サブカルクソヒンバ(サブカルクソ牝馬)とは、アニメ「ポプテピ記念」のキャラクターである。
概要
2018年6月に公開された、JRA(日本中央競馬会)と「ポプテピピック」とのスペシャルコラボアニメーション「ポプテピ記念」内に登場したキャラクター。「予想編」「パドック編」「レース編」に分かれたこのアニメ作品のうち、「パドック編」に登場した。
この編はアナウンサーがパドックの競走馬を順に紹介していくものだったが、「さあ、それではパドックを見ていきましょう。1番、サブカルクソヒンバ。プラス2キロ」と最初に紹介されたのがこの牝馬。
セリフは「わたしこう見えてぇ けっこう競馬とか出ちゃってるんですよねー」の一言のみ。担当声優は不明。この「ポプテピ記念」は主役の「ポプ子」と「ピピ美」以外の出演クレジットが公開されていない。
このセリフの後にアナウンサーから「下北で買った個性が光ります」とのコメントが入った。
容姿は全体的に紫がかった色調で、赤紫のメッシュが入った紺色ロングヘアのような髪型(タテガミ型?)をしており、お尻のあたりにはネコのような謎のマークが入っている。またヘッドホンを首にかけ、小さなメガネをかけている。
元ネタ
原作の4コマ漫画「ポプテピピック」では、「ポプ子がサブカル系女子を「サブカルクソ女」との蔑称で呼んで過剰に敵視する」というネタが複数回登場している。この「サブカルクソヒンバ」もその流れを汲んだものであり、サブカル系女子を揶揄したものである。
「下北で買った個性」というアナウンサーのセリフも、「サブカル系女子が下北沢によく出没する」とされることを踏まえつつ「個性派を気取りたがるが既成の型にはまっている」という点を皮肉ったものか。「わたしこう見えて~」の台詞も「変わり者の私」「意外な一面のある私」をアピールしたがるという「サブカルクソ女」のイメージを元にしたものかもしれない。
容姿の元ネタは、髪の色合いなどから元ネタとしてアニメ「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」のキャラクター「アナーキー・ストッキング」を連想した人も居たようだ。しかし全体的なフォルムや目のあたりの描き方、さらにお尻のマークなどから、元ネタは北米のアニメ「My Little Pony -トモダチは魔法-」(原題:My Little Pony:Friendship Is Magic)の主役級キャラクター「トワイライトスパークル」かと思われる。
「サブカル女子はヴィレッジヴァンガードを好む」という風説がある。下北沢店も含めヴィレッジヴァンガードは「マイリトルポニー」のグッズやコミックを取り扱ってくれていることで知られている。このあたりから容姿の元ネタとしてトワイライトスパークルが選択されたのかもしれない。
各所の反応
原作である漫画「ポプテピピック」の作者である「大川ぶくぶ」氏は、このアニメが配信開始された時期に自らのツイッターにて「5年くらい前めちゃめちゃめんどくさいタイプのブロニーだったの思い出して悶絶してる」[1]と発言しており、心理的ダメージを受けていたようだ。
ちなみに「ブロニー」とは「My Little Pony」のファンを指すスラングである。
一方ネット上のブロニー界隈からは、大いにウケて笑っている反応も多かったが、「サブカルクソ女」の蔑称の文脈で触れられたことについて不快感を表する声も皆無ではなかった。だがこのキャラクターのイラストを描き始めるブロニーの絵師も多く、意外と好意的な反応が少なくなかったことは確かである。
ちなみに、イラスト投稿サイトpixivにこのキャラクターを題材にして投稿されたイラストは2018年6月21日現在5件あるのだが、その内4件はR-18タグの付いた成人向けのイラストである。なぜこんなことになってしまったのか。
サブカルクソヒンバは目をパッチリ開けておらず少し半目気味である。半目は色っぽくセクシーな印象を与えることがあるという。この目が何かを掻き立てたのかもしれない。
表記・呼称
ネット上では「サブカルクソヒンバ」および「サブカルクソ牝馬」の2つの表記が混在している。
前者は、日本の競走馬の馬名のルールとして「カタカナ9文字以内」という規定があるためにすべてカタカナにしたものと思われる。一方後者は、元ネタである「サブカルクソ女」の「女」の表記が漢字であることに倣ったものであろう。
どちらかといえば後者の「サブカルクソ牝馬」の方が多いが、双方の表記にそれなりの理由と妥当性があるためなかなか統一されづらいと思われる。このキャラクターについて調べたり画像を探したりする際には、「サブカルクソヒンバ or サブカルクソ牝馬」という検索キーワードを入力して「or検索」を駆使するなど、一定の工夫をされたい。
一部の英語圏のサイトでは「sabukaru kuso hinba」とローマ字表記で、あるいは「fucking subculture mare」(あるいは語順違いで「subculture fucking mare」)などと英語に訳して呼称されることもあるようだ。
関連動画
このアニメはニコニコ動画でも公開されているため、公開期間内であればその動画内でその姿が確認できる。登場シーンは再生時間00:48~01:00ごろ、および3:03~3:15ごろ。
関連静画
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関連リンク
関連項目
脚注
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