監とは、以下のことを表す。
- 監(ゲン) - 奈良時代に置かれた地方行政区。芳野監、和泉監の二つがあった
- 監(ゲン) - 日本の律令制における等級の一つ。太宰府の第3位
- 監(ゲン) - 日本の律令制において春宮坊の下にあった機関の一つ
- 諸葛監(1717年 - 1790年)- 江戸時代中期の画家
漢字として
- 意味
- 鏡、鑑みる(鑑と通じる)、上から下を見る、見張る、取り締まる、お目付け役、政治を代行する、役人、宦官、監獄、という意味がある。
- 〔説文解字・巻八〕に「下を臨むなり」とある。
- 字形
- 諸説ある。〔説文〕は、臥に従い䘓の省略を声符とする形声としている。ほかに、臥+皿の会意で、皿に水を張って水鏡としてそれを上から覗くという字であるという説、臨声で皿に従う形声説、臨声で血に従う形声説などがある。
- 音訓
- 音読みは、カン(漢音)、ケン(呉音)、訓読みは、かがみ、みる。名のりに、あき・あきら・かね・ただ・てる、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 監を声符とする漢字には、懢、𢅡、嚂、㜮、濫、㩜、藍、檻、𥌈、襤、鑑、𨣨、䰐などがある。
- 語彙
- 監禁・監軍・監護・監察・監察御史・監視・監守・監修・監置・監督・監理・監臨
異体字
- 1
- 0pt
この記事は自動でリンクされないように設定されています!