東京音頭とは、日本の盆踊りの曲である。
歌詞には東京を意識した地名が幾つか混じっており、プロ野球球団の東京ヤクルトスワローズやプロサッカーチームのFC東京の応援曲としても使用される。
概要
1932年(昭和7年)に作曲された曲で、当時は「丸の内音頭」という曲名であった。翌年の1933年に歌詞と題名を変えた「東京音頭」がレコードとして販売された。第二次世界大戦後にGHQの検閲から歌詞の2番・5番・8番が削除され、現在歌われる「東京音頭」の原型となった。
現在でも、盆踊りの時期に東京の各地区で東京音頭が流されている。
プロスポーツの応援歌として
冒頭にも記述した通り、東京ヤクルトスワローズやFC東京の応援曲としても東京音頭が使用されている。(スワローズとFC東京は、お互いの競技場にマスコットキャラクターを派遣したり、座席割引の提携をしている。)
プロ野球球団の応援歌としては、昭和40年代の東京オリオンズ(現:千葉ロッテマリーンズ)の応援に使われていたが、東京オリオンズが東京スタジアムから仙台の県営宮城球場へ本拠地を移転したのを境に使用されなくなった。
昭和50年代に入り、スワローズの私設応援団長であった岡田正泰の発案で、東京音頭がスワローズの応援歌として使用されることとなり現在に至っている。応援スタイルとしては、リズムに合わせてビニール傘を振る姿が特徴的である。
一方、サッカーの応援歌としてもFC東京の応援の際に東京音頭が使用されるが、こちらでもFC東京のチームカラーである赤と青の傘を振りながら応援していることが多い。
なお、野球でもサッカーでも、東京音頭が流れた際に冒頭のイントロで「くたばれ讀賣」と掛け声があげられることがある。この中の「讀賣」は、読売新聞グループが出資している野球球団の読売ジャイアンツや、あるいは過去に読売新聞グループと資本関係があったサッカーチームの東京ヴェルディを示しているものである。(東京音頭を応援に採用しているチームのファンやサポーターの中には、「くたばれ讀賣」の掛け声を快く思ってない人も存在する。そのため、予めTPOに気を付けた上で「くたばれ讀賣」を使うことを推奨する。)
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関連項目
- とびだせヤクルトスワローズ(球団歌)
- 闘魂こめて・・・読売ジャイアンツ
- 熱き星たちよ・・・横浜DeNAベイスターズ
- 燃えよドラゴンズ / 嵐の英雄・・・中日ドラゴンズ
- 阪神タイガースの歌(六甲颪)・・・阪神タイガース
- それ行けカープ・・・広島東洋カープ
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