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ブックマーク / nakamorikzs.net (11)

  • 1990年前後のフジテレビ深夜番組が神がかっていた時代 - 空中の杜

    今ではあまりテレビを見なくなりましたが、学生時代は毎日のように番組を直接見る、もしくはビデオに録画して見ていました。 さて、私の年代に聞くと、面白かった番組と言われて出てくるのは小学生ぐらいでやっていたドリフとかひょうきん族、それにウルトラクイズや世界まるごとHOWマッチといったようなゴールデンで放映されていた金のかかっていそうなものが出てきます。たしかにこれらも面白くてよく見ていましたが、もうひとつ私が印象に残っている番組群が放映されていた特定の局の時間帯があります。それはフジテレビの深夜番組群、JOCX-TV2(JOCX-TV+)と呼ばれるもの。 1980年代までは、まだ深夜番組というのは殆ど存在せず、12時くらいでどの局も終わっていました(ですので24時間テレビというのはその意味で希少価値があったのですね)。しかし、1980年代後半から深夜番組というものが出てきました。しかし当時はそ

    1990年前後のフジテレビ深夜番組が神がかっていた時代 - 空中の杜
  • 外国人技能実習制度における問題のツケは現若者が払うことになりかねない - 空中の杜

    12月12日、テレビ東京の『ガイアの夜明け』で外国人技能実習生に降りかかっている問題に直撃しており、それが話題となっています。 「外国人技能実習制度」は外国人が最長5年間、技術を学びながら働くことを認める制度で実習生は約23万人。日人がやりたがらない仕事の担い手として社会を支える貴重な戦力となっています。しかし給与未払いや長時間労働などの問題が・・12日(火)夜10時の放送は制度の実態に迫ります。 pic.twitter.com/zbjIDcTh3q — ガイアの夜明け 番組公式ツイッター (@gaia_no_yoake) 2017年12月12日 togetter.com hagex.hatenadiary.jp ここでは、中国人技能実習生を時給換算で400円・残業197時間という状況で働かせたり、挙句は計画倒産的なことを行っていたという話。 この外国人技能実習生における問題、すなわち低

    外国人技能実習制度における問題のツケは現若者が払うことになりかねない - 空中の杜
  • ニコニコ動画衰退のシステム面における原因となるもの - 空中の杜

    去年あたりから「ニコニコは衰退した」というものをネット上でよく目にするようになりました。もっともこれは最盛期の2009年頃以降からずっと言われていたような気がしますが、プレミアム会員は上昇していました。しかし今年二月、プレミアム会員がはじめて減少に転じたというニュースがありました。 nlab.itmedia.co.jp この理由については色々な分析がなされています。そして理由もコンテンツ面、システム面いろいろあるでしょう。 しかしながら一番の理由は、「新しい人が入ってきてないせいではないか」、正確には「アニメ以外で新しい人が入ってきていないせいではないか」と思われます。 それはコンテンツ、システム面の両方でありますが(あと収益面も)、長くなるので今日はシステム面の理由について書いてゆこうと思います。 また、ニコニコ動画とニコニコ生放送は色々なところでユーザー層や文化圏、そしてもちろんシステ

    ニコニコ動画衰退のシステム面における原因となるもの - 空中の杜
  • 4K放送での録画禁止発言でCCCDの「失敗」を思い出す - 空中の杜

    民放連が次世代の高精細放送である4K放送時、その放送を視聴者が録画出来ないようにすべきと表明していることが、ここ最近度々報道されています。 toyokeizai.net 理由としては「著作権の保護」とのことですが、これに対してすでにユーザーの反発の声が出始めています。理由として大きいのは、今まで是とされていたものを禁止すること、そして何よりも録画視聴というものを根底から否定するものであるというのが大きいようです。 しかしこういった「(今まで出来ていたものの)コピーを禁止する」ということは今回のテレビが初めてではなく、前例があります。そう、思い出す人も多いかもしれません。かつて音楽業界でこのようなコピーをコントロールする取り組みがされていたことを。そしてそこから「CCCD」が生まれたことを。 CCCDが音楽CD市場に遺したもの 録画禁止で失われるテレビ視聴の習慣 テレビは既に生活の中心ではな

    4K放送での録画禁止発言でCCCDの「失敗」を思い出す - 空中の杜
  • かつて書店前に存在した勧誘が今の書店衰退に影響している可能性 - 空中の杜

    高田馬場や池袋などに展開する芳林堂書店が破産というニュースが流れました。 www.itmedia.co.jp 事業は書泉に譲渡されるようですので、池袋のコミックプラザや高田馬場の店もすぐになくなるとは限らないようです。でもあの地域は競争激しいからどうなることか。まあ池袋西口でのマンガ系専門店は少ないのでたぶん残ると予想していますが。 しかしこの数日前、大洋堂の自主廃業についての記事を見た折、芳林堂書店のことについても書いてあったのを見ました。 ■”街の屋さん”が死滅する日(太洋社問題:出版流通はもはや重度の糖尿病患者状態なのか?) | 岩太郎ブログ(お前はただの馬鹿にすぎない) そこには同店が2月初めに太洋社との取引を解消したことで大洋社が自主廃業に繋がったこと、取引解消の理由は芳林堂書店の未払い、芳林堂に週刊誌などの最新号が入荷しないことがあります。まだ確認がとれてないので断定は保

    かつて書店前に存在した勧誘が今の書店衰退に影響している可能性 - 空中の杜
  • はてなダイアリー時代の有名サイトについて振り返ってみる - 空中の杜

    小説家で2009年に早逝した伊藤計劃氏は、はてなダイアリーでブログを書いていました。当然ながらまだはてなブログが出来る前のことです。 なんかその記事のアーカイブ的なサイトが出来たようです。 ■http://keikaku.itoh-archive.com/ ※22017/10/13現在消滅しています ■参考:特設サイト「伊藤計劃記録 はてな版」オープン! はてなダイアリーの原版はこれからも残されるということなので。 さて、2007~8年当時のはてなダイアリーといえば私も一番更新していた時期で、当時はてな記法でセコセコと書いておりました。当時といえばブログブーム真っ最中かやや収まってきた頃で、世間でその代表的なものと広報されていたのはアメブロ、そしてそこの芸能人ブログ。 しかしこのはてなダイアリーはそれとは逆に有名人が多いというわけではなく(ネットでの有名人は除く)、伊藤計劃氏でさえはじめた

    はてなダイアリー時代の有名サイトについて振り返ってみる - 空中の杜
  • 美輪明宏が紅白歌合戦で唄った『ヨイトマケの唄』と「放送禁止歌」の存在 - 空中の杜

    ※2016/1/1:この文章は2013/1/1に書かれたものをリンク切れ等若干追加修正したものです。 昨年末に行われた紅白歌合戦において、美輪明宏氏『ヨイトマケの唄』が素晴らしいと話題になっています。 ヨイトマケの唄 さてこの歌、これだけインパクトを与える歌、しかも美輪明宏という有名人が唄っているものにもかかわらず知名度が低く、はじめて知ったという方も多いでしょう。実はそれには、この唄が辿ってきた複雑な歴史があります。 まず、『ヨイトマケの唄』の意味より。聴いて分かるとおり、貧乏な家で育った子供が、母ちゃんの仕事のことでいじめられつつもそのがんばる姿を見て立派に成長し、その母ちゃんの唄っていた『ヨイトマケの唄』のことを思い出すというものです。ちなみに「ヨイトマケ」とは(上でのリンクでも書いてありますが)、昔、土木作業の機械化が進んでおらず、労働者の力仕事で行われていた時代に、地固めをするた

    美輪明宏が紅白歌合戦で唄った『ヨイトマケの唄』と「放送禁止歌」の存在 - 空中の杜
  • 20年前の有害コミック騒動で指定を食らった作品の実例から範囲拡大の危険性を考える(前編) - 空中の杜

    現在、ネット上に限らず「東京都青少年育成条例」の改正案の件が話題になっています。うちでも以前書きました。 nakamorikzs.net さて、ネット上での意見を見ていると「条例案はゾーニングを目的としていて、創作物を弾圧するわけではないのに、何故反対するのか」という声も聞かれます。これを反対の人が見ると、そういう人はマンガに悪意を持って規制に賛成している、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし冷静に考えてみると、それは別にマンガに悪意を持っているという人ではなくても、知らないのだったらそう考えるのはそこまで不思議ではないと考えます。たしかに条例だけ見ると、その法律における表現に関しての部分はゾーニングであり、表現自体には特に影響がない、と思われる方がいても不思議ではないでしょう。それに、拡大解釈の可能性を疑い続ければ、きりがないというのもわかります(軽犯罪法とか銃刀法の刃物規定

    20年前の有害コミック騒動で指定を食らった作品の実例から範囲拡大の危険性を考える(前編) - 空中の杜
    enemyoffreedom
    enemyoffreedom 2010/03/30
    さらに今ならネット経由でものすごい件数の"ご注進"があるだろうから当時よりも過酷な規制行政となりそう
  • Leaf・Keyのゲームがインターネット上で盛り上がりを見せた奇跡的な時代 - 空中の杜

    私もパソ通をやっていた人たちから比べれば、インターネット歴は浅いと思っていましたが、いつのまにか始めてから10年以上が過ぎ、ネット歴が長い人間のほうに入ってしまったかもしれません。 私がネットを始めたのは1990年代後半、Windows95にインターネットへの対応がそれなりに備わったあたりです。まだ、ADSLなんてものは存在せず、接続は56Kのダイアルアップモデムを使って、11時からのテレホーダイを狙ってかける。だけど家庭内で分岐していないと電話がかかってきた瞬間に切断するので、ダウンロードが途中で終了してシオシオな気分になる。そしてISDNへのチェンジを検討するといった時代です。さて、この当時ネットを使い始めたのは、もちろんいろいろなホームページを見たり、メールをしたかったから(エロ見たいからじゃないって、いやマジで)。そしてそういうところを回っていると、だんだんと見るところの幅が広がっ

    Leaf・Keyのゲームがインターネット上で盛り上がりを見せた奇跡的な時代 - 空中の杜
  • 現在のネットにおけるコアユーザーは、非常に微妙な時期にいるのではないかと思う話 - 空中の杜

    ネット上の時間進行は、よく早いと言われることがあります。たとえば3年同じブログをやっていれば、それなりに長いと言われるようにもなるみたいですし、20世紀からあるサイトなんて、かなり古参の部類に入ります。これは、インターネットの発展の速度が、技術的のみならず、内容的にも非常に速く発展したためというのがあるでしょう。故にインターネットが普及してたった10年程度しか経っていないのに、かなり濃い歴史が生まれているわけです。これは他の媒体、すなわちテレビや雑誌の10年でも、なかなか見ることが出来ないものかもしれません(特に近年では)。 しかし、それをふまえて考えると、今はネットの利用者的に非常に特殊な時代だと思うことがあります。 現在、ネットの主な利用者は20代〜40代くらいの世代でしょう。 ■参考:「インターネット白書2006」で見るインターネットの現在(1) しかし、この世代というのは、ネットの

    現在のネットにおけるコアユーザーは、非常に微妙な時期にいるのではないかと思う話 - 空中の杜
  • ノーベル化学賞を受賞した下村脩氏の息子下村努氏は超凄腕ハッカー - 空中の杜

    ノーベル物理学賞に続き、下村脩氏がノーベル化学賞を受賞し、株価暴落のニュースを各ニュースサイトのトップから追い出すほどのニュースになっています。さて、この下村脩氏というのはどういう方で、どのような研究をされてきたかというのは、各報道に任せるとします。一応Wikipediaも。 ■下村脩 - Wikipedia 今日はそれに関連することから、ネットの人たちにとって非常に興味深い話題をひとつ。 「下村努」という方をご存じでしょうか*1。この方、先の下村脩氏の息子さんだったりします。しかしネットユーザーには、もしかしたら昨日まではこちらの下村努氏の名前のほうを知っている方のほうが多かったかもしれません(それでも知っている方は、かなりディープな知識の持ち主だと思いますが)。実はこの方、ネットセキュリティ方面では非常に有名な人なのです。 この方の名前を知らなくてもインターネットをやっていれば「ケビン

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