団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

ひとり暮らしの母の悩み

2017年06月30日 | 

実家で一人暮らしをしてる母は93歳、父が亡くなり1人暮らしも

7年目になる、デイサービスに通ってる母の現在の悩みは子供のこ

でも孫のことでもなく、デイサービスでの人間関係である。

 

90歳過ぎても人間関係で悩まなくてはならないのかと思うけど本人

にとっては深刻なようだ、厭ならやめればと思うけど職員のサービス

がいいだけに辞めたくないようだ。

 

母は間違いなく齢をとった、残り時間を数えながら何かをしようとして

いる、だからいままでだったら、隠しとおせた本音が時折表に顔を出す、

懐疑、嫉妬、寂しさ、建前を大切にしたがゆえに不満だらけの人生を送

ってきたのだろうか、と思う時がある。

 

齢を重ねると人間が熟成されるというのは幻想かもしれない、かえっ

儘になる気がする、ただ悩むことが人間が生きてる証しだし、その

とが長生きしてる原動力かなと暖かい眼で見るようにするのが子供の

目だと思っている。


占いビジネスと相談する人の心理

2017年06月29日 | 占い

現在占いビジネスの市場規模は4000億円を超え、全国で1万を

超える事業者がいるといわれてる、特に東京と大阪で26%も占め

ており都会を中心に益々拡大する産業である。

 

どうしてみんな占ってもらうかというと占い師は当然であるがいつ

だって相談者に興味を持ってくれる、多分ひとりの人間として自分

を尊重し向きあってくれる、他人に言えない悩みをいう。

 

だったら身近にいる人に相談すればお金もかからないし、という反

もある、しかし言いにくいというか言いたくない、そこまで信頼

きない、秘密にしたい等の理由で占ってもらう、そう考えると占

師の存在というものは大きい、普通はそんな重大なことを面識の

ない人に打ち明けるなんて普通は考えにくいことである。

 

そして悩みには4種類あるといわれており人間関係(仕事、恋愛)

お金、夢(目標)、健康(心、体)、そしてここからが占い師の技

量でいかに聞く力が必要か相談者からの情報を引き出すため、いか

に観察するか、やはり占い師にとっては聞く力、質問力、伝達力等

が要求されるはずである。

 

この産業が伸びてるのは悩みや不安を抱えてる人や決断できない人

の後押しができるからだと思う、もしかしたら当たる、当たらな

いより相談者にとっては悩みを聞いてもらう場所なのかもしれない。


タブー視される高齢者の性問題

2017年06月28日 | 老後の生き方

先日NHKのクローズアップ現代で「高齢者の性」問題について特集

された、触れることがタブー視される一方セックスは高齢者にとっ

ても重要活動であり、脳を若々しく保つ効果があるという研究が発

表されているという。

 

 ただアダルトサイトの詐欺にあう高齢者、介護現場での女性職員へ

のセクハラ、派遣型風俗、夫婦の性愛と高齢者の性の問題も多岐に

わたっている、それだけに30分の番組にテーマを詰め込みすぎた

感じがある。

 

また日本性科学会のアンケート調査では男性の性的欲求が70代で

76%もあり現在の高齢者は若いというデータが出ている、しかし

周りに打ち明けにくい性の問題、夫婦で話しあうことが大切だとい

う番組での発言があったが人それぞれ違うような気がする、どちら

にしても、ふれることがタブー視される高齢者の性、難しい問題で

ある。


気楽に語る老いについて

2017年06月20日 | 老後の生き方

誰もが齢を重ねると老いを迎える、その老いについてもっと気楽に

語りあおうというお年寄りの座談会のなかの名言と思われるフレー

ズを集めてみました。

 

■ 人間、今が一番若いんだよ、明日より今日のほうが若いんだから,

 いつだってその人にとって今が一番若いんだよ。

 

■ 齢をとったら転ばない、風邪をひかない、食べ過ぎない、これで

 10年は長生きします。

 

■ 朝食に何を食べたかは忘れてもいい、朝食を食べたことを忘れなけ

 れば、それでいいんです。

 

■ 寝るというのは結構エネルギーが必要なんですよ、老人が早起きす

 るのは、そのエネルギーがないからです。

 

■ まず義理とつきあい、これを捨てることで健康を守っております。

 

■ 孫にだよ、おじいちゃん、大きくなったら何になるの?って聞かれ

 ちゃった。

 

■ 時のたつのが早いなあと思うようになると人生がわかってくるんで

 す。

 


振り込め詐欺が減らない

2017年06月19日 | 老後のお金

振り込め詐欺(オレオレ詐欺、架空請求詐欺、還付金詐欺)を始め

とする特殊詐欺の被害が後を絶たない、平成27年度振り込め詐欺

の被害がなんと12762件で390億円の被害額である、今年に

なっても毎月20億円~30億円の被害が出てる状態である。

 

TV、新聞でも高齢者が1000万円、2000万円という大金をい

とも簡単に加害者に渡している、被害者の証言によると普段から振

り込め詐欺の実態については知っており注意してたという、それな

のになぜ?と思う。

 

もしこれが手紙やメールであったら言葉を読み疑う時間があるはず、

しかし電話、音声言語であれば、待ったなし迫真の演技が加われば

一段と騙されやすい、ましてやいつもひそかに心配していたことで

あれば、なおさら冷静にならず騙される、さらに追い打ちをかける

ようにこの事態を家族から責められ、悩み自殺したケースも現実に

起きてることは実に悲しいことである。

 

振り込め詐欺被害のニュースが流れるといつも不思議に思うのは、

お金のある人が標的になってることである、加害者がどこかで情報

を入手してるのでは?と思う、いずれにしても人の不安心理を巧み

につく振り込め詐欺は許せない。


イチローの言葉へのこだわり

2017年06月17日 | 言葉

一昨年1月29日大リーグマーリンズに移籍した際の入団会見でフ

ンへのメッセージを求められ「これからも応援よろしくお願いし

す…とは絶対に言いません、応援していただけるような選手であ

ためにやらなくてはいけないことを続けていくこと」 といったあ

きたりの言葉でなくイチローの個性が表れている。

 

またトヨタの豊田社長との対談で「言葉へのこだわり」のテーマで

次のように語っている、「自分が思っている感覚を表現するのに的

確な表現、言葉が欲しいのでいつも探している、いいこと言ってる

けど伝わらないという人は結構いて、そういう人は頭で理解してる

人、自分の中から生まれてきていないからなんとなく薄っぺらく感

じる、わかりやすい誰もが理解できる言葉で表現したい」と言葉の大

切さ、そして言葉こそ人間の表情であることをを力説している。

 

イチローの名言といわれた言葉のなかで個人的に好きな言葉を列挙し

てみました。

■ やってみて「ダメだ」とわかったことと、はじめから「ダメだ」と

 いわれたことは違います。

■ しっかりと準備もしていないのに目標を語る資格はない。

■ 夢は近づくと目標に変わる。

■ 小さなことを重ねることが、とんでもないところに行くただひとつ

 の道。

■ 少しずつ前に進んでいるという感覚は人間としてすごく大事。

 


居眠りはリラックス効果がある

2017年06月13日 | 健康

最近早起きのせいか日中眠くなる時がある、特に昼食のあとは眠く

なる、それは人間の体が覚えてる生体リズムのせいだといわれてる、

又退屈すると眠くなることもある、例えば会議とかセミナー等であ

る。

 

長い時間を費やし堂々巡りの議論、メリハリのない講演、最近地域の

会合に出てるとそんな場面に遭遇する、これは退屈という緊張に耐え

られないから、かえって人間にストレスを与えそのストレスが睡眠を

要求するらしい、さすがにそういう場所で居眠りすることはないけれ

どストレスになることは理解できる。

 

一説によると居眠りほど自然な眠りはなく自然治癒力を高めリラック

ス効果があるという、さらにリラックスすると体の免疫機能が高まり

病気に対する抵抗力がつくといわれてる。

 

居眠りは場所さえわきまえれば、いいことずくめである、居眠りは意

識を失う一瞬でも効果があり、5分か10分の短時間の居眠りが最も

効率がいいということを初めて知った、仕事をしてる人はこの短時間

の居眠りを休憩時間にでも実践してリラックスを体感するのもストレ

ス解消になるだろう。

 

 


僕が64歳になっても

2017年06月12日 | 音楽

 「僕が齢をとって髪が薄くなり、君の膝のうえには可愛い孫が座っ

 ている、そんな齢になっても君は僕を必要としてくれるかい?」 

 

 ビートルズのポールマッカートニーの作品「ホエン・アイム・シッ

クステイー・フォー」「僕が64歳になっても」の歌詞の一部であ

る、ポールマッカートニーが1966年、24歳の時、ビートルズ

がレコーデイングにした曲で、ちょうどポールのお父さんが64歳

のときのことだった。


 


その後ポールは結婚したが1998年最愛の妻リンダを亡くし、そ

の後再婚した妻ヘザーとはちょうどポールが64歳になる頃離婚と

いうことになり、この作品のようにいかなかったのは皮肉なものだ。


 


この曲はラブソングでもあり、リタイヤした男性の人生後半にむけ

た応援歌のような気がする、ちなみに私がこの曲をしったのは今か

ら5年前ちょうど64歳の時、会社を退職した翌年だった。

 

 

 

 

The Beatles - When I'm Sixty-Four


「小泉今日子書評集」の魅力

2017年06月06日 | 

芸能界きっての読書家、女優小泉今日子さんの「小泉今日子書評集」

2005年から10年間、 読書委員の書評97冊をまとめたものであ

る。

 

 

この書評が独特なもので自らのエピソードを交えさりげない文章で

み手を惹きつける手法は秀逸である。

 

そこで4冊の書評の冒頭部分を紹介したいと思う。

 

■穂高明「これからの誕生日」

 

見ず知らずの人の人生を想像してみることがある、この世にはたく

んの人が生きていてそれぞれの毎日がある、私の陳腐な想像を超

える幸福や悲しみがきっとある。



 ■辻村深月 「ツナグ」

 

死んでしまった人に一度だけ会えるチャンスがあるとしたら私はど

するだろうか?



 

■益田ミリ  「ほしいものはなんですか?」

 

とりあえず今を生きるために必要なものを十分に手に入れてしまっ

私にはほしいものなんてないのかもしれない、でも心のどこかで

自分の人生には確かになにか足りないと感じてしまう日々である。



 

■桐江キミコ  「お月さん」

 

この世の中では生きにくそうな人達が悲しくなるくらい、はかなく

小さな夢を見ながら生きている、それでもいいから生きたいんだ!

という切実な思いが伝わってくるからぎゅっと抱きしめてあげたく

なるほどみんな愛おしい。

 

このように本の中身についての評論に入る前に、冒頭の一行で読み

手を惹きつける、自分が考えていること、感じていること、懐かし

い記憶など小泉今日子という一人の女性の本音が聞こえてくるとこ

ろが魅力である。



 

特に「別れ」について言及した次のフレーズが私が最も気に入ってる

評のひとつである。

「生きている私はサヨナラを言った人たちのことを時々思いだす、求

られれば思い出を語る、そうすれば私は死ぬまでその人たちは私の

なかで一緒に生きているような気がして頼もしい気持ちになる」


旅の魅力は非日常の世界

2017年06月04日 | 旅行

旅の魅力は解放感と非日常の世界を体験できることである、知らな

い土地に行き旅先で目にするものが、何でも新鮮に感じられ興味を

ひく、綺麗な景色を眺める、美味しい物を食べる、名所巡り、旅は

非日常の世界、日ごろ繰り返され日常から離れることは日々の生活

を豊かにしてくれる。

 【玄海灘の夕日】

 

地域の日常は旅するものにとっては非日常であるというのが実感で

きる、ふだん見逃してる美しい光景や眠っていた感性をよみがえら

せてくれる、そしてなんといっても自分自身を見つめなおすきっか

けを与えてくれる、そんな魅力が旅にあると思っている。

 

 【ハウステンボス】