は自分ターゲットに殺されてしまうような事までは出来ません。ここで問題なのは、どんどん今までの脳内麻薬の分泌量では足りなくなってくると言うことです。覚せい剤と同じです。

創価学会員の家の子息は、熱心な家ほど、引き篭もりや、統合失調症が多いそうです。脳内麻薬の量が足りず、常に不安感が付きまとい、精神が安定しません。)

⑥ 犯罪者になるか、廃人になるまで続けるしかありません。被害者の皆さんが、「ゾンビのようで気持ち悪い。」と言うのは多分、薬切れの状態か、脳内麻薬が効いている状態かどちらかかも知れません。

年寄りほど、そして女性ほど、中毒から抜け出すのは難しいと思います。)

不幸な病人を次々と作り出す、創価学会という金集めの組織人間なら赦してはならない。

(書き足りませんでした、笑)

やはり創価学会員は集スト中毒だと思うのです。

現代脳科学では、人間の脳が大人の脳として確立するのは、36歳前後なのだそうです。

まだ成長過程の大切な若い脳に、「過剰な使命感」「過剰な達成感」「過剰な選民意識」「題目とやらを長時間唱えることによる過剰なトランス状態」「過剰な集団での喜び(集団催眠)」等々、脳内麻薬漬けの日々。

それだけに留まらず、今度は集団ストーカーという行動を行わせることによる、体への快感刷り込み

ほぼ絶対に見つからない状態からの「電磁波等の科学力」を用いて、人間をいたぶる「過剰な黒い喜び」

ターゲットが、「社会的再起不能」か「自殺」「病死」「事故死」等した時の「勝った」という大きな勘違いの「過剰な達成感と黒い喜び」

これだけ脳内麻薬漬けになれば、もはや抜けられない「中毒患者」です。

ちなみに、薬物中毒に例えると、

50代以降はもうきっと、集スト無しでは生きていけませんよね。

40代 う~ん 命懸けでギリギリ。30代、20代、10代と若くなるにつれて、自分自身の強い精神力で抜け出せる。という処でしょうか。

ところが、創価学会という所は、この中毒から抜け出せない年寄りジャンキー達が、若者にしがみつき自分と同じジャンキーに仕立て上げようとする。

実に目も当てられない、「負のスパイラル構造」になっているのでしょう。

考えれば考えるほど、人間が居るべき集団ではありませんね。

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『闇夜のカラスの右目』(転載元転載元

http://ameblo.jp/konpirasan/day-20110619.html

新・創価学会集団ストーカー日記転載元

https://ameblo.jp/jmuzu10812/entry-10954315013.html

anond:20240904153155

じゃあ医者労務不可と認められた病人も割引しなきゃダメじゃん

2024-08-25

anond:20240825202548

それだけ男性女性の行動制限してきた証拠ですね

相撲試合土俵上で急病人が出た時も、女性救命活動しているにも関わらず、女性はすぐ立ち退くように求めたり、

救命活動が終わった後、即塩を巻いて女性を不浄扱いしたり、

甲子園グラウンド女性が入る事も禁止してましたからね。

男の特権を超える女性誹謗中傷されるのが日本ですよね。

18禁表現ゾーニングを求めただけでネットリンチされて自殺した女性もいました。

日本男性陰湿な上、この男尊女卑の現状すら女尊男卑とのたまう腐った人間カスなんです。

日本が没落していくのも当然ですよね。

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